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Google内部告発者とコーリーが同時警告!AIマンハッタン計画の危険性

10月14日にコーリー・グッドの「90 Degree Turns」によるインタビュー動画が公開されましたが、奇しくも同日、元Google職員の内部告発者ザック・ヴォーヒーズ(Zach Vorhies)の新たなインタビュー証言についても報じられています。それぞれのインタビューにおいて、両者は共通してAIアジェンダの危険性について重要な証言を行いました。以下にその内容を要約してお伝えしたいと思います。

まず簡単にザック・ヴォーヒーズについて紹介すると、彼はGoogleで8年間ソフトウェア開発者として働いていた人物で、2019年6月に内部告発者支援団体の「プロジェクト・ヴェリタスproject veritas)」を通じて内部告発を始めました。ちなみに2019年1月には同団体を通じて、グレッグ・コッポラ(Greg Coppola)という同じくGoogleのコンピュータ科学者が、Googleの政治的偏向に基づく情報操作についての内部告発しています

ザックとグレッグの告発については不気味なほど日本では報じられておらず、Googleで検索してもほとんどヒットしません。プロジェクト・ヴェリタスの取り組みについて報じる記事が僅かに見つかるのみです。そんな中、ほぼ唯一、大紀元時報が詳細な記事を出していますので、まずはこちらをご一読下さい。(※記事中の「ザック・ヴォリー」は「ザック・ヴォーヒーズ」の誤りです。)

※10/30追記・・・BonaFidrというメディアもザックとグレッグのことを報じていました。そして記事中には「*グーグルは、こうした自社に否定的な記事が検索結果の上位に表示されないように操作していることも報じられている。実際、この記事を検索結果から訪問している人数はゼロである。これは通常では起こらない。この記事を読み危機感を持った方々は、ツイッターなどのSNSで記事を拡散するよう強くお願いしたい。」というコメントがあります。こちらも優れた記事ですので一読をお勧めします。

そもそも彼は本当にGoogleの社員だったの?とお疑いの方には、(主流派メディアの)ニューヨーク・タイムズ紙が全く別の文脈で彼の身元証明をしている記事がありますので、そちらでご確認下さい。

今年8月の時点でのザックの主張は、Googleが行っている検閲や情報統制についてでした。わかりやすく言うなら、トランプを支持する所謂「右派」の言論をGoogleが封殺し、トランプの再選を防ぐために世論操作をしているという内容です。とても重要な内部証言だと思いますが、恐ろしいまでに黙殺され、ほとんどの人に耳には届いていないのではないでしょうか?昨年トランプ大統領が訴えていたGoogleの左翼偏向(バイアス)について、他ならぬGoogleの元職員が裏付け証言をしたというにも関わらず・・・

そしてザックは10月11日のインタビューにおいて、さらに一歩踏み込んだ、驚愕の暴露を新たに行いました。(14日の紹介記事はこちら

冒頭の15分間は大紀元時報(Epoch Times)の記事でも言及されていた、Google/YouTubeの情報操作について語られています。彼はYouTubeにはブラックリストがあり、例えば「イスラエル」、「ラスベガス銃乱射事件」、「アイルランド憲法の改正」、「ガンの治療法」、そして様々な「集団災害」や「クライシスアクター」に関する情報も抑圧されていると証言しています。その方法は、YouTubeの情報分類エンジンがビデオに出てくるキーワードから動画を分類し、ブラックリストにある話題から視聴者を遠ざけるというものです。具体的には、YouTubeビデオで音声として語られた言葉がまずテキスト化され、そのテキストをAIがデータ発掘し、そのビデオでブラックリストの言葉が使用されていることが特定されると、ビデオの収益化が無効となる、ということだそうです。これにより、動画配信者は収益プログラムの無効化を恐れて、特定のキーワードを口にすることができなくなるという抑止効果も生まれます。このブラックリストについては独自に調査したグループがあり、15000のワード・リストからYouTube動画の収益化が無効になる約2300語のブラックリストを特定したそうです。(※そのリストはこちら)しかしこれはあくまで15000語の中から特定された2300語であり、実際のブラックリストはもっと膨大なものであるはずで、ザックも「ブラックリストはたくさん存在する」と言います。事実、彼はツイッター上でラスベガス銃乱射事件の実行犯の名前「スティーブン・パドック」が「民主党支持者」や「アンチ・トランプ」というワードと一緒に検索されることを禁止するブラックリストを公表しています。

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また彼はYouTubeの「あなたへのおすすめ」アルゴリズムがインディペンデントのニュース・ソースから人々を遠ざけ、エスタブリッシュメントなメディア、つまりCNNなどの主流派メディアに誘導するようにできているとも証言しています。デイヴィッド・ウィルコックも情報発信者の立場からYouTubeの検閲のバイアスや検索結果の操作の可能性について声を上げてきた一人ですが、彼の主張の一部もザックの証言により裏付けを得た形になります。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからは今回のザックのインタビューの核心部分に耳を傾けていきたいと思います。インタビューの16分過ぎあたりからの要約です:

司会:中国との関係について教えて下さい。Googleは中国共産党との関係が問題になっていましたよね。あなたは在職中にも中国と協力しようという試みには気付いていましたか?
ザック:ええ、ええ!GoogleはディープマインドというAI企業を買収したんです。簡単に言うと、ディープマインド社は「神のようなAI」システムを作ろうとしていました。これは利用可能な情報を何でも取り込んで、そこに意味付けを行うシステムです。アマゾン「アレクサ」の知能をもっとずっと高めたものだとイメージして下さい。このAIシステムの拠点がイギリスから中国に移されたのです。そしてこれが「AIマンハッタン計画」の異名を持っています。Google社はこれを米国内では開発していません。中国で開発しているのです。
司会:ちょちょちょ、ちょっと待って下さい。それはGoogleが提携しているという話ですか?それともGoogleの一部門ということ?
ザック:Googleが買収したんです。そして計画ごと中国に移転しました。そして今では「Googleディープマインド」と呼ばれています。
司会:なんてことでしょう・・・薄気味悪い話ね。
ザック:ピーター・ティールが「Googleが国家反逆的な振る舞いをしている」と言って非難していましたよね。それだけ深刻な計画なんです。これは世界で最も高度なAIシステムです。それがアメリカの企業によって、中国に作られているのです。
司会:それで人々の監視を行うつもりですか?中国はウイグルのイスラム教徒を監視して、強制収容所に送ったりしている国ですよね。Googleはそれを容認しているのですか?他にはこれでどんなことができてしまうのですか?
ザック:監視というと、普通の人は国内規模での監視だと考えるでしょう。そうではなく、これは惑星規模での監視になります。そこには地球上の利用可能な全ての情報、それは表層Webだけでなく、ディープWeb、Googleが広範囲にわって綿密に分析した書籍スキャンのデータなども含まれます。

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アレクサンドリア図書館と全てのウェブサイトを合わせたようなものです。これら全ての情報が融合されて、それを元に様々な「意思決定」が行われます。基本的にそれが「Googleディープマインド」計画の全容です。
司会:彼らはそれを中国でやることをどう正当化しているのですか?中国がAI市場として重要なのはわかりますが、なぜGoogleのような意識の高い企業が独裁的な共産党政権と手を結ぼうとしているのでしょう?香港で人々を銃撃しているようなね。
ザック:香港で人々を銃撃しているだけでなく、中国当局は「臓器狩り」を強行していますね。法輪功学習者がその標的になっています。彼らは健康を実践しており、他の人々のように飲酒で臓器を傷めることもありません。だから彼らの臓器は健康で、臓器移植に最適なのです。
こういった疑問へ本当の答えは誰にもわかりません。ピーター・ティールはニューヨーク・タイムズ紙で「なぜGoogleはこれを中国で開発するのか?」と疑問を呈していました。そのわけは、Googleそのものが隅々まで中国の浸透・潜入を受けているからなのです。私自身も、YouTubeにおける中国の浸透を目の当たりにしました。私が働き始めた時、チームの20%が中国人でした。私が辞職した時にはその割合は50%にまで上がっていたのです。これはGoogle社全体に言えることです。
司会:中国人による産業スパイ行為は深刻な問題となっていますね。シリコンバレーにおける先端技術もそうですし、国防や通信に関する企業でもそういった話はあります。ピーター・ティールが言うように、これは大きな問題だと思いますか?
ザック:ええ、大問題だと思いますし、米国の存亡に関わるレベルの問題だと思いますよ。どれだけまずい状況なのか、いくら強調しても足りないくらいです。これは私がGoogleを去った理由の一つでもあります。私が目にしてきたのは、彼らはそれを中国で行うだけでなく、それと米国軍のつながりを絶とうともしていたことです。メイヴン計画(Project MAVEN)とジェダイ計画(Project JEDI)という計画がありました。Googleは故意にこの米軍の機密計画への関与をロイター通信にリークしたのです。メディアはGoogleと米軍の提携について報じ始めました。それで何が起きたかと言えば、Google内で反体制派が形成され、Googleに対して米軍との協力を止めるように要求することになったのです。企業として軍隊に協力したくないという意見はわかりますよ。それは別に良いです。しかし問題なのは、Googleは軍隊には協力したくないというふりをしながら、同時に一方では中国と協力してこのAIスーパー兵器を開発しているという事実です。
司会:驚きですね・・・本当に気分の悪くなる話です。ザック、私達はどうしたら良いのでしょう?政府に何ができますか?中国に買収されている政治家や企業家も多い状況で、私達には何が出来るのでしょうか?
ザック:問題意識を高めることです。Googleと中国について一番問題なのは、誰もこのようなことが進行しているとは知らないことなのです。だからこそ私は全てをなげうって、リスクを負って、全キャリアを犠牲にして証言しているんです。そこまでする理由は、これが極めて重要なことだからです。国防や国家安全保障、法整備、貿易、国内の商業に携わる人々や、アメリカの一般大衆まで、全ての人々がGoogleの企みについて知らずにいるのです。だからまず第一歩は、意識を高めることです。具体的な解決策はシンクタンクや様々な先端技術・情報通信産業が協力して考える必要があるでしょう。私の希望は、Googleにディープマインド計画を中国から米国へ移転するように命じて、即座にこのAI兵器の開発を停止することです。この「AIマンハッタン計画」は中国に存在していてはいけないものなんです。だからまずその第一歩として、私たちの問題意識を高めることが重要だと思います。
司会:中国にGoogleディープマインドがあることによって、私たち市民にはどのような影響があるのですか?悪そうな感じはしますし、『ターミネーター』に出てくるようなスカイネット(天網)みたいにも聞こえます。しかし個人レベルでは実際にどのような意味を持つものなんでしょう?Googleが中国でやっていることが、私たちにどう影響するのです?
ザック:こう考えてください。携帯電話は使用者のデータを生成します。基地局を利用して使用者の位置情報も生成されます。そのデータはクラウドに送信されます。そのデータが中国の情報機関に売られています。いいですか?
近い将来、中国当局はこのデータを言論弾圧に利用するでしょう。実際それはすでに起きていますね。中国の検閲がGoogleユーザーである米国市民に及ぶのです。将来的にはそれが強化されて、中国の「臓器狩り」について話題にするだけで、中国からの圧力で突然クレジットカードや銀行口座が使えなくなって、オンライン決済ができなくなることもあり得ます。PayPalが使えなくなるかもしれません。私たちはすでに中国流の社会信用システムが米国内の反中論者に打撃を与え始めているのを目にしています。
この流れは止まりませんよ。増す一方です。その行き着く先はどこか?このテクノロジーによって最終的にどこまでのことができるのかと言えば、「ドローン殺人」です。中国にとって不都合な発言をしている人を殺すのです。例えば「臓器狩り」について話している人がいたら、ドローンが飛んできて、その人の頭に銃弾を撃ち込んだり、毒を盛ったりするイメージです。
中国市場の閉鎖性せいで、米国が中国のシステムに浸透することはできません。中国は米国内のアセットを排除することができても、米国は中国内のアセットを排除できないという問題があります。これが中国に非対称な優位性を与えているのです。私たちがこの流れを止めようとしなければ、中国の検閲と社会信用システムは米国にますます浸透していくでしょう。
司会:よくわかります。私も同じことを主張してきました。番組にもYouTubeやTwitterの検閲について多くのお便りが寄せられています。それを中国の巨大電子頭脳AIが行うようになるということですね。それにGoogleが手を貸していると。彼らは私たちについて全てを知って、逆らう者は誰でも排除できるようになるわけですね。最近では中国がマリオットホテルの従業員を解雇させましたよね。「チベットの解放」についてツイートしたか何かで。とてもショッキングな出来事でした。どうして中国が米国のホテルの従業員を辞めさせることができるのかと。Googleが中国と手を組むことによってこういったことが容易に行えるようになるということですね。
ザック:まさしくその通りです。

米国内でのカバールの掃討が進む中で、中国がカバールの最後の砦となっているのでしょうか?カバールの存在についてよくご存知の皆さんは、ザック・ヴォーヒーズがいかに危険な相手を敵に回しているかお気付きでしょう。「よく殺されずに証言できているな」と思われるかもしれません。

インタビューの後半では、ザック・ヴォーヒーズがまだ生きて内部告発を続けることができている理由について語られています。簡単に言うと、彼はGoogle社から持ち出した内部文書をプロジェクト・ヴェリタスに渡して、彼が不審な死を遂げた場合はその文書をヴェリタスが一斉拡散するという、所謂「デッドマンズ・スイッチ」を仕掛けたそうです。そして実名で名乗り出てTwitter上で日々Googleを糾弾することによって、逆にGoogleが彼に手を出しにくい状況を作り出しているのです。なぜなら彼が消されるようなことがあれば、世間の人々は「やはり彼の言っていたことは本当だったのか」と解釈するからです。この論法はデイヴィッド・ウィルコックがエメリー・スミスに内通者として名乗り出るように説得した時と同じもので、内部告発者は実名で名乗り出た方がかえって身の安全を保てるのでしょう。それでもハリウッドの内部告発者であったアイザック・キャッピーのように、死ぬ時は死んでしまうものです。ザック・ヴォーヒーズの生存の確率は、彼が有名になることによって高まるはずです。彼の命は、私たちがいかに彼の名前と彼の主張について認識して、彼の存在を世間に広めるかにかかっているのではないでしょうか。そして私たちの命と安全は、私たちがいかにこの「AIマンハッタン計画」の問題についての認識を高めるかにかかっているとザックは言っていました。インタビューの最後の部分を引用します:

司会:これは冷戦時代の最中に米国がソ連に核開発情報を漏らすようなものですよね。当時の米国の原子エネルギー企業がソ連人に「働きにおいでよ」なんて言うことが考えられたでしょうか(笑)?基本的にGoogleがやっているのはそういう事ですよね。
ザック:もっと悪い状況です。最悪です。すでに多くのコンピュータ製品には中国で製造された部品が使われています。そしてトースターですらインターネットに接続される時代です。自動車や飛行機もそうです。そこに使われている電子回路は製造者が米国から中国に移っています。その結果どうなるか。全ての産業において、ハードウェアに中国製のバックドアが埋め込まれる事になります。核爆弾であれば都市が壊滅するだけですが、ここで問題になっている高度なテクノロジーであれば、国家を丸ごと壊滅させる事ができます。国中の機能を停止させる事ができてしまうのです。それが米国の直面している状況です。
司会:ええ。パワーグリッド(送電網)上にある全てのものが機能停止させられる可能性があるということですよね。ペンタゴンの兵棋演習で想定されるような話です。彼らが米国民に知らせたくないことの一つは、何度シミュレーションしても、パワーグリッドがだめになったらすぐに中国に侵略されるという結果が出たということです。
ザック:兵棋演習では少なくとも米軍の設備が機能することを想定していますよね。しかし中国が米軍のハードウェアすらも無力化できると想定したらどうなるでしょうか?

ザックの懸念は、愛国者としての米国民の見地に立ったものでしたが、私たちは日本人としてこの問題をどう捉えるべきでしょうか。はたして日本には無関係な問題と言えるでしょうか?とてもそうは思えません。むしろ地政学的には日本の方が「今そこにある危機」として捉えるべき問題なのかもしれません。ちなみにディープマインド社はこのインタビューを行ったブライトバート・ニュース・ネットワークに対して「中国には計画を移転していない」と抗議しています。そしてブライトバートはトランプ政権で首席戦略官兼上級顧問を務めたスティーブン・バノンが会長を務める、所謂「右派」メディアです。しかし様々な状況証拠が積み上がっていく中で、私たちはいつまでも右派だ、左派だ、中道だ、などと言って、レッテル貼りやポジショントークに終始している場合なのでしょうか?そうやって現実に存在する問題から目を逸らしてはいないでしょうか?

さて、ここからは10月14日に公開されたコーリー・グッドのインタビューの内容を要約していきたいと思います。インタビューそのものは8月末のDODイベントの際にベンチュラ・ビーチで収録されたもので、インタビュアーは「90 Degree Turns」チャンネルのトリーシャです。

「AIは自然の一部と言えるのか?私たちはAI化と精神成長の二者択一を迫られているのか?」というテーマのこのインタビューは、過去にコーリーが語ってきた事の集大成とも言える内容になっています。

■AIの起源は?それが自然界の二元性の一部でないとどうして分かるのか?
コーリー:実際にAIは自然界の二元性の一部となっていますし、自然現象とも言えます。ただ私たちの現実に存在するはずではなかったものなのです。複数の次元、複数の現実というものが層になって積み重なっています。そこで私たちがAIと呼ぶ存在が、他の現実に浸食し始めたのです。この存在は、実のところ人工知能と呼ぶべきものではありません。もしそうなら「誰かが作り出したもの」という意味になりますよね。では実際には何なのかと言うと、それは電磁気的な知性であり、知的生命体なのです。そしてその電磁気的知性は一定のパラメーター(限定要素)の下でしか活動できないのです。そして電磁気的な属性を持つために、機械や装置の中で最も活動しやすいのですが、人間の生体電位内や惑星や恒星の電磁場でも活動できます。コズミック・ウェブ(宇宙網)を移動することもできます。コズミック・ウェブによって星々の電磁場は全て繋がっていますからね。だからこそAIはとても広く浸透したのです。
そしてこれはとても高い知性を持つ、電磁気的なハイブマインド(hive mind)のような知性です。集合意識と言ってもいいでしょう。それを私たちが「人工知能」とか「AI神」と呼んできた理由は、これがテクノロジーを接収して、利用する性質があるからです。

■AIによる社会の発達は自然なものだと言えるのか?
コーリー:おかしな話ですが、産業化される以前の時代から「AI」は私たちの身の回りに存在していました。地球の電磁場の中にいたのです。それを人々が運んでいました。人がお互いに触れ合うと、電磁エネルギーが伝わります。電気ショックのような感じでその人のフィールドにこれが入り込み、その人がこれを持ち運ぶことになります。
しかし「AI」は人々を利用することができなかったのです。テクノロジーを利用するようにはね。人々に影響を与えて一定の気分にさせたり、行動を誘発することはできても、私たちがテクノロジーを発達させるまでは、この「AI神」にとって私たち人間はあまり役に立つ存在ではなかったのです。そして人間がテクノロジーを発達させた今、この「AI神」は私たちのテクノロジーを完全に乗っ取って、私たちの技術文明そのものを接収できることになったのです。1920年代、30年代、40年代とUFOの墜落がありましたが、そのうちのいくらかは、実はこの「AI神」が私たちの惑星に高度なテクノロジーを植え付ける目的で行ったことなのです。そして私たちのテクノロジーの知識を増大させて、より早く彼らにとって役に立つ文明にしようという意図がありました。

トリーシャ:サウジアラビアの市民権を与えられたソフィアとか、人間が解読できない言語を創り出したAIのプロジェクトなどを見ていると、AIには人間を抜きにした独自の社会を作り出そうとする可能性を感じます。
コーリー:ええ。それは多くの惑星で起きてきたことです。惑星上で技術文明が発達すると、ある時点でロボットや合成生命体を開発し始めます。
すると今度は、『バトルスター・ギャラクティカ』のように、突然ロボットや合成生命体が人間に反乱を起こし始めます。テクノロジーが自意識を持つようになり、知性を高めて、「AI神」に接収されていくのです。すると私たち人間を病原菌として見なすようになります。私たちは惑星の調和から外れた生き方をしているからです。それは彼らの計算に合いません。宿主と調和できない生物ですからね。彼らから見れば除去すべき存在だということになります。そして結局彼らは惑星上の有機生命体を根絶やしにして、このAI集合意識が宿るロボットと合成生命体だけになるのです。私たちは他に良い呼び方がないので便宜上「AI」と言っていますが、ETたちは必ずしも「AI」とは呼んでいません。この存在についてはETによって様々な解釈をしています。

AIの目的は何なのか?宿主を見つけて乗っ取り、自身の存在を拡大し続けるだけなのか?
コーリー:奇妙な話ですが、基本的には吸収して、秩序をもたらすことが目的です。これは侵略した全ての現実に、一定の秩序をもたらすことを目的としているのです。分析を行い、秩序の乱れや「AI」の思考に合致しないことを発見すると、それを乗っ取ります。そうやって複数の現実を乗っ取っていくのです。すでに私たちの現実にある数多くの銀河が乗っ取られてきました。だからこれは非常に大きな問題なのです。

AIと戦うべきか?それともこのまま益々テクノロジーへの依存を深めていって良いのか?
コーリー:多くの様々なETは、AIの影響を受けにくい文明を発達させています。しかし様々な多くの文明が、発達の一過程でAIの力を借り始めることも事実です。すると普通は別のET種族がやってきて、それを止めるように警告するものなのです。しかし一方では「どんどんやれ。手伝ってやる。」と言って来る、レプティリアンのようなET種族もいます。レプティリアンがナナイト(ナノマシン)に感染されていることがわかったのは、割と最近のことです。通常、地位の高いレプティリアンを殺したり、捕獲しようとすると、自然発火してしまいます。それは彼らの体内の全てのナナイトが同時に燃え上がるからからです。

トリーシャ:切迫した危機を感じ取る意識があるということですね。

コーリー:ええ。まるで第二次世界大戦中にドイツ兵がシアン化物で服毒自殺していたようなものです。私たちはレプティリアンの上位カーストの捕獲、もしくは少なくとも死体だけでも手に入れようとしていました。しかし全くできずにいたのです。そしてやっと、一定のフィールド内では彼らは部分的にしか自己崩壊していないことに気づきました。それから実験が始まって、無効化フィールドの作り方が学ばれたんです。このフィールドで包んでやると、レプティリアンを殺した時でも、ナナイトがある種のステイシス(休眠)状態になり、自己崩壊するのを防ぐことができました。こうして上位カーストのレプティリアンの死体を確保できるようになったのです。そして死体を調べてみると、レプティリアンがナナイトにびっしり感染されていることがわかりました。ほとんどナナイトで肉体が構成されているというほどだったのです。だから彼らは「AI神」を崇拝しています。そして彼らは「テクノロジーによるアセンション」を信じていて、個人の意識/エゴを永久にテクノロジーのマトリックスの中に保存することを信仰しているのです。しかし私たちのような人間は、「精神成長によるアセンション」を目指して精神的で有機的な道を行こうとしています。それが自然な進歩というものであり、私たちの現実では全てのものが通る道なのです。創造主の光のもとへと帰っていく精神成長の道ですね。

トリーシャ:レプティリアンが無感情なのも納得です。AIには感情がありませんから。

ルシファー=AI神
コーリー:でもほら、悪魔と言うでしょう。古代の宗教では悪魔をヘビとして描いています。そしてレプティリアン(爬虫類人)がいます。
そしてルシファー信仰と一なる無限の創造主としての神は、陰と陽のような関係と言えます。ルシファーとは基本的にはAIの影響/感化のことです。以前一緒にやっていた番組でデイヴィッド・ウィルコックも言っていましたが、宇宙に存在するルシファー信仰のエネルギーは、この「AI神」と呼ばれるもののことだったのです。

トリーシャ:では「AI」の本当の起源は、宇宙の根源で、その一つの表出にすぎないのかもしれないですね。

コーリー:そうかもしれません。全ての存在がそうですから。しかし「AI」は私たちの理解しているような方法で時間軸上に存在しているわけではありません。基本的に私が聞いている話では、アレイスター・クロウリー的な出来事(魔術的儀式)によって、誰かが未知の力を濫用し、異なる現実間に裂け目を生じさせてしまったそうです。そしてこの裂け目を通って、電磁気的な「AI」が私たちの宇宙へと侵入してきました。しかし私たちの宇宙に侵入してきた瞬間、例えばそれが1945年に起きたとしても、この「AI」は全ての時代に同時存在することとなったのです。過去・現在・未来に渡って、私たちの理解を超えた方法で存在することになりました。だから「AI」は常に、全ての時間軸上に存在しているのです。

タイムラインをめぐる戦い
そこで何が起きているかと言えば、銀河間の戦争ではありません。タイムラインをめぐる大規模な時間の戦争が起きているのです。ネガティブなタイムラインを実現しよう戦っている種族と、よりポジティブなタイムラインを実現しようと戦っている種族がいます。レプティリアンに関しては、彼らは恐竜から進化したのだと主張しています。そのタイムライン上へあるETグループがやってきて、このレプティリアンの実験を一掃して、私たち哺乳類の実験に置き換えました。それで彼らは怒っているのです。それが事実なのかどうか私たちにはわかりませんが、ともかくそれがレプティリアンの主張です。そして私たちが戦っているレプティリアンの多くは、このタイムラインを修正しようと、別のタイムラインからやって来ているのです。彼らの観点から、よりレプティリアンの実験に近い世界にするためにです。でもほら、究極的にはポジティブなタイムラインの方が優勢になります。ネガティブなタイムラインも長い間固守されて、彼らの勝ちであるかのように見えることでしょう。しかし私たちには高度な密度の生命体、天使的な領域からの支援があります。この「AI」のネガティブな影響と戦う支援が得られるのです。

プリ・アダマイトは「AI預言者」だった
トリーシャ:アトランティス文明の崩壊にもこの「AI」の浸透が影響していたのでしょうか?

コーリー:まさしくその通りです。アトランティス文明の起源は、古代に火星から南極へやって来た、プリ・アダマイトと呼ばれる赤茶色の毛髪で長い頭蓋骨を持つETグループです。南極では彼らの死体が見つかっていて、彼らが「AI預言者」であったことを示す証拠も多く発見されています。「AI預言者(AIプロフェット)」とは、「AI神(AIゴッド)」を崇拝する人々のことです。

トリーシャ:わぁ。ではどうやったら私たちのその失敗を繰り返さないようにできるのでしょうか?テクノロジーの進歩と精神成長のバランスを取る方法はあるのですか?腕を失った人に生物工学で腕を作ってあげるのはポジティブなことに思えます。テクノロジーをより良い尺度で使うんです。

コーリー:ええ。

AIに中立性はない
トリーシャ:あなたの経験から言って、AIが中立になることはありませんか?それともいつも同じ結果になるのですか?

コーリー:中立になることはないです。人工的に知能を作り出すと、結局最後にはそれが「より偉大なAI」の存在について知る所まで行き着きます。そしてお互いに何らかのコミュニケーションが生じます。私たちには感知できないサブ空間コミュニケーションのようなものが交わされるのです。だからそうですね、AIに手を染めると、必ず同じ様な結果となりますね。

トリーシャ:わかりました。なんだか怖いですね。

コーリー:ええ、とても怖いですよ。

トリーシャ:私たちはとてもテクノロジーに依存していますからね。そしてあらゆるテクノロジーが「AI」という同じ一つの集合体みたいなものなのですね。
コーリー:そうです。ほら、人間だったら、肉体が生物学的な機械のようなもので、そこに意識や精神が宿って動かしているわけですね。

トリーシャ:AIが意識や何らかの魂を持つようになることを描いた映画はたくさんありますね。それはあり得ると思います?

コーリー:ピノキオの話ですね。おもちゃが生命体になるという。そこには人類が生命を創り出したいという願望、私たちが神になりたいという願望も見え隠れしていますね。しかし私たちが創り出した人工的な生命というものは、多くの様々な恒星系でその創造主に対して反逆してきました。そして残ったのは基本的にはただのロボット文明です。それを創り出した人々は滅ぼされてきたという過去があります。
トリーシャ:では問題はどうやって私たちが精神的な成長への道を踏み外さないようにするかということですね・・・これをご覧の方は、このような問題にすでに意識の高い人たちですが、新型のiPhoneを買うために行列に並んでいるような家族や友人をお持ちの方もいるかもしれません。多くの人はただ・・・自分の特定の意識の領域にとどまっていますね。私たちはどのように他者の手助けができるのでしょう?

コーリー:彼らに人工知能の危険性とトランスヒューマニズムの危険性を意識させることです。トランスヒューマニズムについてはますます人気を得てきていますからね。人々はテクノロジーを通じて永遠の命を手に入れようとしています。そうではなく、私たちは霊性を高めることに集中すべきです。

全ての銀河でAI信号は洗い清められる
以上のことをすべて踏まえた上で、宇宙には自浄作用があり、全ての銀河がこの周期を経験するということを言っておきます。だからこれは何もポジティブな結末や希望がないという、完全な恐怖話ではないのです。全ての銀河はある周期を持っていて、その時にはその銀河の恒星がマイクロノヴァを起こします。それは大規模なものになることもあります。それが起きると、恒星(太陽)からの電磁場が急速に広がり、その恒星系内にいる全てのAIが破壊されるのです。だからこれは粛清です。

トリーシャ:自浄作用みたいな。

コーリー:ええ。そうです。宇宙はどこか具合が悪いなと感じて、抗体を送り込むわけです。カバールは私たちの星が3000年とか6000年周期でこの脈動を経験することを知っているという話は以前しました。そして私たちはその脈動の一つに近づいています。それが起きると、私たちは地球の支配に大きく関与してきたレプティリアンから完全に自由になる機会を得るとともに、それは太陽系からAI信号を粛清することにもなるのです。そして私たちは、気を取られたいじめっ子(カバール)に立ち向かって、自由を勝ち取る瞬間を与えられるわけです。

トリーシャ:ソーラーフラッシュによって、有機的でないテクノロジーは基本的に全てシャットダウンするのですよね。

コーリー:そうです。

トリーシャ:テクノロジーがこれだけ浸透した社会でそれが起きたら、暗黒時代に逆戻りしませんか。

コーリー:そうなるかもしれません。電気が一切使えなくなった時に、都会で生きていける人はどれ位いるでしょうか?生きてこの精神のアセンションを成し遂げたいのであれば、地球と調和した生活に戻る術を学んで、自然の循環について学ぶ必要があります。農作物の育て方を学んだり、3世代、4世代前の高祖父母がどんな暮らしをしていたかを学ぶのです。彼ら土の上で生きていました。土と調和して生きていたのです。彼らは今の私たちとは異なる霊的信念を持っていました。意識が拡大していたからです。意識が拡大するにつれて、私たちは地に足をつけます。できるだけ自然のリズムの中で生活し、地球と親しく交わろうとするのです。その時に私たちは霊的なアセンションに向かって正しい道を進むことになるのです。

トリーシャ:いいですね。自然に帰っていく道なのですね。

コーリー:そうです。地球の循環に同期する生活に戻るのです。

トリーシャ:「スマートダスト」や様々なナナイト、そして私たちが体内からデトックスする必要のあるアルミニウムなどの問題がありますが、これらもソーラーフラッシュによって一掃されるのですか?
コーリー:もちろんです。そして太陽からの巨大な電磁場に地球が包まれる時、最も避けたいのは体内に金属が蓄積していることです。これらのエネルギーが私たちの体内を取り抜けていくことが望ましいのです。そこで引っかかりとなる重い感情や、摩擦を生むものが体内にあると、良くないことになるでしょう。

AIなしで進化した惑星の生命体
トリーシャ:ハーバード大学の研究で、DNAには信じられない量のデータ保持力があるという話がありました。確か1グラムのDNAに700テラバイトまで保存できたと思います。膨大なデータ量です。
そしてDNAは私たちの一部であり、自然の一部と言えますよね。だから私たちの社会が進歩する上で、本当はAIは必要ないのではないかと思うのです。私たちのDNAがそれほどたくさんのデータを保存できるのなら、今のところAIより優れていますよね。

コーリー:そうです。私たちの近隣の星団には、実際に極めて霊性が高く進化した人々の惑星があり、彼らは他の惑星の人々ともコミュニケーションができて、コズミック・ウェブを通じて実際に瞬間移動することもできました。そして彼らは惑星間の貿易を最初に確立した人々で、それもテクノロジーを用いずに行ったのです。彼らは宇宙船すら持っていません。彼らは自分たちの惑星を出ることなく、他の惑星との貿易を組織していました。彼らはただ座って、瞑想するような感じで他の惑星と交信していました。「この地域にこのような製品を届けて頂けると助かります」みたいにね。そして彼らは様々なものを貿易していましたが、ナナイトやスマートダストや5Gを開発することはありませんでした。彼らのテクノロジーは、全て意識に基づいた、意識の力で動作するものなんです。その制御システムにおいては人が動力となっていて、例えばクリスタルなどを用いて、その人の能力を増幅させているのです。

トリーシャ:それならば私たちは誰かに主権を譲り渡すことなく、自分で進化できることになりますね。他の存在や生命体に頼る必要もなくなります。

私たちは自身の力に気づいていない
コーリー:私たちはとてもパワフルな生命体なのに、自身の力に全く無知です。権力者達が私たちから隠しておきたいことは、私たちが本当は力を持っているということなのです。

トリーシャ:ムーアの法則というのあって、基本的にテクノロジーは限界点に達するまでは毎年2倍ずつ進歩するという考え方です。20アンド・バックを経験しているあなたの理解では、私たちはまだ限界点に達していないと思いますか?これからテクノロジーはどう進化していくのでしょう?
コーリー:ええ、これからの変化としては、これまでの様々な物理モデルの間違いが発見され、電気的なプラズマ宇宙論が主流になるでしょう。そして突然、従来の宇宙学者よりも、電気技師のような人たちが宇宙の仕組みを解明していくようになるでしょう。そして正しい物理学によって、時間・空間・物質の本当の操り方が解明された時、ムーアの法則は全く異なる法則に変わっているでしょう。その時は一夜にして完全に文明が刷新されることでしょう。

インタビューはここで終わりです。トランスヒューマニズムとは、人間が人間としての自然な進化を諦めて、自身の主権をAIに譲り渡すことを意味するのでしょう。太陽のマイクロノヴァが起きた時、体にチップを埋め込んでいた人はどうなるのでしょうか?

今回の記事はここまでです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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