国を企業と例えると意外と面白い

日本を企業と例えると新しい視点が見えて面白いと感じたたくゆきです。

日本=不採算部門を少ない採算部門で支えている企業

日本は多くの高齢者を少ない若者で支えているので不採算部門を少ない採算部門で支えている大企業であると言えます。

この時、企業が取れる対策と実際の政策を例えてみました

➀不採算部門の売却、従業員のレイオフ
米系の企業だと多いですが、日本だと少ない解雇も対策の一つです。しかし、国家は人を追放することができないのでそれはできません

➁採用
採用して採算部門に人を増やせば収益が上がりますね。国家で考えた際に採用は外国人労働者を増やすこと・移民を増やすことだと言えます。それらは即戦力採用(転職)かつ将来投資(将来的な子供による労働)のどちらも兼ねていると考えられます。

➂不採算部門の人を採算部門へ異動
国家ではこれは労働年齢の引き上げを意味します。全員は不可能ですが、ある程度の人を働かせることで全体の最適化が可能です。

➃投資
企業の投資活動は国家の場合、教育や子育てに投資することだと思います。

発見:移民・外国人労働者という政策はかなり効率がいい。

移民・外国人労働者という選択は即戦力を増やしつつ、将来的な投資効果も兼ねていて、教育対策に比べ現代への負担も小さいと思います。その後の融和政策等は大きな課題がありますが、実施段階におけるリスクの低さはわかっていただけると思います。

日本や諸外国が移民政策や外国人労働者を入れますが、その理由が分かった気がします。

上記のような対策をすぐ取れば、徐々に国家はよくなっていくと思います。

なぜ政策を取り国家は向上しないのでしょうか?

大きな理由:色々な意見の人が多くて方向性がまとまらない。色んな人の意見を受け入れないといけないためどうしてもスピード感に欠ける

様々な考えの人がいるため、大きく方向性を変える舵を切ることができません。

そのために、ある程度国民の意思を統一する必要があり、軍事政権における教育などでは意思の統一を大きく図っていたと思います。一方で現在の教育では似通った思想にするのは難しく、国家統治の難しさが感じられます。

つまり、組織に所属する人の考え方をある程度統一させることが国家の判断におけるスピードに影響すると言えます。

これは企業でいうビジョンに相当します。つまり、ビジョンが統一していれば意思決定のスピードが重要ということがわかります。

これ故に、企業でのビジョンの統一が昨今のベンチャー企業では重要とされていると思います。例えば、Netflixの企業文化はとても話題になりました。かなり自由度が高い企業ですが、ビジョンが浸透しているからこそ、できると謳っています。個人的にNetflixのファミリーではなくスポーツチームを作るというカルチャーは好きです。

ビジョンの浸透がはっきりしている会社は多いが、技術系の会社ではなかなかない

日本でもビジョンの浸透がはっきりしている会社はあります。楽天やリクルート、Sansan、リンクアンドモチベーションとかとか。ただ、この中にゴリゴリの技術系の会社はありません。

その要因は技術系の多くが、純粋に技術を追求したいという欲求を持っている人が多く、社会へのアウトプットにそこまでフォーカスしていないことだと思います。

テック系でそのようなビジョンを持っている人は中々いなく、採用が難しいといったことも挙げられます。

なんとか技術ドリブンの会社だけどはっきりビジョンが浸透している会社を作ってみたいものです。

ここから見える新卒採用の重要性

ビジョン、理念の浸透という意味で新卒採用はかなり効果的だと思います。日本だと、解雇がほとんどできないです。それゆえ、違いビジョンを持っている人を気軽に切ることができずに、会社の迅速さに悪影響を及ぼしてしまいます。(今の大手企業はこうなのでは?)

なので、初めにある程度洗脳しやすい人を入れて、染めていく方法が効果的であることがわかります。

まとめ

国家と会社の類似点を出すと、国家政策上の移民政策の有用性がわかりました。また、今の国家が上手くいかない原因の一つは思想が統一されてないからだと推測し、それは企業ではビジョンに値します。

そのビジョンを共有しているかが企業としての決定の迅速さに影響し、多くのベンチャー企業がそれを重要にしています。

日本の大企業はクビにできないので、ビジョンの浸透のために新卒を多く採用することは合理的である。


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