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経験の格差について|習い事ができない子は非認知能力が低くなるのは本当か?

最近経験の格差という話をちょこちょこ目にするようになりました

貧困で経験ができない子は、
経験をしている子よりも
非認知能力が育たないというような内容だったと思います

でも私個人的には本当にそうなのだろうかと考えています
もちろん経験は大事だけれど、
そもそも経験を通して多くを得られる子たちは、
すでに想像力や知覚力を持っていると思っていて、
それは単純に経験をさせれば身につくものではないと思うのです

では経験をさせて、
多くのことを身につけられる子供には何が必要か…
それはどう考えても親子の普段からの対話にあると思っています。

当たり前だと思ってることに
いかに違う視点があるのか、
自分の身近にあるものと、
関係のなさそうな情報をどうつなげられるのか

それを訓練できるような日々の親子の関係があれば、
何か特別な経験をしなくても 
窓に止まった蛾を見て、
青からオレンジになっていく空を眺めても、
植物が夏に向かって生い茂るのをみても
得られるものが沢山あります

それはいわゆる習い事のピアノや、スイミングや
遊園地じゃなくていいんじゃないかと思います
※習い事で特定の技術を得たいという話は別の話です
  
先日、我が子が
皆に廊下を走らないようにするにはどうしたらいいのか
考えてほしいと先生に言われたそうです
子供から「ママどうしたらいいと思う?」と相談を持ちかけられました

私は行動経済学のナッジという手法を教えたかったので、
どうやったら自然と廊下を歩きたくなるかを考えてみては
どうかと提案してみました 
近所のホテルの駐車場の出入口が凹凸にしてある例を出して
廊下をでこぼこにしてみる?
とか
走って怪我した例を廊下の各所に展示してみる
とか 
結局全部現実的じゃないと却下されてしまいましたが 笑
普段自分たちが生活している圏内にもたくさんのアイディアが溢れてて
想像して、考えて、勉強する機会が沢山と思います

だから、
当たり前を当たり前と思わず
色んなことに気づく力をつけてほしいなと思います

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