見出し画像

軍産複合体SSPの反逆児デイヴィッド・アデアの破天荒な冒険譚・第3話「ETの介入」

前回の記事が公開できなかった件について、noteのサポートからは返事は頂けていません。この記事もnoteで公開できるのかどうか、全くわからない状況で書き始めています。

この記事を書き始めた4月14日の今日、Qは大量逮捕のカウントダウンを思わせる投稿をしました。トランプ大統領がリツイートした大量逮捕の画像に、Qによって5、4、3、2、1というファイル名がつけられています。

画像1

さて、この記事はデイヴィッド・アデアのシリーズの続きでした。今回はETについての不思議で面白いこぼれ話を特集します。シリーズの中の箸休め的なエピソードになります。それでは世間の喧騒を一時忘れ、デイヴィッド・アデアの話に耳を傾けてみましょう。

ジェームズ・キャメロンが見た夢

デイヴィッド・アデア:ジェームズ・キャメロンについてのこんな話を知っているかい?彼が映画『アビス』を製作した理由についてだ。

彼は夢を見たんだ。止むことのない夢だ。彼はその夢を毎晩見続けて、とても困ってしまった。彼は精神科医に見てもらって、薬を処方してもらおうと思ったくらいだ。そして彼が見た夢というのは、高さ4.8キロメートルもの巨大な津波がやってきて、世界中の国のありとあらゆる海岸線まで押し寄せた所でピタッと止まる、という夢だったんだ。『アビス』でも全くそれと同じ状況を描いている。そして彼が映画『アビス』を製作して、映画が公開されると、夢は止まった。これはETの介入があったケースだと私は思うね。メッセージははっきりしている。「海にゴミを捨てるのはやめろ。」チャレンジャー海淵に住んでいたETたちが、我慢の限界に来ていたんだ。彼らにとって私たちを津波で一掃することは簡単なことだっただろう。キャメロンがそんな夢を見て映画を製作したというのは興味深いことだ。私生活でも彼は活動を続けている。チャレンジャー海淵の奥底まで行った人は、彼だけだ。これは海軍でさえできなかったことだ。

画像7
画像8

彼は水深11kmもの深さまで潜る能力を持つ新たな潜水球を作ったんだ。とんでもないことだよ。これは私の知る中でも最大のET介入の一つだね。キャメロンは海洋汚染について、私たちにメッセージを伝えようとしたんだ。

ヒル夫妻誘拐事件とアブダクティーの少年

デイヴィッド・アデア:私の近しい知り合いに、ETアブダクションを経験した者がいる。だからそういった事が起きているのは事実だとわかる。それは全くポジティブとは言い難い経験だ。実際それは本当にネガティブなものだったが、その効果は深遠なものだった。その体験をした時、彼は13歳だった。そして私はこれが起きた当時、彼から直接話を聞いていたんだ。ノースカロライナの野原で起きたことだ。辺鄙な場所だった。だから「未知との遭遇」にはうってつけの場所さ。彼が遭遇したETはグレイ・タイプの姿をしていた。他にも大きな昆虫型のETと、白いローブを着た長い金髪のノルディックETの男女が一人ずついたそうだ。

画像9

私は「なんだい。彼らはヴァイキングみたいだったということかい?」というと、彼は「そうだよ」と言っていた。「彼らが指揮命令をしていたようだった?」と聞くと、彼は「うん。彼らが命令を出していた。」と答えた。「誰に?」「グレイに。」「大きな昆虫タイプは?」「守衛とか警備員みたいな役割。」と。それを聞いて、理にかなっているな、と思ったよ。彼はそれまで全く論理的に話すヤツではなかったんだ。でも彼の返答の内容はとても論理的に筋が通っていた。私は思ったよ。「一体こいつはどうしちゃったんだ?!」と。そして変化は翌日から始まった。彼の母親が台所にいる時、ピアノの演奏がラジオから聞こえてきた。「やけにはっきりした音ね?」と彼の母親は思ったんだ。実はそれはラジオではなかった。彼が突然ピアノを弾き出したんだ。それは母親のピアノだ。彼はこれまでに一度もピアノを弾いたことがなかった。レッスンも受けたことがない。母親は皿をおいて飛んできた。少年がピアノを連打するように演奏していたからだ。彼はベートーヴェン、バッハ、チャイコフスキーを弾きこなしていた。母「どうして弾けるの?」息子「わからないよ。ただ弾けるんだ。」彼女は実利的な母親だったから、ピアノの教師に電話した。そして少年に本格的にピアノを習わせようとしたんだ。ピアノ教師はチョップスティックスを弾いて、「さあ、最初の部分を弾いてごらん」と少年に言った。彼は「それじゃ少しつまらないな」と言って、自己流のチョップスティックスを弾いた。華麗にアレンジされた連打だった。ピアノ教師は「他に何か弾ける?」と聞くと、彼はベートーヴェンやモーツァルトを弾き始めたというわけさ。ピアノ教師は激怒して、母親に詰め寄った。「これは何の冗談です?彼はピアノの天才少年じゃないですか。彼を音楽大学に連れて行って、教授に見せてください」と。そしてその通りにした。彼の演奏を見た大学教授は、大いに驚いた。まだ13歳の少年だ。教授「他の楽器を演奏したことは?」少年「いいえ。」教授は彼にクラリネットを渡してみた。少年は見事に演奏した。トランペットを渡してみても、彼は見事に吹いてみせた。フルートでも同様。ピッコロも、オーボエも、バスーンも、フレンチホルンも。それを見た教授は母親に言った。「これはニューヨークにいる知人に連絡する必要がある。別の学校で見てもらおう。これは凄いことだ。」でも少年は言った。「いやだ。僕はどこへも行きたくない。楽器も好きじゃない。」彼は楽器が大嫌いだったんだ。彼は投げ出してしまった。それっきりさ。彼と母親は家に帰った。今度は彼はペンを手に取り、絵を描き始めた。以前は棒人間みたいな絵しか描けなかった子だ。それがスラスラと、インクが流れ落ちる間もないくらいに絵を描き始めたんだ。絵かきが一筆入れては全体を眺めて、また一筆、という描き方をしているのを見たことがあるだろう?それとは全く違う。彼は絵を完成させるまで、一心不乱に素早く描いてしまうんだ。そして20分で肖像画を完成させていた。それがノーマン・ロックウェルの絵画に匹敵する精緻さを持っていたんだ。それを普通のインクペンで描いていた。

画像10

また母親が彼に色々と描かせた。チョーク画、油絵、など思いつく限りありとあらゆるスタイルの絵だ。再び彼はそれを全て見事に描くことができた。そして音楽の時と同じように、彼は絵を描き終えるやいなや、束ねてゴミ箱に捨ててしまったんだ。そして「絵を描くことなんて大嫌いだ。音楽も大嫌いだ。」と言った。彼は自分の授かった天賦の才能を憎んだんだよ。そして私は思い返した。彼のもっと小さかった頃のことを。そして後に彼が大人になってさらにはっきりしたんだが、彼はゲイなんだ。私たちはETコンタクトというものをあまりにも過大評価していると思う。「彼らは全知全能で何でも知っている」「かっこいい乗り物に乗って、宇宙の遥か彼方からやって来たんだ」「物凄く賢いに違いない」みたいに。私はそんなのはクソみたいな戯言だと思うね。なぜなら、彼らは私たちと同じ問題を抱えていたからだ。彼らも間違いを犯す。彼らの陰陽にもマーフィーの法則が働いている。

様々なことが起きている。宇宙船が動かない。部品が落っこちる。彼らも私たちと同じ問題を抱えているんだ。時には自分が何をやっているのかわかっていないこともある。私が思うに、彼らはゲイの人間というものを理解していなかったんだ。だから全てが彼にとって裏目に出た。彼は与えられた才能を憎んだ。そしてその才能が彼の人格をも変えた。彼はとても気安いやつで、おもしろくて、付き合いやすく、協調的だったんだ。それが気難しくて意地悪な性格に変わってしまった。だからETとの遭遇は彼にとって「良い」ものだったか?そうは思わないね!でも始まりはそうだったんだ。この話はそこでは終わらない。彼は何年も姿を消した。彼からの便りはなかった。奇妙だ。行きているのか死んでいるのかもわからなかった。ある時、彼は8年間姿を消していた。結局判明したんだが、その間彼はベティ・ヒルと一緒に暮らしていたんだよ。ベティとバーニーのヒル夫妻のだよ!

画像11

私は彼から時々話を聞けるようになった。「一体ベティ・ヒルとそこで何をしているんだよ?」と聞くと、彼は、彼が遭遇したのと同じETに彼女も遭遇していたのだと話した。そして彼も彼女も、そのETの「キャッチ・アンド・リリース」プログラムのようなものの被験者だったんだ。つかまえた魚にタグを付けてから、逃がすようなものさ。この場合、鮭が一緒に泳いでいるようなものだね。そして彼は自分の母親に電話して、ベティ・ヒルの所へ泊まりに来るように言ったそうだ。私は彼の母親からその時の話を聞いた。彼らは彼女をニューハンプシャー州のインディアンヘッドという場所に連れて行ったそうだ。

画像12

そこはとても人里離れた場所で、道端の標識には「ヘラジカに注意」と書かれていた。人があまり行かない場所だよ。

画像13

そして彼らは鉄道の線路に向かったんだそうだ。話を聞いていて「なぜ線路なんかに?」と私は思ったよ。

画像14

母親は息子に尋ねた「この線路が何なの?なぜ私たちはここにいるの?」息子は「振り返って見て」と言った。そこには巨大な宇宙船がいたんだ。円盤ではなかった。映画『スターウォーズ』で見るような宇宙船だと彼女は言っていたよ。全くの無音だったそうだ。

画像15

それが彼らの頭上3メートルくらいの高さにいたんだ。彼らの頭上を静かに通過すると、静止した。機体から大きな脚が出てきて、線路を掴むように脚を下ろしたというんだ。

画像16

線路が軋む音が聞こえたそうだ。彼によると、これにはちゃんとした理由がある。宇宙船が地上でエンジンを完全に切ると、重量がとんでもなく、信じ難いほどに重くなるのだそうだ。それを聞いて私は思った。「わぁ。だから線路なのか。」最も重い機関車は数百トンあるからね。だからとても論理的な話だと思った。理にかなっているよ。それで私は興味を持った。「他には何か理由があるのかい?」彼は「もう一組の脚が出て、線路を掴んでいる。」私「それは何?」彼「鉄道の線路について考えてみたことは?」私「まあ、2本あるよな。それが伸びている。」すると彼は 「ああ、でもそれが絶え間なく繋がっているだろ。」と言ったんだ。私は「ああ、だろうね。そうじゃなきゃ列車が脱線してしまう。」彼は「カナダから、北アメリカ、メキシコ、南アメリカまで。線路は全て繋がっているんだ。線路には国境も境界線もない。」と言った。つまり、彼らは線路に脚を下ろして何百マイルも続く線路をアンテナとして利用していたんだ。地球の全半球の線路を利用して、メッセージの送受信をしていたんだよ。さっきも話したが、彼は車のオイル交換すらできないようなやつなんだ。それなのに彼の話していることは技術的にとても正確で、論理的で、理にかなっている。私は「一体彼に何が起きているんだろう」と思ったよ。そして私はヒル夫妻についても知っていたから、ベティ・ヒルとも話をしたんだ。彼女は彼と彼の母親と一緒に過ごすことを楽しんでいたよ。私はベティ・ヒルに言った。「あなた方はみんな本当に気が合うようですね。」彼女は「それには理由があるのよ。彼らがデータを回収しに来る時に・・・」と言った。私は彼女の言葉を遮って、「ちょ、ちょっと待って。その話について聞かせて。彼はどうやってそれを行うの?」と尋ねた。彼女は「あー、彼らは私たちの首の後ろにプローブ(探査装置)を埋め込むのよ。」と言ったんだ。

彼らによると最初は深い穴が空くという。私は彼が2型糖尿病だと知っていたので、それだと彼は治癒しないんじゃないかと言った。彼女は、「いいえ、ちゃんと治癒するわ。24時間で大きな穴は消える。白くて薄いパッチが当てられているの。もう24時間すると、そのパッチが剥がれて、傷一つ残らない。」私は「あなた達はなぜ一緒に行動しているの?」と聞いた。彼女は「私たちは同じ人々によってタグ付けされているからよ。」と答えた。私は参ってしまったね。お手上げだ。これをどう解釈したものか。ただ時間をかけて受け入れるのみさ。ただ私もUFO関係について話す人々の周囲にいた人間だが、彼らの話は初めて聞くことばかりだった。しかも完全に理にかなっている。

スターマップとカール・セーガン

よく知られている話だが、彼女はETの宇宙船から本を持ち帰りたいと言ったんだが、だめだと言われた。そういった絶対的な証拠はだめだと。そのことを常に彼女は不満に思っていたね。そして有名なベティ・ヒルのスターマップがあるね。

画像17

(※ベティ・ヒルが1964年に退行催眠を受けて思い出した、ETの船内から見た外の様子。その後の後催眠暗示のもとでスケッチが描かれた。)
様々な星が描かられた星図だ。しばらく後のことだが、私はオハイオ州立大学であるプロジェクトに携わっていた。そして彼らはベティのスターマップとその立体模型を保管していたんだ。木製のフレームの中にね。でも事故があって、誰かが何かをその上に落としたんだっけかな?ぐしゃぐしゃに崩してしまった。星の代わりのボールが散乱してね。彼らは途方に暮れていた。私はプロモデラー(模型工)だからね。「私なら再現できるよ」と言って、修復してあげたことがあるんだよ。スターマップを見ながら糸に吊るした星の配置を調節したりして。ロケット製造に比べれば簡単なものさ。でもその作業をしている時に、ふと妙な直感を得た。それで古くからの友人のカール・セーガンという男に電話したんだ。彼が亡くなって本当に寂しいよ。

私は彼にスターマップについて知っているかと尋ねた。彼は「ああ、よく知っているよ」と言った。私が「彼らはこれがどの星座なのか、見つけられないそうだ」と言うと、彼は「スキャンしたものを送ってくれ」と言った。その当時はスキャナーなんてものはなかったから、私はポラロイド・カメラで写真を撮った。カールにはそれで十分だった。彼はその2次元の情報から、スターマップの星座を特定したんだ。彼は「スターマップを見つけたぞ」と電話してきた。私は「どういう意味だ?それを君に送ったばかりじゃないか」と言った。彼は「違う。我々は常にランダムに宇宙の写真を撮っている。その中にあったんだ。」そして「その出来事から何年経過している?」と言った。私は「そうだな。彼女が最初にそれを作ってから25年だ。」と答えた。すると彼は「まあ、私が君に送ったものを見てくれ」と言った。そして私は2つのスターマップを明かりに透かして重ねて見た。ぴったりと重なった。300もの異なる惑星や月の配置が重なった。「どうしてそんなことがあり得る?」と私は言った。カールは「私たち(地球)は時速10万キロで移動しているのは知っているよな。」と言った。そうだ。地球上で1時間過ぎるごとに、私たちは宇宙空間で10万キロ移動している。

そして、その速度でおよそ25年移動した後に、私たちはとうとうスターマップを見たのと同じ位置にやって来たんだ。私は「カール、ということはつまり、25年前にベティ・ヒルがスターマップを見た時、この位置(※その場所その時間の宇宙空間)にいたということか。そんな渡航技術は私たちにはないぞ。」カールは「そうだな。残念なことにな。」と言った。私は「これをどう説明する?」カール「説明できない。」だからこれはミステリーなんだ。ベティ・ヒルはどうやってそれら全ての星系を配列させることができたのか?これが偶然である可能性は・・・言うのもバカバカしい。このようにベティ・ヒルの話には信憑性を感じさせる話がたくさんあるんだ。もちろん、夫のバーニーは早くに亡くなってしまった。ベティから聞いたことだが、バーニーは自分の身に起きていることを受け入れられなかったそうだ。バーニーは自分のことを「茂みに隠れたウサギ」だと言っていたという。その絶え間ない恐れのせいか、彼は脳溢血で早逝した。そのことからも、私の元の意見に戻ることになる。ETとの遭遇が必ずしも良いものではないということだ。実際それがバーニーを殺したわけだ。少年の一生もめちゃくちゃにした。私たちはETのことを崇めすぎていると思うんだ。彼らは何でも知っていて、何でも賢明に行っているだろうと思っている。違う、そんなことはない。その理由の一つが、彼らはここへやって来て実験を行っているということさ。なぜ実験をする?それは解明できていないことがあるからだ。

スターマップの話について少し補足します。明らかにデイヴィッド・アデアの話している「ベティ・ヒルのスターマップ」は、よく知られている簡単なスケッチとは異なるようです。ベティ・ヒルはもっと詳細な、300近くの惑星や月が描かれたスターマップを作成していたことを、デイヴィッド・アデアはほのめかしています。そしてカール・セーガンは、1974年に「ベティ・ヒルのスケッチがレクチル座ゼータ星近くから見た星の配列と一致するという、オハイオ州のアマチュア天文家マージョリー・E・フィッシュの説」に対して批判する記事を出していたそうです。(参照

画像18

しかし、我々は常にランダムなビッグ・データの中から、先入観のあるパターンに似た部分集合を選ぶことができてしまう。もし我々が自由に(3次元パターンの投影を見るためのあらゆる方向から)視点を選ぶことができるのであれば、お望みの類似性を最適化するだけの問題である。もちろん、ランダムな集合から選択する場合のこのような類似性は、「好ましい状況の列挙」として知られる統計学的誤謬の一例である.

要するに、「偶然だ」と言っているのだと思います。デイヴィッド・アデアがふとした直感を得て、カール・セーガンに連絡したのは、ベティ・ヒルがスターマップを描いたおよそ25年後ということなので、1980年代半ばであると考えられます。カール・セーガンはアデアからより詳細なスターマップの存在を知らされ、検証してみたのかもしれません。あるいはその存在を予め知っていて、友人であるアデアにだけ本当のことを教えたのかもしれません。宇宙空間での光速を超える移動や、ワームホールによる移動がタイムトラベルと同じ意味を持つという話は、過去の記事でも何回か紹介してきました。

デイヴィッド・アデアが言う時速10万kmというのは、地球の公転スピードの話ですが、宇宙空間全体における地球の相対的な位置はもっと何倍もの速さで変化しています。

つまりベティ・ヒルのケースでは、その速度でおよそ25年間進んだ先の場所に、何らかのETの宇宙船によって連れて行かれたということになります。そしてそこで見える星の配列がぴったり重なっていたということは、ベティ・ヒルは25年後の未来に行っていたということをも意味するのかもしれません。ベティ・ヒルとも不思議な縁があったデイヴィッド・アデアが、ふとした直感を得てカール・セーガンに連絡を取り、たまたま不思議にもカール・セーガンが同じ星の配列が写った写真を見つけたというのは、「彼ら」なりの証拠の示し方だったのかもしれません。人は謎を解こうとするうちに成長します。ベティ・ヒルが望んだように、最初から絶対的な証拠を持ち帰ることは、人間の成長にはつながらず、不健康なET崇拝や、ともすれば恐怖やパニックを引き起こすことになっていたでしょう。過去の歴史にはそういったことも起きていたのでしょう。ETコンタクトは必ずしも双方にとって幸せな結果とはならなかった歴史の教訓というものもあるのでしょう。カール・セーガンが小説『コンタクト』を書いたのは、ちょうどデイヴィッド・アデアとこのやり取りがあったと思われる頃と重なります。そして少なくともこの頃のカール・セーガンは、ETの存在を確信していたはずです。なぜならカール・セーガンは1970年代後半にマジェスティック12のメンバーとなっていた可能性が高いからです。

画像19

カール・セーガンは小説『コンタクト』に、「人類がETと交流するのはまだ時期尚早だ」というメッセージを込めました。

人間がETを崇拝することなく、隷属することなく、銀河の兄弟として接することができるまでに自己成長した時、それが公式な「コンタクト」が起きるのにふさわしい時なのかもしれません。そして、「大いなる目覚め」が起きている今、私たちは「大いなる反省と自己成長」の機会を得ていると思います。そのチャンスを活かすも殺すも、私たち次第なのだと思います。

今日はこれで記事を締めくくり、キャメロン監督の『アビス』でも見てみようと思います。最後にデイヴィッド・アデアのミュージック?クリップを紹介して終わります。歌詞が聞き取りにくい部分の字幕は適当ですのでご容赦下さい。今回もご精読ありがとうございました。



いいなと思ったら応援しよう!