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同居のギャップ~QOLの考え方①~


こんばんわ。
最近も相変わらず義両親との生活でアレコレしてます。
今回は、今までのやり取りをもう少し掘り下げた事を書いてみようかと思います。


さて、サブタイトルのQOL。
最近よく聞きますが、皆さん意味をご存知でしょうか?


正式には『Quality of life』 と書きます。

「生活の質」という意味になりますが、義理とか関係なく『質』への考え方について世代間のギャップで悩んでる方、いませんかね。

戦争直後生まれの世代と、今モノにあまり困らない私達世代とでは考え方が違うのは当然なのですが、それでも買い物や家の中の事では揉める原因になりがちです。

なんたって生活全般の問題ですからね。

私が今までやってきた事の一部として「トイレ編」「食器編」というのがあるんですが、数年義両親と生活してきて『前と比べるとかなり変わった部分もあるな』と思ったので、それについて書いてみようと思います。

予感としては、かなり長くなるかもしれませんのでご了承ください。



・「あればいい」世代と「選びたい」世代。


私達が生きてる現代では、ひとつのものでも多種多様の価格や素材、大きさなどが選べることが当たり前なのですが、今70歳以上の世代は「ものがない」から「選べない」のが普通でした。

ここで大事なのは「選べない」=「選ばない」ということです。

外出するのに古くて毛羽だちがあったり色褪せた服を来てきたり、すごく安くて種類があっても「これで間に合うから」と適当なお皿に料理をのせたり。
もしくは玄関にボロボロの傘が何本もあって捨てようとしたら「まだ使えるから!」と怒鳴られたり。

こういう事でイラッとした事がある人も多いかと思います。

最近は「断捨離」が日常用語になってきていることからも「無駄にモノを持たない」というトレンドになっています。


しかしこれは「今の時代の認識」です。

今の年寄り世代は「あれば、使えれば」で考える必要がないと判断するのです。
玄関がゴチャついてようが、服がヨレヨレだろうか「ものがあって使えるからいい」のです。

じゃあ、今回もまた切り分けてみましょう。


・「知る機会の差は本人の人間性と関係がない」と割りきると楽。


私達はネットやSNSでいち早く「どういう状態が今のトレンドなのか」を目にします。
『高見え』という言葉がありますが、安くても見栄えがよく、さらに実用的なものが

『どこで売ってるのか?いくらぐらいなのか?どう使われるのか?』

という情報を『自分の理想』と比較して考える事ができます。

言い換えると『行動(判断)するために必要な情報』がすぐ集められる。


しかしほとんどのお年寄りは情報源が限られます。

スマホが使えてもせいぜい連絡用ぐらいかと思いますし、ネットで情報を探せる70代なんてほんの一握りです。

なので「困ってない」「使える」→「間に合ってる」という選択肢だけで完結してしまうのは仕方ないのです。


ここで「もっと雑誌とか見て調べようとか思わないの?」とツッコミたくなるかもしれませんが

思わないんですよね。

だって、今ほど情報がなくともやってきてましたからね。
時代が変わっていても「同じ世代」はみんなそうだから、比べる判断材料も限られます。
一定の世代のお宅にお邪魔すると、謎の人形がケースで飾られていたり木彫りの熊があったりするのはそういう事ですし、皆さんもわかると思います。

もちろん元々ハイセンスなお年寄りもいらっしゃいますが、そのご家族はこのnoteを『選んで』読む必要はないと思うので...。

結論を先に言うと

「今っぽくしたいのは、今の世代の私達の都合」なんですよ。


で、ですね。

それでイライラしてしまうのってやっぱり悪い事ではないんです。

しかし、残念ながら外にぶつけてしまったら同情はしますがアウトです。

だって相手は「そういう事を知らない、わからない」だけなので。


じゃあ教えればいいのか?というと、相手が望んできたら是非とも協力してあげればいいんですが、望んでないことを押し付けると相手にとっては

「嫌なこと」

になってしまうので、強くオススメできません。

ちょうどいいところなので次回の「興味を持たせたい」に続きます。








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