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RTA in Japan Summer 2022 参加レポート(まじかるキッズどろぴー解説、Paris Chase解説、ツヴァイ!!解説、技術ボランティア)
【8/23追記修正】
・反省会のTwitch録画を掲載
【8/17追記修正】
・ツヴァイ!!にて、やっかさんにSkebイラストを依頼した旨を追記
・Paris Chaseにて文章が途中で切れてた箇所を修正
私はこういう記事を書く際、長文になりがちで記事の公開も遅れてしまうのですが、今回はイベント終了直後の熱気が冷めないうちに、細かい点は置いといてすぐに書いて公開することにしました。そのため、この記事は大まかな話で、詳細なエピソードなどは今後実施するTwitchの反省会配信でお話しします。
【8/23追記ここから】
8/15~8/22に掛けて配信した、反省会配信のTwitchダイジェスト(録画)をまとめたコレクションです。1回目は私一人で語る形式ですが、2回目以降は走者・解説・ボランティア・リスナーなど、RTA in Japanに関わった立場を問わず、通話凸を受け付けて1対1形式での反省会としました。1対1形式である理由は、私自身が複数人数での会話が苦手なためです。今後も反省会はこの形式で実施したいと思います。
【8/23追記ここまで】
自己紹介
今回の解説で知って頂いた方も多いと思うので簡単に。某限界集落出身の基本はRTA配信を見ているリスナーです。RTA自体は年に1度開催されている、内藤九段将棋秘伝トーナメントに出場している程度の活動頻度です。
内藤九段将棋秘伝RTAは、30秒で終わる将棋ゲームのRTAです。と言っても真面目に将棋をするのではなく、所定の詰み手順があり、それをいかに正確に速く入力するかというRTAです。過去のRTA in Japanでもトーナメントが開催されており、現在はRTA RacingというRTA並走を専門に取り扱うTwitchのチャンネルにて年に1度開催されています。2022年4月に行われた第5期トーナメントで、私がそれまで4期連続で王者に輝いていたyagamuu氏を破り、優勝者に与えられる栄誉ある称号「内藤九段位」を拝受しました。
・本将棋 内藤九段将棋秘伝シングルエリミネーショントーナメント
・無敵時間杯 第5期内藤九段将棋秘伝トーナメント
![](https://assets.st-note.com/img/1660639877745-BUnyFMDWaP.png?width=1200)
また、RTAイベントの運営やボランティアを担当しています。
・Long Speedrun Summit 運営
・不思議のダンジョンRTAフェス Super Staff
※その他、各種RTAイベント単発で募集しているボランティアを色々
RTAイベントのボランティアをやるモチベーションの源泉は、普段リスナーとして楽しませてもらっているRTAに対して少しでも自分なりの恩返しがしたいことと、イベントの中心に入ることで人脈や技術が広がることです。良い子向けの理由もありますが、ちゃんと私利私欲も入ってます。
イベントでやったこと
視聴者
解説(まじかるキッズどろぴー) 走者:stone_cliveさん
解説(Paris Chase) 走者:kamiaさん
解説(ツヴァイ!!) 走者:ゆきのすけさん
技術ボランティア(配信管理)
勝手にボランティア(雑用)
視聴者
主に会場での観覧です。イベント期間中、自宅にいる時間は基本的に風呂と寝る時だけでした。通常の観覧で会場に居られる時間はゲームの区切りで多少前後するものの、およそ9:00~22:00の間ですが、ボランティアは夜間も含めて24時間、かつ自分のシフト時間ではなくても会場に自由に出入りできます。
2019までの秋葉原ハンドレッドスクエア倶楽部で開催されていた時は、自宅が近いので自転車を秋葉原駅周辺の駐輪場に停めて会場に行ってたので、終電も気にせずでしたが、今回は最寄り駅が外苑前ということで少し遠くなるのと、夏ということでクソ暑いため、深夜帯は諦めて自宅に帰ることにしました。解説やボランティアの時間がほとんど昼~夜あたりだったのもあります。
ドルアーガの塔
走者:加藤さん
一番楽しませてもらったのは、何と言っても加藤さんのPCエンジン版ドルアーガの塔です。以前から存じ上げており、こういうことを言うと尊大であることは承知の上ですが、こうなることは分かっていました。こんな面白い人がバズらないはずはない!!!
加藤さんは実は、RTA in Japan Winter 2021にて同ゲーム別カテゴリで一度当選されていたんですが、ゲームに一瞬だけセンシティブなシーンがあるためか落選に変更されてしまったという経緯があります。今回当選になったのは「詫び採用」かな?(注:外部の人間が勝手に言ってるだけです)
その落選直後、闇の大会と言われる某イベントにて、まさに落選されたゲームと同じもので当選するという救済的な動きがあり、加藤さん的に少し救われたのかなと個人的に勝手に思ってました。そんな経緯もあってイベント本番を見たのですが、そこでは皆さんご覧頂いたRTA in Japan Summer 2022での加藤さんと同じ光景が繰り広げられていました。
まさかこんなに早く日の目を見るとは…、インディーズ時代から応援していた人がメジャーデビューしてしまった寂しさもありますが、それよりも嬉しさのほうが勝ります。
加藤さんとは、会場で直接挨拶させて頂いて、後ろのソファー席でも応援させて頂きました。初めてのオフラインRTAイベントで、しかも出番直前で緊張している中、ズカズカと話し掛けてしまって本当に失礼しました。推しと話せたということでテンションが非常に上がってしまい、相手側の事を考えておりませんでした。その他、細かいやり取りは加藤さんの記事をご覧ください。
「ソファー席から応援してもいいですか?」って聞いても、そもそもソファー席が何なのか分からないですよね。会場カメラ映像を見ると分かりますが、白く大きいソファーが走者席の後ろにあって、いわゆる最前列の応援団的な座席です。2019以前の秋葉原ハンドレッドスクエア倶楽部で開催していた時代も、会場のソファーを使って同じような座席がありました。座るために特別何か手続きが必要なわけではないので、空いていれば座っていいと思います。ただ、開始前に走者の方に座る旨を一声掛けておけば「すぐ後ろで応援してくれてるんだな」ということで励みになるかもしれません。
時間帯的な都合もあるので仕方ない部分もありますが、今回知っているゲームで始まる前にご挨拶させて頂いた走者の方の中には、ソファー席に座ってくれる知り合いがいないということでお話しされてた方もいらっしゃいました。その時は、私も元々空いてるならソファー席から応援したかったので、そこら辺にいた暇そうな顔見知りも誘って、ソファー席から応援団をさせて頂きました。ソファー席楽しいけど、唯一のデメリットは座り心地が良過ぎて眠くなってしまうことです。
写真はそういえば撮り忘れてしまった。加藤さんとツーショット撮りたかった。またいつかオフイベで会いたいです。無敵時間さんのツイートを引用させて頂きます。
悲鳴の走者さんw
— 無敵時間 (@mutekijikan) August 13, 2022
GG!!でした! https://t.co/fDsxejfmEb pic.twitter.com/ilxOvHeh5H
加藤さんのnote記事によると、無敵時間さんが加藤さんの着ていたイナミさんTシャツに食いついて話し掛けていたそうなんですが、加藤さんは何故か失念している。一体どういうことなんだ…。キャラのモデルというか元ネタを認識していなかったのかもしれない。
リフレッシュスペースに進む途中、物販で声をかけられる。
名札を見たら無敵時間さんだった。
「それ、〇〇さんのTシャツですよね! 写真とってもいいですか。〇〇さん喜ぶぞ~」(〇〇は失念。-20点)
その他、次のゲームで会場カメラに映るソファー席ないしその付近の座席に座らせてもらいました。簡単ですいませんが、経緯と思い出だけ。
スーパーマリオブラザーズ
走者:まんまるさん, kosmicさん, DAIさん, nuirapaさん
解説:核さん
日本勢3名、海外勢1名の国際混合レースです。実はレースの応募は、複数名応募していても、実力等でしっかりと審査されているためか、例えば4名応募が3名並走、2名応募が1名単走となっているケースがありました。そんな中、海外勢のGDQに何回も同ゲームで出場経験ありの大ベテランkosmic氏とのレースが成立すると判断されている、日本勢お三方は本当に凄いと思います。
そしてそのレースを解説するのに、この人ほど相応しい人はいない。某限界集落と呼ばれるコミュニティ時代から10年以上、同ゲームのRTAやイベントで実績を築き上げてきた核さんです。これはもう後ろで応援するしかねえ!という感じでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635829979-1JuEXzwOSp.png?width=1200)
日本勢の3名は会場参加のため、開始前の機材セットアップも割とバタバタしていたので、勝手に手伝いをしていたのですが、実はその間にソファー席やその周辺が完全に埋まってしまいました。諦めて配信ブースのほうからでいいかと思って引っ込んでいましたが、OIL KENさんが「座りなよ!」と席を譲ってくださいました。ご本人曰く、譲ったというより「あの席に居て欲しいという願望」との事でしたが、そう思ってもらえるだけでも本当に嬉しいです。あの席からあの白熱レースを応援できて、本当に良かった!そして見事1位となったDAIさん、おめでとう!
ロックマンX
走者:ぺんそさん
某限界集落繋がりで、同郷の人間ということで勝手に親しみを持っていました。イベント前は、ぺんそさんの配信に当選祝いのコメントをしていた程度でしたが、実際にお会いして色々お話しできて本当に良かったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635921000-jwWc9rwv9B.png?width=1200)
写真のSFC本体の少し向こう側にメジャーが写っていますが、これはぺんそさんがモニターとの距離感を測るのに使用されていました。ガチのRTAプレイヤーはこんなものまで持ち込んで使っていることにびっくりしました。他にもコントローラーの使い方とか、現地だからこそ分かる走者の方のスタイルは、オフラインイベントならではという感じです。
同じくロックマンXシリーズのzeromodokiさんと一緒に練習風景を見させてもらってました。不思議なのは界隈的な繋がりだけで言えば、同郷のぺんそさんよりzeromodokiさんのほうが接点がなくて薄いはずなんですが、2021年12月に行われた「Mega Man X Max Speedruns」にて解説の依頼を頂いたのをはじめとして、秋葉原のオフラインRTAイベント「AKIBA RTA Live 夏の陣」にお誘い頂いたのもあって、zeromodokiさんとはもう超顔見知りみたいな関係になってました。その時のzeromodokiさんのレポートnoteはこちら。
ぺんそさんに申し訳なかったのは、練習中そっちのけで、zeromodokiさんと何故かビーダマンの話で大盛り上がりしてしまったことです。
忍者龍剣伝3作リレー
RTA in Japanの運営3名で、ファミコンの名作アクションゲームシリーズである忍者龍剣伝1,2,3をリレー形式で走ります。激ムズゲーのはずなんですが、お三方とも華麗に打開しているのが凄かったです!
やりたかったものの、色々とタイミングが合わず長年越しの企画だったようで、終わった後にスタッフ用の控室でお互いに「できてよかったね、本当にありがとう」的なお話しをさせてたのが尊かったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1660637571540-nXXneSvUif.png?width=1200)
がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻
正確には、同じく偏差値60さんが走っていたその前のゲーム「魂斗羅スピリッツ」からソファー席に座っていまして、メインは当時とても遊んだゆき姫のほうでした。偏差値60さんとは全く接点もなく初めてましてでしたが、私の存在は知って頂いていました。結構こういう走者さんがいらっしゃるようなので、解説請負活動をやってて良かったなと思います。
本番はゆき姫のテクニックはもちろんのこと、偏差値60さんの独特なワードセンスと、それを捌きながら的確に解説を入れるはなげさんという、コンビバランスが凄かったですね。解説請負をしている身としては見習いたいものです。でもそのためには、普段から同じコミュニティで見知った関係ではなくゼロからのスタートでそこまで作り上げなければいけません。100は無理にしても、そこまで持って行けるかというのは試行錯誤しています。
解説
まじかるキッズどろぴー
走者:stone_cliveさん
走者のstoneさんと知り合ったきっかけは、stoneさんが突然!マッチョマンでRTA in Japanに出場する前の、突然!マッチョマンのRTA配信をしていた時代だったと記憶してます。昔、通常プレイ配信を見たことがあって、個性的なゲームながらアクションとしては意外としっかりしているな、というイメージで、RTA in Japanにこれで出たら結構面白くなるだろうな、くらいには思っていました。
その後は、Twitch配信でお互いにレイドやコメントするくらいのいい感じにゆるい関係でしたが、stoneさんがまじかるキッズどろぴーのRTAに着手され、各種RTAイベントで採用された際に解説をお願いしたいというお話を頂き、某イベントやAGDQ2021の日本語リストリームでの解説を経て、今回に至ります。
RTA in Japan Winter 2021では、バックアップ採用でした。バックアップの場合は時間がかなり変動するので、stoneさんと綿密にスケジュールを共有して、バックアップの連絡が来たらすぐに対応できるようにしていました。1回だけ応募できなかったタイミングがありましたが、それ以外は全て応募するも残念ながら出番はありませんでした。ただ、バックアップは次のイベントで当選しやすい説(注:外部の人間が勝手に言ってるだけです)があり、今回でめでたく採用となりました。
基本的な台本は2021冬の時にほとんど完成しているので、事前準備の手間はほとんどありませんでした。stoneさんは普段からどろぴーRTAをやっていますが、私はさすがにその間ほとんど見られていなかったので、リハーサルの練習は3度ほど行いました。やはりブランクがあるためか、台本には喋ることが書いてあるのに、なぜか内容が飛んでしまって口に出せなかったり、そもそも文章量が多すぎて喋り切れなかったり、どういうつもりでこの台本書いたんだ状態になってしまいました。特に3面あたりは出来が酷く、stoneさんに何度もやり直してもらいながら喋る内容を調整しました。裏技コマンドで途中面から始められるのが幸いしましたね。
stoneさんはオンライン参加ですが、走者がオンラインでも解説がオフライン、またはその逆という変則的な形式も対応可能でした。どうしようかstoneさんと軽く話し合いましたが、お互いオンラインで軽くやりましょうと言って下さったので、どろぴーは深夜の時間帯でしたが会場に行く必要がなくなりました。終電と始発の関係で、深夜に会場にいるためには結構残っていないとだめなんですよね、それはそれで一般観客のいなくなった広々とした会場で、色々話をしたりゲームをやって遊んでいた方々もいるようなので、それはそれで楽しそうですが。一応記念のために、オフ会場で私の持っているどろぴーを映しておきました。今更思いましたが、画面綺麗に取ろうとし過ぎてますけどこれだけだと会場で撮ったことが分からないという。ちゃんと周りの風景含めて撮れば良かったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1660639097308-6BuEb6CHtt.png?width=1200)
本番は、オンラインということもあってほとんど緊張せず、リハーサル通りに対応ができました。1機も失わなかったstoneさんも本当に凄い! 私は短いゲームを解説担当する場合、ほぼ自己ベストの動画を前提に完全に喋り台本で作っているので、ミスなどで時間がずれると結構大変になります。それを理想のプレイほぼそのままで本番を再現してくれたstoneさんに本当に感謝です。
最後に、会場でちょっとした嬉しい出来事がありました。stoneさんの応援イラストをよく描いていらっしゃる、天河(あまがわ)さんと会場でお会いできたことです。最後、会場片付けでバタバタしていたので、お待たせしてしまい本当に失礼しました。
みなさん起きていますか!?RiJ深夜の部、初日から見逃せないんです!!stone_cliveさん(@stone_clive2)が名作「まじかるキッズどろぴー」を走って!?アジーンさん(@discordjinro)が解説を!?最強コンビだ~~~!?かわいい壁抜けどろぴースタンプで応援しながら最高の時間を楽しもう!! pic.twitter.com/7YDICwawzS
— 天河(あまがわ/amagawa) (@mirukii77) August 11, 2022
まじかるな走りとまじかるな解説、おつかれさまでした!!GG!!
— 天河(あまがわ/amagawa) (@mirukii77) August 14, 2022
まじかるあじーんさんオススメの私服どろぴー届いてないよなにやってんの!というお声を聞いたので夏色私服どろぴー2022☆OTSUKARE-SAMAverをお届けします。見逃しちゃった人はアーカイブ観ようね!
(https://t.co/oq1XtOZ14b) pic.twitter.com/3ZXq4GQFTz
こんな素晴らしいイラストを毎回描いて頂いているので、何かお礼がしたいなと思い、Skebでどろぴー採用記念のイラストを依頼させて頂きました。推し絵師に貢げる上にイラストを描いてもらえるなんて、なんて凄いシステムなんだ…。
stone_clive @stone_clive2 さん
— アジーン@RTA解説請負します (@discordjinro) July 13, 2022
RTA in Japan Summer 2022
まじかるキッズどろぴー
採用記念で、いつもstoneさんへの支援イラストを描かれている、天河 @mirukii77 さんにSkebで応援イラストを依頼させて頂きました!https://t.co/CHiUP86J2z
stoneさんカッコイイ!どろぴーちゃんかわいい! pic.twitter.com/B12cjGZrGs
stoneさん、いつかオフイベでお会いしましょうね!
ツヴァイ!!(Zwei!!)
走者:ゆきのすけさん
解説を依頼頂いたきっかけは、RTA in Japan Summer 2021での野生動物運動会でした。ゆきのすけさんが4人レースの走者で、解説者を探す際に私を推薦して頂き、走者の方全員の了解もあって正式に依頼を頂きました。4人レース、競技順番がランダムというカオスな中での解説というか実況はとても大変でしたが、自分の解説スキルがレベルアップしたという感覚はあります。詳細は下記記事参照ください。
ツヴァイ!!は私も元々そこそこやり込んでいたゲームで、ゆきのすけさんが通常プレイからRTAを始められた時に配信を視聴させて頂いていました。そのため、解説の依頼を頂いた時はとても嬉しかったです。
【8/17追記ここから】
何か自分なりのお礼をしたいと思い、どろぴーでSkeb依頼をしたのと同じようなことをしたいと思いました。依頼先は、個人的推し絵師のやっかさんです。かなり昔のインターネット時代、個人サイトでイラストを公開されていた頃から存じ上げてまして、当時は一方的にアップされるイラストを見させて頂いていただけでした。しかし、昨今はSkebなどのサービスを利用していれば、貢いだ上にイラストまで描いてもらえる! 実際、私が現在使用しているSNSアイコンのRTAちゃんも、やっかさんにSkebで依頼させて頂いたものです。
・▽・)っ skebにてRTAちゃんを描かせて頂きました♪ pic.twitter.com/qCh3cYeGSx
— やっか (@yakka_) December 2, 2021
依頼させて頂き、納品頂いたイラストがこちら!
ゆきのすけ @yukinosuke_yk さん
— アジーン@RTA解説請負します (@discordjinro) July 27, 2022
RTA in Japan Summer 2022
Zwei!!(ツヴァイ!!)
採用記念でSkebにて、やっかさん @yakka_ に
ピピロとポックルを描いて頂きました
ありがとうございます!
こちら、応援メッセージ入りのバージョンです! https://t.co/vAVjdtYpiC pic.twitter.com/UaQ8vhCmEr
Skebはサービス規約上、イラストのお仕事依頼ではなく「リテイクなしの投げ銭付きお題」なので、色々と細かい依頼文面にはなってしまったのですが、忠実に再現して頂きました。うーん、素晴らしい! ゆきのすけさんにも喜んで頂きまして、何よりです。本当にありがとうございました!
【8/17追記ここまで】
準備は主に以下を実施しました。プレイ経験ありのため基本的なゲーム知識はありましたが、RTAとなると展開が非常に速く、どこで何を説明するかの整理は非常に大変だったので、RTAの練習もしながら、解説のための準備に本当にたくさん時間を割いて頂いてありがたかったです。
1週目通常クリアのロケハンプレイ
他の方が作成しているニコニコの解説動画確認
ゆきのすけさんの提出動画確認
ゆきのすけさんからRTAチャートをなぞりながらのレクチャー
上記をもとにして解説用カンペ作成
リハーサル2回程度
ツヴァイ!!の場合はゲーム時間が1時間40~50分程度ということで時間はそこそこあるため、喋り台本形式ではなく、解説カンペ形式で、ゲーム内の一定の区切り単位でおおよそ何を喋るかを箇条書き的にしておき、実際に喋る言葉はその箇条書きを見て、ある程度アドリブにする感じです。準備は楽ですがアドリブである分、毎回細かい言い回しが変わってしまったり、どこかでいい感じの表現できなと思ってもどこだったか忘れてしまったりといったデメリットもあります。一応ローカルで録画はしておいて、全部が全部見られるわけでもないですが、なるべく後で見返すようにはしています。
その甲斐もあって、本番は非常に楽に解説進行ができました。自分はゲームジャンルで言うとRPGが一番好きで、おもにSFC世代のドラクエとFFで育ってきました。解説に関しても得意/不得意で言うならば、長時間のRPGであまり喋ることを事前にガチガチに決めないほうが得意です。事前準備が楽なのもありますが、ざっくりこの辺でこれを喋るということだけ決めておいて、本番はゲーム状況や走者の方が突発的に喋りたいことがあれば、それにも合わせてほぼアドリブでやるという感じです。ツヴァイ!!はアクション要素が入っているものの、基本的には王道のストーリーでBGMも非常に良く、そのスタイルで対応ができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1660643148500-tFWPojMmwQ.png?width=1200)
Paris Chase
走者:kamiaさん
kamiaさんと知り合ったきっかけは本番内でお話しした通り、SGDQ2021のJapanese Restreamです。私は司会進行のボランティアを担当していました。司会進行とは、ゲームの事前予習は不要(自主的にやってる人はいますが)で、各ゲームに解説者がいる場合は最初の紹介や、解説者の希望に応じて話し相手になったり、解説者がいない場合は視聴者と一緒にどんなゲームかを探りながら実況する役割です。
レースゲームのゾーンがあり、「Jelly Drift」「Paris Chase」「Racing Pitch」の3つのゲームをkamiaさんが解説担当で応募されていました。Racing Pitchは、RTA in Japan Winter 2021で披露されていましたね。これも衝撃的でした。しかし個人的にも一番の衝撃だったのは、やはりこのParis Chase。レースゲームなのにほとんどレースしない、むしろセーヌ川に落としてくれと言わんばかりのゲームシステムです。当時のアーカイブはこちら。
ゲーム時間が短いため、どろぴーと同様に時間区切りで完全に喋る台本を作成しました。ステージクリア型なので、区切る場所も分かりやすくてとても助かりました。内容も一度見たものではあったので、ある程度の方向性はありつつ、具体的な部分はkamiaさんのRTA動画を見ながら喋ることを決めていきました。日数が経って改めて読み返すと、結構喋りたいことも思いついたりするので、可能な限り長い言い回しは短く変えて喋る文字数を減らし、詰め込むに詰め込んだ結果となりました。
基本的なスタンスは、野生動物運動会の時と同様で詳細はその時のレポートにも書きましたが、面白いゲームを「これは面白いものなんだ!」と効果的に煽るようなスタイルは非常に苦手です。基本的には面白さを煽るというより、画面上で起きている事実やその解釈を、当然かのごとく話すようにしています。解釈は全て受け手側に任せて、そのギャップを感じてもらいつつ、その真面目な解説が「そうはならんやろ」的に突っ込んでもらうほうがとても楽だからです。このあたりのスタンスは、kamiaさんともじっくり話し合った結果決めて、kamiaさんとしては私に一任頂いた形だったので、非常に楽に準備をすることができて有り難かったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1660647614760-xCjR1oHHwK.png)
結果的にイベント前のリハーサルは実施せず、喋り台本をお互いに確認するのみとなりました。他の準備でバタバタしていたこともありますが、それほどやり取りをせず、割と省エネな感じで逆にこんなんで本番大丈夫か!?という感じで本番当日を迎えました。
【8/17追記ここから】
kamiaさんと会場でお会いして、早速練習の模様を見せて頂き、kamiaさんが一発通しの練習開始に合わせて、初めて喋り台本を合わせてみました。タイミングは動画のほうでもほぼ完璧に合わせてあったのと、kamiaさんのリハーサル1発通しのプレイが非常にスムーズだったのもあって、本番に向けての不安要素は、正直もともとあまりなく喋りがプレイに間に合う程度の心配でしたが、しっかりと解消されました。
会場での解説はこれが初めてだったので、どちらかというと「マスクを付けた状態で解説する」という練習を出来たことが大きいです。本番でいきなり喋ってみて「マスクしてるときついな!」となると焦ってしまってペースを乱す可能性がありました。走者の方が、いつも使っている機材や椅子の座り心地など、普段と違う環境でRTAをプレイされるのと同様、解説もこういう点を意識しなければいけないと思いました。ちなみに、2月に福岡で行われたRTA in Japan ex #1での解説の際は、超久々のオフラインだったため、オンライン解説に慣れきってしまって「手持ち資料の印刷」をギリギリまで忘れていました。今回はその教訓を生かして、しっかり印刷して持って行ってました!
また、kamiaさんの貴重な練習時間を削って、私がParis Chaseをクラス1のみプレイさせて頂きましたが、当然kamiaさんのようにセーヌできず、敵車両の誘導がとても大変でした。下の写真は確か、何とかクリアしてクラス1から2に昇格するムービーのところで、グランドクロスの風景と共に名札とゲームパッケージで記念撮影したものだったかと思います。
【8/17追記ここまで】
![](https://assets.st-note.com/img/1660645333272-109g1r5eF1.png?width=1200)
そして、どなたが言い始めたか認識していなくてすみませんが、この練習模様を見て、ドラッグレースの観客をソファー席でやろう!という話になり、本番ではあのような形となりました。これはやはりオフラインイベントならではということで、盛り上げて頂いて本当にありがたかったです。コメントや反応等を見ると「解説の人が後ろに気付いてない」的な内容がありまして、解説中にも2回ほど一応触れているんですが、言葉が速すぎ聞き逃されていたかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1660646779931-s1EmbzgRER.png?width=1200)
本番のアーカイブを見直しましたが、やはり喋る内容を詰め込み過ぎて非常に早口解説となっていました。正確に聞こえなくても、ある程度のライブ感の中で各自解釈できる程度の喋りであれば最悪良いとは思いましたが、もう少しなんとかならなかったものかという点は反省です。
ありがたいことに多くの評判を頂き、Twitterもしばらく通知が止まりませんでした。非常に珍しいケースで、RTA in Japanではない場所で先行ミーム化していたものが輸入された形式なので、ある程度盛り上がることは想定していたのですが、正直ここまでとは思いませんでした。
バズワードに関しては、あまり「ミームにしてやろうぜゲヘヘ」という意識はしていなかったんですが、結果的には「セーヌイン」や「セーヌする(動詞)」あたりは反応が良かったです。「そらセーヌ川に落としますよ」は完全にアドリブで、一番セーヌ川に落とすのが難しい3-2が予想以上に苦戦したため、間を埋めるのに苦労しましたが「これだけ何回もセーヌ川に落とすためにリスタートしているのだから、普通に走るのがどれだけ時間が掛かり苦痛なのか」ということが分かってもらうようなコメントを入れる予定していて、あの現場の雰囲気で完全に反射神経的に口から出た言葉でした。
相撲の決まり手ネタは、kamiaさん私も相撲に詳しいわけではなかったため、何となく雰囲気で決めたものをそれっぽく入れただけです。リアルタイムではそれほど拾われませんでしたが、アーカイブとかで何度か見て頂いた方とかがおそらく拾ってくれたのか、後から評判になっていたようで、仕込んだ甲斐がありました。
ちなみに解説し忘れていましたが、ゲームマップの作り的に、地面の下は全部セーヌ川になっていて、その上に地面などが配置されているそうです。そのため、何らかの方法で地面をすり抜けるとセーヌインします。水上都市パリだったんですね。
私の解説請負させて頂いたゲームの中でも、非常に運命的な出会いからこのような結果になって、感極まる思いです。kamiaさん、ナイスセーヌ!(本当にありがとうございました!)
![](https://assets.st-note.com/img/1660642582892-3X4hZQ5lJg.png?width=1200)
kamiaさんによるレポート記事もありますので、こちらを参照ください!
アーカイブまとめ
解説を担当したゲームのアーカイブをまとめました。Twitchは生配信時のコメントあり、YouTubeはなしです。ただ、YouTube側にもコメントがあるのでありがたく読ませて頂いています。
ボランティア
技術(配信管理)
細かい点は、誰かがしっかりとした記事を書いてくれるという願望を込めて割愛します。技術ボランティアの役割は3つあり、オーディオ、配信管理、セットアップです。
オーディオはその名の通りクソデカミキサーをいじって、会場に流す音声、走者解説のヘッドフォンに流す音声、配信に流す音声など、いろいろな用途の音声を頑張ってなんとかしています。私も自分の中でのチャレンジとして、やったことないことをどんどんやってみようという思いで応募にチェックを入れましたが、資質無しと判断されたためか、こちらの割り当てはありませんでした。
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今回のシフトは2回割り当てがあり、どちらも配信管理でした。こんな感じで4画面もある東京証券取引所みたいな感じで、配信画面を管理してました。音声周りはオーディオ担当に全て任せて、配信管理は配信に載る画面という見た目だけの部分を専門で担当します。ただ今回はマニュアルなしで、運営の方からの現場での直接レクチャーされた情報を引き継いでいく形だったので、多少大変なところはありました。ただ、配信管理だけでなく各役割で、最初の方のシフトを担当されたボランティアの方が、ドキュメントを作成して共有しみんなで追記していく手法を取っていたので、しっかりと運用は出来ていたと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1660648501088-mbdliJiUWW.png?width=1200)
セットアップは、ゲームハード接続やヘッドフォンの清掃などの物理的なところと、オンラインで参加する走者や解説とのやり取りをしています。
このように役割分担はあるものの、走者が複数人いると誰かが大変そうだったりするので、私も含めて色んな方が自主的にお手伝いしていました。その時に非常に大事なのは、本来のシフト担当の人にはちゃんと口頭で「これやっといたよ!」というのを伝えておくことです。24時間常に現場で色々な人やモノが動いていて、全てを認識するのは不可能で、情報共有をすることが一番大事だと思います。
ちなみに配信管理は一番最後のシフトに割り当たっていたのですが、そこのシフトだけの特権として、このようなものがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1660650551241-FuB8i01YEr.png?width=1200)
配信最後には毎回、告知やらエンディング関係の表示があります。会場で見ている観客の方々や配信を見ているリスナーの方々よりも、少しだけ早くこの情報を見ることができます! なお、一番最後のちょっとした作業なので、当然マニュアルなんかもなくHoishinさんの口頭指示をメモってこのように対応していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1660650662803-Ig53KP14gH.png?width=1200)
その他(雑用)
特に明示されているわけでもなく、義務ではありませんが、色々なお手伝いがありました。0日目と呼ばれるイベント開始日前の事前準備、イベント期間中の細かな雑用、終了後の片付けなどです。
私がRTA in Japanのオフライン会場で行われたボランティアは、2019のみでしたが、この時は都合により0日目は行けず、今回は是非行きたいという事で0日目にも休みを入れて行きました。細かな写真はここに貼るとキリがないので、私のTwitterのメディアツイート欄をご覧ください。しばらくはRTA in Japan関係のツイートが最新になっていると思います。
なお、無敵時間さん到着前に無敵時間さんの物販と思われる荷物が先行で届いたので、ふざけて業務連絡ツイートしたところ、2分足らずで返事が来ました。さすが!
業務連絡
— アジーン@RTA解説請負します (@discordjinro) August 10, 2022
無敵時間さんの荷物が届きました
ダンボール6個口です pic.twitter.com/XwMPpJ0INS
こういった設営では、どうしても各種ケーブル類を通路を這わすようにしなければいけないですが、そのままでは引っ掛けてケガや機材の故障につながる恐れがあります。そんな中で、同じく0日目に来られていたボランティアスタッフのみかしぎさんが、多分会場内にあった専用のテープ(くっつくのが両端だけで真ん中部分はくっつかないタイプ)で綺麗に保護してくれていました。ナイス配慮!
![](https://assets.st-note.com/img/1660649464073-CWSweJKfyk.png?width=1200)
イベント期間中に私が重要視したのは、ゴミや片付け関連です。24時間動いている現場は、モノを残してしまうと後の人がこれが何なのか分からずに、無制限に増えてしまうことが懸念されます。いわゆる「割れ窓理論」ですね。今回はnoteさんの会場ということで、今後のイベントでも使わせてもらいたいためのアピールという卑しい気持ちもありますが、しっかりと綺麗に使いたいと思って色々と裏で画策していました。まず、個人ゴミに関しては捨ててはダメなので、その注意書きを表示。ただしレッドブルのみは会場で配布しているのでOK。
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noteさんの看板に変な形で貼り付いていますが、この左の部分には元々のゴミ箱の表示があって、勘違いして捨てる人が出ないようにするためです。元々あったゴミ箱は全て、ドデカレッドブル缶の隣に「カン」の表示で置く形で、他のゴミが捨てられないようにしました。あとはこんな感じでボランティア内部に周知しておけば、だいたいみんな空気読んでその後の対応もしてくれる期待です。
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もう1点はトイレ清掃で、5日間ぶっ続けだとトイレもそれなりに汚くなってくるので、定期的に清掃していました。女子トイレは当然ですが女性の方にやって頂きました、対応頂いた方本当にありがとうございます。1日1回清掃を入れましたが、結果的にはそこまで汚れていたわけでもなく、割と綺麗に使ってくれていたと思います。詳細不明ですが、トイレットペーパーが三角に折られていたのを見たので、noteさんのほうでも清掃業者さんなどで実施するように調整頂いていたのかもしれません。ゴミ袋に関しては所定の捨て場所があったのですが、noteの社員さんと思われる方が運び出して頂いているのを見かけました。本当にありがたいです。
そして惜しまれつつも閉幕し、終了後はみんなで片付け。今回は運営の技術担当であるHoishinさん主体で、使い終わった機材などを予め片付けることを積極的に実施していたためか、最終日のゲーム終盤になってくると、一部のモニターや機材は既に片付けられていて、かなり楽でした。
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おわりに
そして本当に嬉しいことに、年末も同じ会場で開催されることが発表されました!
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年2回ではありますが、8月と12月の開催で偏りがあるので、12月はもう4か月後です。その間にも色々とRTAイベントもあると思うので、本当に早いと思います。ちなみに、私が運営の一員であるLong Speedrun Summitが、オンラインにて9/16~9/25でのなんと10日間開催となっております。長時間ゲーム限定のRTAイベントとなっており、どうしても時間の都合で通常のRTAイベントではスポットライトが当たりにくいところに興味を持ってもらおうという趣旨でやっています。RTA in Japanの盛り上がりに合わせて、期間中に採用ゲームが発表されまして、現在スケジュールの調整中となります。ぜひ楽しみにしていてください!
【Long Speedrun Summit】各種リンク
1日で書いたので、推敲もほとんどなくほとんどやっつけですが、熱気が冷めないうちにということで、しかも今回会場提供頂き、次回も提供頂くnoteさんへの感謝も込めて記事とさせて頂きました。ではまた!