はじめに
昨年から実態調査シリーズとしてネサラゲサラ、マルコスの金塊伝説、I AMとサンジェルマン、Qの始まり、と続けてきましたが、これは読者の皆さんにとって、決して読んでいて愉快な内容ではなかったでしょう。自分にとっても、がっかりするような話の連続で、辛い内容でした。知らず知らずの内に毒されていたホーピアムという薬物の効果が完全に切れ、その反動の虚脱感で、本当に気分が落ち込んでいます。
過去の自分の記事の内容を疑問視したり、否定したりするような箇所も出てきました。慎重な言葉遣いを心がけてはきましたが、やはり2年前、3年前の記事を読み返すと、どこか夢見がちで、希望的観測や確証バイアスに満ちていたように思います。自分の客観的な現実認識の甘さや稚拙さに目を覆いたくなります。
こういうときは、全ての記事を削除してネット上から姿を消す、というのがありがちですが、それをするつもりはありません。これは真実にたどり着くための検証の試みであり、学びの過程であるからです。生き恥や失敗もまた、真実を明らかにするための重要なピースだと思います。
勘違いしてほしくないのは、ここでは「自分は正しい。他は間違っている」という他者への批判がしたいわけではないということです。しかし、おかしいと思うことをおかしいと言わず、嘘やデマに対して迎合するだけならば、こういったブログの存在意義はないと思っています。
誰かが嘘をついていて、それを多くの人が信じている時、見て見ぬふりをすることが本当に善なのでしょうか?出来もしない嘘の公約を掲げて、寄付を募って、選挙に出て、善良な人々や弱者を騙し、相互依存の関係を築くことが本当に正義なのでしょうか?本当はどこかおかしいと気づいているのに、自分で自分を騙して、作り話を「真実」だと思い込むことは、ポジティブなことなのでしょうか?ホーピアムの薬物中毒でハッピーでいることが、「波動が高い」ということなのでしょうか?
1.コーリー・グッド5月のQ&A
ではまず、コーリーに関する更新情報です。コーリーの5月のQ&Aは現時点ではまだAWTVの有料サブスクライバーのみの公開で、YouTubeにはアップされていないようです。私のサブスクは切れているのですが、SBAチームからスクリプトが送られてきたので、それを翻訳します。
UAPディスクロージャーの現状
補足:カール・ネル大佐について
カール・ネル大佐について判明していることを確認しておきます。昨年のレスリー・キーン&ラルフ・ブルメンタールによるザ・デブリーフの記事によると:
LinkedInのプロフィールを見ると、ただの陸軍大佐ではないことがわかります:
非常にハイレベルの軍人であることがわかります。航空宇宙産業でのキャリアも長く、衛星や通信技術に長く携わっており、国家偵察局とのつながりも深く、兵器の回収や心理作戦部隊の指揮といった興味深い仕事もしていたようです。
カール・ネル大佐はグラッシュが名乗り出た当初から後見人的存在して、回収された「起源不明の技術の少なくとも一部は、人間以外の知性に由来するものであることは、議論の余地のない事実である」と証言していました。
そして、最近ではNews Nationでこんな報道がありました。
補足:ロス・コーサートの解説
なるほど、コーリーの情報と重なる部分が多くありました。ネル大佐も、ロス・コーサートも、一貫して「ET」ではなく「NHI」という言葉を使っていたのも意味深ですし、ディスクロージャーによってこれに何らかのネガティブな行動を引き起こさせる可能性が懸念されているという点は、コーリーの話と完全に一致していました。UAPの回収がFMPを通じて行われているというロス・コーサートの情報も具体的で非常に興味深かかったです。ネル大佐がディスクロージャーが行われない6つの要因の一つとして挙げた「非公開の協定の可能性」については、これは国家間の協定のことを言っている可能性もあるのではないかと思うのですが、ロス・コーサートは「NHIとの協定」のことだと解説していたのも興味深いです。オフレコでグラッシュから何らかの情報を聞かされているのでしょうか。
残念な点は、やはりこれが「制御された開示」のナラティブであり、地球人類全体にテクノロジーを開示しようという試みではなく、あくまでアメリカ・ファーストの「愛国」的なイニシアチブであるらしいことです。ネル大佐の経歴を見ても、企業の経営の再建などに携わり、ビジネスマンとしての手腕を発揮していたようでした。彼はUAPテクノロジーをアメリカの利権にしようというアジェンダのもとで任務を与えられている人なのかもしれないと思えてきました。だからこそ、「破滅的なディスクロージャー」を避けることの重要性について説いているのだと考えると、辻褄が合います。
しかし、言葉の裏を返せば、反ディスクロージャーの6つの要因を一気に起こして崩壊させる「破滅的なディスクロージャー」の可能性を、あれだけのハイレベルな軍の高官が現実として認識しているということでもあります。
さて、こういった最近のET/NHIディスクロージャーの動きに、水を差した人物がいました。イーロン・マスクです。
補足:イーロン・マスクの横槍
これが金持ちの権力者に期待することの危険性です。彼はこうやって好きなように彼の信奉者の認知を操作できるわけです。だからこのブログではイーロン・マスクなんて信用ならないとずっと言ってきましたし、イーロンを救世主のように持ち上げることに対して異を唱えてきたのです。
とにかく、今回のイーロン・マスクの発言で、エレナ&サラ博士の「木星会合」のナラティブがデタラメであったことが証明されました:
サラ博士がこの件についてどう弁明しているのかチェックしてみましたが、「NDAがあるからだ」とか「記憶を消去されているからだ」とか苦し言い訳で自分を納得させようとしていました。ばかばかしいので、まともに翻訳はしません。
NDA(秘密保持契約)があっても、「NHIの存在は疑いの余地がない」と発言できるネル大佐やグラッシュのような人たちがいるわけですから、そんなことは理由になりません。そして宇宙人が存在するという記憶すら消去されるくらいなら、そもそも何のために木星の会合に出席させられたというのでしょう。意味がわかりません。論理破綻しています。嘘の作り話はいずれはこうやって破綻するのです。イーロン・マスクには木星には行ってないし、人類のためにフリーエネルギーや先進医療テクノロジーを公開する意図もないし、リチウムのエネルギー利権を手放すつもりもないのですから。
とはいえ、イーロン・マスクが本当に自分が思っていることを話しているのかどうかはわかりません。彼が100%自分の意志で行動している人だと考えるのはファンタジーです。彼の裏にはピーター・ティールのようなペイパル・マフィアや、DARPAなど、テクノクラシーを推進する人々がいるのは確実であり、彼らのアジェンダに沿った発言をしているのだと思います。
はたしてアメリカの一般大衆は、ネル大佐の言葉を信用するのでしょうか、それともイーロンの言葉を信用するのでしょうか。日本人はアメリカの議員や議会に働きかけることはできませんから、アメリカ国民の意識次第になってきます。
では、コーリーのQ&Aに戻ります。
Q&A残り
コーリーはだんだんと自身の接触体験が三次元的「現実」だったのか、リアルに体感させられた多次元的「体験」だったのか、自信がなくなってきているようでした。それと呼応するように、コーリーの異世界からの更新情報もパタッと止まってしまっています。それは少し寂しいですが、地上の「アライアンス」からの情報は相変わらず精度が高く、ちゃんと現実に起きていることとリンクしており、しかも公表されていることより少しだけ情報が先行していたり、深かったりするところが信用できます。そこが、他の殆どの情報源が、すでに起きたニュースを見て着想し、後づけでストーリーを創作してこじつけているのと違うところです。
残念ながら、多くの人の認知力では、後者の嘘話の方が「わかりやすい」「納得しやすい」という印象になり、少し早すぎるコーリー情報は「なんかピンとこない」「よくわからない」という印象になるようです。
その結果、カール・ネル大佐のような人物の重要発言すら見過ごされ、グラッシュがタッカーにインタビューを受けても見過ごされ、UAPディスクロージャーの現実そのものが見過ごされ、代わりにLARPによる決して現実には起きるはずのない作り話やカウントダウンに多くの人々が夢中になっているのです。
それを俯瞰で見てみれば、「悪人は処刑済みでゴム人間に入れ替わっている」とか「ホワイトハットとアライアンスが全てをコントロールしている」とか「もうすぐRVやネサラやEBSが起きるからあと少しだけ待とう」とか、「メドベッド」や「QFS」とか、その全てが本当に大切な問題から目を背けさせているデタラメであり、エネルギー・マフィアや医療マフィアといったカバールにとって、この上なく好都合に働いていることがわかるはずです。
2.ビス夫妻のその後(7/7更新)
ここからは、前回の記事でシケイダからQが生まれた経緯について調べている中で浮上してきた、フリン・ファミリーの弁護士、スティーブン・ビスとその妻のターニャについての続報です。
謎の投稿
まず、昨年末にターニャ・コーンウェル・ビスによる一連のX投稿がありました。意味がわからない部分も多いと思いますが、まずは見てみましょう:
かなり混乱する内容だったと思いますが、真偽は別にして、ターニャ・コーンウェル・ビスの主張として少なくとも読み取れる概要は以下です:
ここで言われているマイケル・フリンの機密資料とは、2017年、Qの投稿が始まる前にロジャー・ストーンがほのめかしていたこれかもしれません:
トランプのTruth Socialの立ち上げを主導したデヴィン・ニューネス元議員の名前が出てきたのは、スティーブン・ビスが彼の代理人でもあるからです。
他にもスティーブン・ビスはトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの訴訟を担当していたり、カシュ・パテルの代理人を務めていたり、かなりの重要な立ち位置にいた人なのですが、なぜかこの話は全く注目されていません。そもそもビス夫妻とウィキリークス、シケイダやQのつながりすら、ほとんどの人は知らないでしょう。しかし、一般にSNSで多くの注目を集めているような、実際にはトランプやフリンとは何のつながりもない人々による希望的観測・妄想・作り話の投稿よりはずっと重要な意味を持つ投稿だと思います。
もう少し客観的な情報も補っておきましょう:
CNN側よりもフリン・ファミリーの弁護団の方がQをボロカスにこき下ろしている様が凄いです。そもそもこれはフリン・ファミリーが「CNNはQとフリン一家を結びつけてフリン一家の名誉を毀損した」と主張して起こした訴訟なので、Qをできるだけ悪いイメージで語らなければ辻褄が合わなくなってしまうからなのですが、事実として、フリン・ファミリーは「Qという狂った陰謀カルトと結び付けられて、私たちは迷惑している」と言って裁判を起こしているのです。この事実を日本の「いまだにQ信者」の人々は知っているのでしょうか?
そしてこのスティーブン・ビスから引き継がれた「訴訟戦術」は明らかに失敗し、フリン・ファミリーの訴えは判事に棄却されたようです。この点は、ターニャ・ビスの言っていた通りの展開と言えます。
確かにターニャ・ビスの主張には、よくわからない部分もありますし、SNSで本当のことを発信している保証はありません。成りすましアカウントの可能性もあれば、本物であったとしても本人の思い込みや勘違いによる偏った見解かもしれません。あるいはミスリードする意図がないとも言えません。
パッケージ化され、10秒で理解できる「わかりやすい真実(実際は希望的観測に基づく誰かの妄想)」に飼い慣らされた私たちには、複雑でわかりにくい事実はどうでもよく、深すぎる闇は見たくないし、自身の信念や理解を超えた事実は見なかったことにしたいのです。「事実はどうでもいい。私が信じたいことが真実だ」という人が圧倒的多数の世の中です。
ノラ・マッコビーとのつながり
だから今回はあまりこの問題を深追いはしません。しかし、心ある方のために、調べるための手がかかりは残しておきたいと思います。
★★★・★★★・★★★・★★★
上記のリンク先の情報は基本的に、公的な記録や当事者のSNS上の痕跡から得られた情報と、暴露されたプライベート・メッセージのやり取りから成ります。後者は第三者からすると非常に解読が難しく、意味がわからない部分も多いのですが、こうしてプライベートなやり取りが暴露されるということは、基本的に当事者間(あるいはその雇い主のレベル)で争いがあり、どちらかが自身の主張を証明するために暴露したということを示しています。どうやらここに登場する人物たちは、一緒につるんでいるように見えて、とても関係が不安定であり、しょっちゅう誰それに「裏切られた」「攻撃された」「脅迫された」などと主張し合っていて、お互いにお互いを信用していない様子なのです。だから読んでいてとても疲れますし、本当はどちらの主張に正当性があるのかも不明ですし、その事細かなやり取りを解説することもできません。(以下はその一例。このようなやり取りが無限にある:)
そういうわけで、ここでは私に読み取ることができた確実性の高い事実関係の概要だけを箇条書きにしてまとめておくことにします:
みなさんは、アレックス・ジョーンズがピザゲート陰謀論は間違いだったと謝罪した出来事を覚えているでしょうか?
アレックス・ジョーンズが謝罪し、完全降伏したのは、なぜでしょうか?
ノラ・マッコビーはプロジェクト・アヴァロンのフォーラムにも「ピザゲートはでたらめ」だとする投稿をしていました:
一方で彼女はヨーロッパのSRAのサバイバーとしてコミュニティで一躍有名となったアネク・ルーカスと親しいことも見逃せません。
さらにノラ・マッコビーはロバート・デイヴィッド・スティールが関わったSRAの暴露本にイラストを提供しています。
コロナ・ウイルスに罹って死んだとされるロバート・デイヴィッド・スティールはもうこの世にいません。しかし、彼の残されたホームページで、彼がノラ・マッコビーの絵画を見学に訪れた時の動画を見ることができます。
その『The Intelligence』という本がこちらです:
ノラ・マッコビーはUFO/ETに関する情報まで持っているというのでしょうか。ノラ・マッコビーとターニャ・ビスのネットワークをほんの少し調べるだけで、Wikileaks、シケイダ、Q、SRA、MKウルトラ、CIA、UFO、ET、サンジェルマン、アセンデットマスターの教え、などあらゆる話題が飛び出してきました。CIAと関わりが深い人たちなので、当然といえば、当然なのかもしれません。
とにかく、ノラ・マッコビーと実際に接触した人は彼女に魅了されていくようです。これはヤン・アーヴィン(※ジョー・ローガンにDMTを教えた人物として知られる)という人がノラ・マッコビーについて語っているところです:
プレシディオSFというのはマイケル・アクイーノ絡みの話だったと思います。そう、この話はまだまだ根が深いのです。きりがないので、今回はここまでにして、また別の記事で掘り下げていきたいと思います。今回わかったことだけでも、多くの人にとって消化不良をおこすくらいの新事実だったことでしょう。
ともかく、ノラ・マッコビーは表向きは「ピザゲートはフェイク。代わりにアネク・ルーカスに注目するように」と言っておきながら、(彼の話を信じるならば)ヤン・アーヴィンとのプライベート・メッセージでは「ピザゲートは真実かもしれない」と言っていたことになります。
明らかにフェイク情報なのは、それらがホワイトハットによって取り締まられており、エリートが逮捕されているという脳天気な妄想話です。それならばなぜジェニー・ムーアやアイザック・キャッピーは死ななければならなかったのか?エプスタインは具体的な証言をする前に死んだのか?
誰が何の意図を持ってそのようなナラティブを流布しているのか?
これらのエリートの犯罪はしっかりと隠蔽されており、証拠や痕跡はインターネット上からどんどん削除されています。そして、コミュニティの大多数の「波動の高い」人たちは、この問題は「トランプやホワイトハットやアライアンスが対処してくれているから、もう終わったこと」であり「罪人はみんな処刑されて、ゴム人間に入れ替わった」と言って、実質的に隠蔽に加担しているのです。そして事実を掘り起こすことが誰からも歓迎されないムードが広がっています。この記事だってコミュニティからは再び無視されるでしょう。
こんな状況なので、もう「皆がそれでいいなら、もういいか」という気分です。エリートの犯罪者のほとんどは、罪から逃げおおせることになり、寿命を全うし、死後に裁かれることになる、というのが現実的な落とし所なのでしょう。
冷静になって振り返ってみれば、そもそもアライアンスはカバールと怪しい取引をしていました。2020年のコーリーの情報によれば:
そして2021年1月6日には、結局アライアンスは怖気づいて行動を起こさず、カバールを降伏させることもできませんでした:
また、コーリーはマイケル・フリンに対してこんなツイートもしていました:
この一連の流れと、ターニャ・ビスのツイートを照らし合わせると、なんとなく実際の状況らしきものが浮かび上がってきます。要するに、アライアンスとカバールは曖昧な関係であり、お互いに譲歩し合っている。そしてローマ・カトリックや「I AM」の敬虔な信徒(少なくともそのように見える)であり、愚直にエリートの犯罪を追及しようとするマイケル・フリンのような人は、どちらからも煙たがれているような印象を受けるということです。
マイケル・フリンとヤン・ハルパー・ヘイズの衝突
最近の奇妙な人からの奇妙な攻撃の一件にしても、それを物語っているような気がします:
コメント欄は大荒れで、フリン擁護派とヘイズ擁護派で真っ二つに割れています。
ヤン・ハルパー・ヘイズ博士は何か秘密を掴んで暴露したような言い方をしていましたが、実際にはこれは秘密でも何でもないことです:
この件についてロジャー・ストーンはこのように説明しています:
ヤン・ハルパー・ヘイズ博士は明らかにおかしな投稿や言動をたくさんしており、未来党がゲサラの根拠として引用しているのも彼女の妄言です。そもそも彼女は本当にトランプの味方なのでしょうか?
ヤン・ハルパー・ヘイズ博士はこうやって常にSNS上で意味不明の希望的観測や「妄想論」を展開している人なのです。このズレ方は、日本のトランプ・サポーターで、どういうわけか「トランプがネサラ/ゲサラを推進している」と信じて込んでしまっている人たちと重なります。もはやARG(代替現実ゲーム)と現実の区別がつかなくなってしまっており、狂気の沙汰です。
以上、ターニャ・ビスの投稿にまつわる周辺状況のまとめでした。彼女のマイケル・フリンに対する信頼感は興味深いものでした。一方、彼女のトランプに対する疑いは、大統領に再選されたトランプしか晴らすことはできないことでしょう。
3.議会UAPブリーフィング流出!国防総省は何を知っているのか - コーリー・グッドのプレゼン(7/7更新)
先日のカンファレンス「Disclosure Summit 2024」でのコーリーのプレゼンが無料公開されましたので翻訳していきます。
プレゼンの個人的な感想
思っていたよりずっと受け入れやすい内容で驚きました。確かにこの仮説なら、これまでになく多くのことの包括的な説明がつきます。そこにはコーリーのこれまでの証言も含まれます。つまりコーリーは、自身のコンタクト体験も「ウルトラ・テレストリアル・フォース」によって見せられた幻影だったと解釈されるリスクを厭わず、この情報を伝えました。勇気ある行動だと思いますし、自分でも自身の体験について何か思うところがあったのでしょう。
個人的には、これまでの記事で扱ってきたコーリーやトンプキンスの体験、神人氏と日月地神示、スワルーやエレナ・ダナーンのチャネリング、サンジェルマン、時代を超えて受け継がれる奇妙なカルト思想ムーブメント(神智学、ニューエイジ、UFO宗教、ネサラゲサラなど)の全てに残っていた違和感や謎の多くが、この仮説によって、ほぼ矛盾なく説明がつくと思いました。
まだ完全に納得がいったというわけではありませんが、この仮説を補強する興味深い話を記しておきたいと思います。
約15年前、私は熱心な「神人信者」でした。だからコロナ以降、SNSやYouTube等で神人氏を知った人たちが知らないことも多少知っていますし、経験したことがないことも経験しています。神人氏の情報に完全に共鳴した時期、検証したり、裏付けを取ろうとしたりして、コーリーの情報と照合していた時期、個人的に起きたこと、周囲の状況、他のフォロワーの様子など俯瞰して見て、本当にこれを信じるのが正しい道なのか懐疑的になった時期など、色々な段階を経てきました。
そして、決定的だったのが、神人氏が石川新一郎氏がYouTubeで流していた偽情報(今ではYouTubeから削除され、なかったことにされている)の文字起こしをFacebook(本名でのアカウント)で毎週のように何ヶ月にも渡って広めていたり、その他の詐欺的インフルエンサーたちの明らかな偽情報をさかんにシェアしていた時、深刻に神人氏の真実を見極める力を疑うようになりました。少なくとも、「神人氏が発信している情報=100%の真実」ではないということがはっきりしてしまったのです。では、異次元からの情報で、しかも神人氏のフィルターを通して伝えられた情報は???もちろん、今でも多くの有益な真実を発信されている方だとは思っています。しかし、神示の情報の精度と深度に対する疑問は深まりました。
そのような個人的な見解の変遷はありましたが、神人氏についてずっと気になってきた2つの点があります。一つは、神人氏の体内には、異次元存在によって追跡のための物理的な発信器が埋め込まれており、レントゲン写真にも写っているという点。もう一つは、神人氏が異次元存在に対して、「このコミュニケーションが現実であるという証拠」を求めた結果、何十年間も毎日「111」という数字を見せられているという点です。これは単にたまたま時計を見たら「11時11分」だった、という誰にでもよくあるレベルの話ではなく、電車の切符を買ったら通し番号が「1111」だったというレベルの話です。これらはどちらも講演会等でご本人が語っていることです。
この話を信じるならば、特に後者の方は、映画『マトリックス』のように、現実をプログラムできる存在でなければなし得ないことであり、まさに「アーキテクト(設計者)」でなければできないことです。日月神示がもともと数字と記号で降ろされていたというのも『マトリックス』を彷彿とさせます。
トリックスター的な「ウルトラ・テレストリアル・フォース」が「アーキテクト」とか「カストディアン」とか呼ばれ始めており、ホログラフィックな宇宙、ゲームのような3次元の現実のプログラマーであると考えられているという話は、これと同一線上に捉えることができると思いました。
まだ結論が出たとは決して思いませんが、これはおもしろい展開です。
今までコミュニティの分断を生んできたジレンマである、あちら立てればこちらが立たぬ的な、この人の言い分を支持するために他の人の言い分を否定しなければならないとか、一つの情報源だけが本当のことを言っていて、他は全て嘘つきだといった考え方をしなくてもよくなり、全てを丸く収めてくれそうな可能性を感じます。
是非、有名な霊媒、接触体験者、チャネラーなど、「われこそが真実なり」と主張し合っている人々がみなこの国防総省と大学の研究調査に参加し、脳スキャンをしながら質問に答えるような展開になってほしいと思います。少なくとも自身の体験について正直に語っていた人たちであれば、その証明になるでしょう。その反対に、LARPはそれが暴かれてしまうことになりますから、作り話を語っていた人々はこの国防総省の研究を完全無視するか、批判的な立場を取り、自分が囲い込んだフォロワー/信者のスモール・サークルの中で、小さなカルトの維持に努めることでしょう。
最後に、コーリーのプレゼンで言及されていたダイアナ・パスルカがどんな話をしているのか、見ておきましょう。
補足:ダイアナ・パスルカのインタビュー
今回の記事は以上です。