(8/30更新)ホワイトハットの実態に迫る!シリーズ3
1.はじめに
真実とは事実の先にあるものだと思います。事実は真実の一側面に過ぎず、真実の全てを語るものではありません。しかし、「自分の信じたい真実」「気分が良くなる真実」にとって都合の悪い事実から目を背けていたり、事実を知ろうと努力することを怠っていて、本当に真実にたどり着けるでしょうか?
パラディンに「GIDIFAとアンヘル・フェルディナンド・マルコス(デル・カルメン)」がすでに詐欺で逮捕されている件について、説明を求めました。「あなたたちも結局はただの金融詐欺師だったのか?」と。パラディンからの回答は1ヶ月経ってもありません。そして、7月のポッドキャストは、7月23日に投稿された「7月3日(おそらく収録日)」と付されたたったの1本だけでした。そしてそれ以降ずっとダンマリです。Discordのチャットにも登場しなくなりました。
この放送では「映画『サウンド・オブ・フリーダム』を見た」という話や、昔ジム・カヴィーゼルと同じ映画に端役で出たことがある(『マディソン』)といった話が中心で、ほとんど世間話と雑談という感じでした。「新たな金融システムの口座の準備ができている」「7月1日にQFSが有効になると思われる」「メドベッドが利用可能になり、RVも行われる」といったお決まりの話もしていましたが、いつものように今回も何も起きていません。まるで起きないことが当たり前みたいで、こういった予告の言葉は空々しく、虚しく響くだけとなりました。ちゃんとした説明もなく、このままフェードアウトしていってしまうつもりなのでしょうか。
2.映画『サウンド・オブ・フリーダム』について
ホワイトハットの調査とは話題がズレてしまうのですが、この映画について、元祖Qチューバーの「Amazing Polly」こと、ポリー・セントジョージさんが興味深い事実を指摘していました。コミュニティでは、事実ベースでこういった話ができる数少ないうちの一人です。
調べたら、さらに2018年にもドキュメンタリー映画になっていました。
ということでした。思ったより長くなってしまいました。時間がなくなってしまったので、今日の更新はここまでにします。冒頭で事実の先に真実があると思う、という話をしましたが、コミュニティでは「感情的に受け入れられない事実は無視する」という風潮が蔓延しています。だから、この記事もコミュニティからは無視されるでしょう。しかし、もう一度言いますが、事実から目をそらしていても、真実にはたどり着けないと思います。むしろ、感情をもてあそばれ、右へ左へと、彼らの好きなようにコントロールされるだけでしょう。事実よりも感情を優先する人ほど彼らにとって操りやすいものはないのです。
ポリーさん、Red Pilled Americaの仕事には最大の敬意と賛辞を送りたいと思います。テーマから逸れて寄り道したかと思いましたが、そうではなかったようです。イメルダ・マルコスもこう言っています。
3.またも金塊の怪情報と米国株式会社説の勘違い
さて、前回の更新に対する反応は予想通りのものでしたが、さらに更新を続けます。ジョーダン・セイサーがおもしろい記事を出していました。これもまた、今回の調査に間接的につながりのある話なので、是非取り上げたいと思っていたのです。
なんとまたもやチャーリー・ウォードが絡んでいました。コミュニティが彼のような詐欺師をしっかりと糾弾して黙らせず、逆に担ぎ上げて褒めそやし、野放しにしてきた結果がこれです。トランプ陣営も、息子たちやフリンがReAwakenアメリカ・ツアーで会っているチャーリーの存在は十分に認識しているはずで、おそらく「我々の宣伝をしてくれているようだから、まぁいいだろう。コミュニティで人気があるようだし」というスタンスで放置しているように見えます。
この一件で、すっかり米国法人説を事実だと信じてしまった日本人も多いようです。それは「米政府閉鎖の可能性」のヤフーニュースのコメント欄を見ればわかります:
この人たちは基本的に記事は見出ししか読まず、記憶は一日の終りに消去される(だからEBS等の予言を何度外してもケロッとしている)か、過去・現在・未来を同時に生きている超次元存在(だから「ついにキタ!」と言って5年前のニュースを最新ニュースとして引用する)なので、これが別に初めてのことではないという事実は気にも留めていません。
ジョーダンはトランプやフリンの意図について、認知的不協和を感じつつも、好意的に解釈しようと努めていましたが、私はもっと穿った見方をしています。彼らは大衆の感情を味方につけることを最優先にしているように見えるのです。あるいは、もっと悪い可能性を疑い始めています・・・それは映画『サウンド・オブ・フリーダム』をトランプが称賛し、ティム・バラードにインタビューを受けている様子を見て感じたことです:
終始、意気揚々と話すティム・バラード、対照的に元気がなく、感情を失ったように見えるトランプ、神妙な面持ちのジム・カヴィーゼル、という各人の表情が印象的でした。
もっと悪い可能性というのは、トランプがクリントンと何らかの手打ちしたか、クリントンの犯罪を追及することを諦めた可能性です。あるいはもともと選挙戦で戦っていた時だけの見せかけの対立だったのか、それとも本当にクリントンの国境政策は評価しているのか。それは今後のトランプとクリントンのお互いに対する発言や姿勢を観察していればわかるかもしれません。いずれにしても、ティム・バラードがクリントン側の人間であることはこの発言からも明らかであり、トランプに対して「クリントンの功績」を認めさせたことは事実なのです。
コミュニティの多くの人々は、トランプも認めた『サウンド・オブ・フリーダム』を真実として受け入れて満足し、ジュディ・ノートの三文小説の中でクリントンが裁かれ、処刑されたと読むだけで溜飲を下げ、実際には起きているかもわからない「ホワイトハットによる子供たちの救出作戦」の噂に感謝し続けるのでしょう。例えエリートがこの犯罪に関与していたとしても、もはや人々にはそれを追及する気持ちは残っていないでしょう。エリートはみんな処刑されて、ゴム人間とやらに入れ替わったと信じ込まされているみたいですから。
4.カルロス・スリムとロスチャイルド
次の話題に進もうと思っていましたが、『サウンド・オブ・フリーダム』の出資者であるカルロス・スリムについて、もう少し知っておくべき情報を追加したいと思います。こちらの動画を参考にしました。
まず、カルロス・スリムはロスチャイルド家とかなり親しいという事実があります。おそらく、人々が思っている以上に。
エリートの金持ちは皆友達です。この友達の輪には、もちろん、ゲイツも含まれています。
トランプがなぜキャンディス・オーウェンズに対して声高にワクチンの有効性を主張したのか、なぜ『サウンド・オブ・フリーダム』の宣伝にわざわざ協力したのか?つまりはトランプもロスチャイルドたちには逆らえないということではないでしょうか。
コミュニティの多くの人々が、ビル・ゲイツを慈善家として認めないのに、カルロス・スリムは『サウンド・オブ・フリーダム』に出資した慈善家として認める、というのはなぜでしょうか?それは子供たちをダシに使われているからです。子供をダシに感情をコントロールされているからです。「かわいそうな子供たちを救うテーマの映画に出資している人を悪くは言えない。悪く言ったら自分が悪者になってしまう。だからいい人だと思い込もう。悪い情報は見ないことにしよう。」という心理が働き、この映画の背後にクリントンやロスチャイルドの影があるという事実から意図的に目を背けるようになるのです。そしてもっと大きな、本当の闇に目を向けなくなるのです。
カルロス・スリムについて、恐ろしい話があります。これはメキシコのニュースで報じられた騒ぎです。
ということで、以下、そのブログに移動します。
このブログ記事に寄せられた2015年当時のコメントを紹介します。
さて、ティム・バラードとO.U.R.のウソついて、また別の指摘があります。
次に、O.U.R.がNPOとして設立されたユタ州の、2021年のある市議会での議論を見てみましょう。
そのアン・ギャラガーという人の寄稿した2015年の記事がこちらです。
そして今年4月にHHS(保健福祉省)の内部告発者タラ・リー・ロダスが行った議会での証言があります。
『サウンド・オブ・フリーダム』に関してこれらの指摘をした動画に寄せられ、最も賛同を得ていたコメントがこれです。
一見もっともらしい意見です。しかしこれでは、「『サウンド・オブ・フリーダム』は児童の人身売買についての気づきを促しているのだから、ティム・バラードの怪しさやその背後関係については目をつぶろう!」と言っているのと同じです。それは本当の「気づき」と言えるのでしょうか?それが「真実を知る」ことだと言えるのでしょうか?クリントン&ポデスタとNCMECについては?カルロス・スリムは?ロスチャイルドは?もうどうでもいい?彼らが『サウンド・オブ・フリーダム』を世に出したという事実には目をつぶる?この映画が彼らにとっての免罪符になる?
残念ながら、これが真実探求コミュニティの限界のようです。大多数の人たちは金持ちのエリートたちに感情を操られ、論理的思考ができなくなり、エリートの資金で演出された箱庭的な小さな「真実」で満足し、溜飲を下げ、それが大きな成果だと祝福しています。そうしている間にエリートたちは、これまでにどんな犯罪を犯していようが、もはや追及されることはなく、逃げ切ってしまうでしょう。そして肩書通り、慈善家として、子供たちを救った篤志家として歴史に名を刻むことになるのです。そしてそれを許すのは、彼らを糾弾することを忘れた自称「真実探求者」たちなのです。なんという皮肉でしょうか。
5.パターンに気づくべき時
これはもう、ヒューマン・コンディション(人間の心理的性質)なのだと思います。これまで、同じパターンをいくつも見てきました。
①パターンの例
「ネサラ/ゲサラ」は、ハーヴィー・フランシス・バーナードが構想した法案だけが本当のネサラであり、それ以外の全ては、他の無関係の人達が便乗し、付け加えていった願望・確証バイアス・妄想・伝説・小説の寄せ集めでした。
「米国株式会社説」も、「アメリカ合衆国コーポレーション」という名前の会社が複数存在するということだけが事実であり、アメリカ合衆国という国が会社として登記されていたわけではありませんでした。
「サウンド・オブ・フリーダム」は、子供に性的いたずらをしていた男が国境で逮捕されたという事実を、様々な誇張と歪曲で「人身売買からの救出劇」に仕立て上げたウソ話でした。
例えそれが数パーセントであっても、一部に真実の種が含まれていれば、あとの残りが事実誤認・勘違い・誇張・ウソ・妄想・脚色のオンパレードであっても気にしない。それがポジティブでスピリチュアルであることであり、細かな(実際には大きな)間違いを指摘する行為は、協調性のない行為であり、皆のワクワク感・期待感といったポジティブな感情を害するネガティブな行為であり、嫌悪すべき闇の勢力・悪魔の所業とされます。それがこのコミュニティの信念体系です。
このパターンでいくと、きっと「量子金融システム(QSF)」にも、この都市伝説の元になった数パーセントの真実があるかもしれないと思って検索してみたところ、案の定それらしき話が見つかりました。
②QFS
アイデア自体は1969年から存在してたわけですから、様々な尾ひれがついて都市伝説化するには十分な時間がありました。そして2012年の時点で論じられていた量子マネーの問題の解決策として、近年のデジタル通貨やブロックチェーン技術、AIといったアイデアとの相性が良かったため、それらと結び付けられていったことが容易に想像できます。しかし、実際に「QFS」という言葉が生まれたのは、国家量子イニシアチブ(NQI)法が米国議会で議論され始めてからだったようです。
QFSについて情報をまとめているウェブサイトによると、2018年7月2日に:
この時点では「量子システム」という言葉でしたが、7月10日にベンジャミンが「量子金融システム」という言葉を使います:
議会では国家量子イニシアチブ(NQI)法が、2018年6月26日から議論されていました:
日付から判断するに、おそらくこんな流れだったのではないでしょうか?
NQI法により量子情報科学の研究に国家予算が投入されることになったという事実に、これまで存在していたネサラ系のナラティブから様々な尾ひれがつけられていったように見えます。
さて、それから約5年が経過して、どうなったでしょうか?事実の部分である量子情報科学の研究は進んでいるでしょうが、当然のように、ファンタジーの方は全く話が進んでいません:
こうして改めて振り返ってみると、今や「QFSの伝道師」となったチャーリー・ウォードが動き出したのは、随分後になってからであることがわかります。彼がQFSについて話し始めたのは、2020年8月になってからです。
ではパラディン/ホワイトハットはいつからQFSについて話すようになったのでしょうか。Discordグループの中で最初に言及されたのが、2020年3月でした。
随分と慎重なスタンスで話している印象です。そして、どちらかと言えば2012年の時点で議論されていた量子マネーのことを言っているように聞こえます。
そして2020年4月には、その1ヶ月前の発言とはかなりニュアンスの違うことを言っています。明らかに誰かに何かを吹き込まれた様子です。
「GIDIFAとアンヘル・フェルディナンド・マルコス」の一件があって以来、パラディンという人が「意外と簡単に騙される人」という印象に変わってしまいました。正直言って、彼の言葉や情報に、もはや以前の様には信憑性を感じていません。
100パーセント善意の人であっても、社会的地位がある人であっても、一般人が知り得ない情報を知っている内部関係者と思われる人でも、偽情報を消費し、偽情報を信じ、偽情報に踊らされてしまう人はたくさんいます。最高裁判事の妻、ヴァージニア(ジニー)・トーマスもそうでした。彼女が元トランプ大統領首席補佐官マーク・メドウズに宛てたテキストメッセージの内容が攻撃の的になっていたのを覚えているでしょうか。
最高裁判事の妻で、トランプ・ホワイトハウスと直接やり取りするレベルの人が踊らされたくらいなので、コミュニティの多くの人たちが踊らされたのも仕方のないことだったのかもしれません。しかし、明らかに事実ではなかったこの話を、「最高裁判事の妻も信じていたんだ」と言って、確証バイアスに変えてしまう人もたくさんいるのは問題です。こうした一つ一つの細かな確証バイアスが積もり重なって、なんとなく「証拠はたくさんあるんだ」という気分が醸成されます。
では、この迷惑な噂話を流したスティーブ・ピチェニックとは何者なのでしょう?
なるほど、国務省に入省してたった2年で、キッシンジャーが国務長官在任中(1973-1977)に国務次官補に大出生し、キッシンジャーに脅されていたイタリア首相の誘拐事件で人質交渉官となるも、人質を助けるどころか、人質が本当に殺される前に「人質はもう死んだ」と偽情報を流していた人物で、外交問題評議会やランド研究所にも在籍していたCIA職員の精神科医で、「心理政治力学に基づく戦略と戦術」、つまりサイオプの専門家、ということですね・・・
これらの経歴からは、キッシンジャーの子飼の偽情報エージェントという風にしか見えません。そして、アレックス・ジョーンズの番組の常連である彼は、「反グローバリストの愛国者」のふりをして、トランプを褒め称えつつ、善意のトランプ支持者たちに偽情報を植え付けているのではないでしょうか。
この人物が「QFS・ブロックチェーン」という言葉を使って偽情報を流していたという事実は重要です。ひょっとすると、2018年の時点でベンジャミンに「QFS」のナラティブを仕込んだのは、彼らかもしれませんし、パラディンも彼のグループに騙されているのかもしれません。
一般的なオーディエンスの大多数にとっては、ピチェニックのような人は「アライアンス」や「ホワイトハット」として認識されているでしょう。最高裁判事の妻だって、そう思ってホワイトハウスにメールを送ったくらいですから。実際には「アライアンス」や「ホワイトハット」というのは、もっとグレーで曖昧な存在であり、偽情報や心理作戦が渦巻く世界の住人だということがわかりました。これは当然と言えば当然であり、そもそもが客観的な資格ではなく、曖昧な定義の呼称にすぎないのですから、「今日はホワイトハットな気分だったけれど、明日はカバールな気分だな」という感じでコロコロ立場を変えることだってできますし、「私は本当はカバールなんだけど、『トランプは素晴らしい』と言ってホワイトハットだと思われよう」ということだって簡単にできてしまいます。
③金塊
パターンの話に戻ると、ヤン・ハルパー・ヘイズ博士がチャーリー・ウォードが考えた与太話を信じて、テレビで語ってしまったのも、ヴァージニア(ジニー)・トーマスのケースと同じパターンだったと考えるのが自然です。「トランプに近い位置にいる社会的地位が高い人が言ったことだから本当だ」という論理はもはや通用しません。
そして、現時点ではまだ調査の途中ですが、チャーリー・ウォードがしていた「バチカンからアメリカに大量の金塊が輸送された」という話とよく似た話が、タラーノの金塊伝説にも組み込まれてたのを覚えているでしょうか。
タラーノの金塊伝説については、また次の記事で掘り下げていきますが、数パーセントの事実に尾ひれがついて都市伝説化するパターンという観点で言うと、これらの話の元になったのではないかと考えられる(現時点では予感に過ぎませんが)事実があります。
どうもチャーリー・ウォードの話は、この戦時中のアメリカへの金塊輸送の事実と、タラーノ伝説のバチカンからフィリピンへの金塊輸送の話とのミックスではないかという気がします。それも、巧妙に構築された嘘というよりは、数多くのインタビューをこなす中で、なんとなく聞きかじった情報から、その場の思いつきでしゃべった、口からでまかせだったのではないでしょうか。地下輸送という話ならともかく、「650機の飛行機で空輸」をして、誰にも気づかれないなどということはありえないからです。
④人間は騙されやすいもの
「自分は真実に目覚めた賢明な人間だ。決して騙されてはいない。だって、あのインフルエンサーも、この有名人も、同じことを言っている」と考えるとき、人は人間の理性というものを過信しています。こんな話があります:
⑤二重のゲートキーパー理論
最後に、「『サウンド・オブ・フリーダム』は、MSM(主流メディア)から攻撃を受けているのだから、愛と光の映画、善の映画なのだ!」という論法に対して、ポリーさんの意見を引用するだけでなく、自分なりの見解も示しておきたいと思います。
カバールが何か秘密を守りたい時、二重に鍵をかけ、ゲートキーパーを配置している可能性はないでしょうか?第1のゲートキーパーが主流メディアです。彼らは大衆がこの問題について全く関心を持たないか、この問題の全てが胡散臭い話なのだと思わせる役割です。ここでまず人々を篩いにかけます。そして第2のゲートキーパーがティム・バラードと『サウンド・オブ・フリーダム』です。彼らは、この問題に関心を持った人たちの注意を問題の核心や、エリートの犯罪から逸し、問題を矮小化する役割を果たします。それだけでなく、当の犯罪シンジケートに映画を製作させることで、この映画を肯定したい善意の人たちに、その犯罪シンジケートや、さらにその背後にいるエリートに対する批判や追及を心理的にできなくさせる(マインドコントロールする)ことができます。
カバールがこれくらいのことを考えていてもおかしくはないと思うのですが、どうでしょうか。以上です。