作曲・DTMでよく使うエフェクトプラグイン ver.2
以前の記事よりだいぶ変更があったので。PC壊れたときとか用の覚え書きも兼ねてる、、、つもりでいたらマジでPCが壊れた。書いといてよかった。
EQ
Fabfilter:Pro-Q3
カットするとき用。見やすくて美しいのはもとより、指定の帯域だけ聴けたりスクロールでQを調節できたりと欲しい機能が揃ってる。どうやら倍音に干渉して音痩せするらしくtheEQorange・Equilibrium・Kirchhoffあたりへの乗り換えも検討はしたものの、聴覚上はこちらの方が自然に聴こえるような気がする。
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Focusrite:Red 2
ブーストするとき用。滑らかなのにパンチの効いた太い音になる不思議なEQ。音数少ない音楽でも周波数の隙間が埋まってくれる気がする。Pultec・SSL・Neve・APIあたりのモデリングからAcustica AudioのAmberまで試したけど、音の質感はこのプラグインがいちばん好き。
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Waves:Oneknob Filter
なんの変哲もないただのフィルター。オートメーションで音のこもり具合を徐々に変えたいときに重宝している。
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コンプレッサー
Arturia:FET-76・VCA-65・TUBE-STA
光学式で爆速アタックの1176モデリング・VCA方式で各ドラムキットをまとめ上げてくれるバスコンプ・ボーカルを滑らかに仕上げてくれる真空管コンプのセット。UAD・Purple Audio・Acoustica Audioあたりが対抗馬だと思うけど、Arturiaはしっかり倍音乗った太い音になる上に、無駄なアナログノイズとか乗らないし、実機にないサイドチェインとかMS処理の機能まで付いてる。しかも動作も軽い。
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GOODHERTZ:Vulf Compressor
ドラムをLo-Fiにするのに最も有能なエフェクトプラグイン。あらゆるワンショットサンプルが簡単にLo-Fiに変貌する。ふざけた見た目のくせにメチャクチャ音良いから脳がバグる。LOFIと書いたスライダー上げると付加されるノイズはあんまり良くなかったからそこは罠かもしれない。
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Waves:Oneknob Pumper
ダッキングはほぼオートメーションで書いてるんだけど、2つ以上のダッキングを複合させるときはさすがに手で書ききれないからコイツの出番。ホワイトノイズをダッキングしつつPro-Q3のバンドパスで帯域ズラしてくとシュワーって感じの音が作れる。
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リバーブ
OverLoud:BREVERB2
Lexiconのハードウェアリバーブのモデリング。音の密度と滑らかさがめちゃくちゃ好み。デフォルトのホールリバーブに-30dB程度センドで使うことが多い気がする。OverLoudはReMatrixの方が人気があるみたいだけどこっちのが好き。UADのLexiconも同じくらい音良いけどこっちの方が多機能でプリセットも多い。
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IK Multimedia:T-RackS Sunset Sound Studio Reverb
ルームリバーブの中だといちばん好き。LIVEROOMのSTUDIO2に-20dB程度センドで使うことが多い。BREVERB2と違ってこっちは思いっきりリアルで生々しい音だと思う。ソフトウェア音源をレコーディングまで手戻りさせて距離感を調整するような感覚で使える。各トラックのセンドには必ず2つのリバーブのFXトラックが鎮座している。
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エコー
Soundtoys:EchcBoy
ディレイもハードウェアモデリングの時代が来た。ウェット音がサチュっててアナログ感ある。元々はWavesのH-Delayを使ってたけどこっちの方が音が好み。
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IK Multimedia:Amplitube 5
エレキギター・エレキベース用のアンプシミュレーター。エレキギターはあんまり使わないけど。BiasAmpと迷ったけどオケに馴染みやすい程良さが好き。歪みもクリーンもMESA/BoogieのTriple Rectifierを盲信している。滑らかで美しい音が出る。ベースアンプはGREEN BA250(TRACE ELLIOT AH250のモデリング)ばかり使用。エネルギーに満ちた音がする。
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XLN AUDIO:RC-20 Retro Color
ヴィンテージモデリングプラグイン。ノイズとか音のゆらぎとか歪みを付加できる。チルアウトやLo-Fi Hip Hopを作るときはレコードのノイズや音程の揺れが必須だと思う。元々はiZotopeのVinylを使っていたけど、あまりに多機能でやりたいこと全部できる最強プラグインが出てしまったのが運の尽き。
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マスタリング
iZotope:Ozone 11
説明不要の究極のマスタリングツール。最初に出会ったときはバージョン7とかだったけど、AIマスタリングの進化が目覚ましい。EQとマキシマイザーは自分で調整した方がいい音にできる気がする。むかしiZotopeが出してた動画で、マスタリングエンジニアがその辺説明しながら作業するやつがメチャクチャ勉強になったんだけど、どうして消したの?
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A.O.M.:Invisible Limiter G3
いちばん音が良いマキシマイザーはなに??って訊かれたら間違いなくコイツの名前を挙げる。多数のサイトでクリアとか透明感のある音だとかのフワフワした文言と共にベタ褒めされてるけど、その表現に偽りはないと感じた。OzoneやWavesのマキシマイザーで破綻するような音圧まで上げても歪み感や潰れ感がない。結果的に音圧を上げれるし同じ音圧でもコイツの方が音が良くなる。
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A.O.M.:Sakura Dither
ディザリングプラグイン。ビット深度を落としたときに発生するノイズを、極小ノイズを付与することによる誤差拡散で目立たなくしてくれる。正直言って各ディザリングプラグインの音の違いがわかるほど耳が肥えてる自信はないけど、評判的にいちばん音が良いであろう。音量が小さいときは自動でオフになる機能があるのはコレ以外にないので、ブレイクを多様する場合は間違いないと思う。
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あとがき
もしより良いプラグインに出会ったら都度変更するかも。しばらくはこれらを使うと思うけど、、、