母の独り言。

2014年に亡くなった大正生まれの母。
2015年の11月の終わりに納骨して来たのだが、その時色々な事を思い出した。
当時珍しい女学校出と言う才女。
現実高校生の習う数学程度なら難なく問題を解いてしまうほど。
その母が数々残した言葉と時事で言うであろう反応を、母の言葉として書いていこうと思う。

サンタクロース事件

例えばだが私が小学3年生の頃
（私）　今年はサンタクロース来てくれるのかな？
（母）　家は浄土真宗だからサンタクロースは来ないよ。
　　　　其れより浮かれて無いですべき事をやったら！
其れ以降我が家にはクリスマスが無くなった。
もっとも私自身「家は浄土真宗」と言われて納得してしまったのだが、孫が生まれると豹変。
孫の為にせっせとクリスマスプレゼントを用意する始末。
まったく自分勝手だ！

鎌倉彫

いつの頃から始めた鎌倉彫。
気が付いたらいつの間にか師範になってた。
今でも鎌倉に有る鎌倉彫記念館には母の作品が飾られてる。
明石であった芸術祭に出品して賞状をいただいたのだが、本人そんな大層なs表彰式とは知らずエプロンサンダル履きで参加してた。

パソコン

80歳の誕生日に何が欲しいのかと聞いたら、パソコンが欲しいとの返事。
一度も触った事無いのに大丈夫かと思いながら自作のパソコンをプレゼント。
一応起動方法と落とす方法だけ教えてフリーズしたらコンセントを抜けと言い残し、何も教えずに帰った。
翌年家に帰ってみたら鎌倉彫の生徒さんとのメール連絡とか下絵のデッサンなど、バリバリに使い熟してる。
相変わらずバケモンだ。

音楽や映画

映画は大好きらしく其れも洋画専門。
赤ん坊の私を背負って映画館に通ってたそうだ。
家で流れるラジオは殆どJAZZだったし、兎に角ぶっ飛んでた。
出来ないことが殆ど無いと思わされる。

有料にして有る部分につて

別に有料にする必要も無いのですが私の母について要らぬ憶測や感情も抱いてほしく無い為に、読む人を選ぶつもりで有料区分を付けることにした。

裏切り。

母に最近仕事で裏切られて失敗したよと言ったら母が、