相手の立場に立つことの日本と欧米の違い

相手の立場に立って考える、小学校のころから口ずっぱく言われていることですが、日本のそれに違和感を感じているのでそれについて話します。

日本式:相手の立場に立つこと

➀相手の考えに意見しないことで相手を否定しない

意見を言い、波風を立てることを過度に嫌う人がいます。小学校のころから、私たちは意見を言わないで周囲と協調することを求められてきました。

デメリット:「違う意見=わかりあえない⇒関わらないor表面上の関わり」といったものになりがちです。相手に意見を言わないので、相手の深部まではわかりません。
メリット:異なった宗教観や信条を持つ場合、深く関わりすぎないことがいいかもしれません。
⇒とはいえ、米国では人種による分断が起こっているため、完全にいいとは言えませんが、難しいですね。(米国では人種別にコミュニティが偏ってしまうことがよくあるそうです。)

➁自分がやられたら嫌なことをしない

これは矛盾を含んでます。相手が自分と違う文化・考えの人の場合、相手の立場に立てるのでしょうか?相手のことがわからないので相手にとって嫌なことができるわけないのです。

結論:素晴らしい考えであるが、相手は自分と同じという前提が入っている
結局、相手の意見を理解するためには意見するしかない

欧米式:相手の立場に立って考える

意見して、議論して、徹底的に話し合う

欧米ではもちろん、一定の礼儀があった上で相手に意見を言って、議論するという文化があります。僕がドイツにいるときは自分自身が意見を言うし、言われてもいいと思ってたので気楽でしたね笑

メリット:問題があった時に徹底的に議論できる。違う価値観の人の気持ちがわかる
デメリット:お互いの意見を主張し、議論を論理的に的確に進める必要があり、論者が賢くないといけない。

結論:日本式と欧米式どっちでもいいが、ビジネスでは欧米式にしよう

個人的にビジネスとか問題について取り扱っている時に日本式全開でくるのは嫌です。解を出さなければいけない時は欧米式。あやふやなままでいい場合は日本式でいいのではないのでしょうか(自戒も込めて)。

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