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極悪女王
日本のネトフリのオリジナルシリーズにはロクなもんは無かったけど「サンクチュアリ」あたりから面白い作品がポツポツと出て来た。
最近では「地面師たち」
面白かったね~
やっぱ地上波では出来ない流血シーンやセックスシーンか描けるのが配信、ネトフリの強みという事を改めて知らしめた作品だった。
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そしてダンプ松本の人生をモデルにした「極悪女王」が始まった。
芸人、ゆりあんレトリィバァがダンプ松本に。これ以上は無い適役だと期待していた。
他にも某金持ち社長との交際で好感度を下げまくった剛力彩芽、某俳優との不倫騒ぎで干されてた唐田えりか、どこか土俵際な(笑)この2人が素晴らしいのだ。
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土俵際コンビが良い‼️
特にクラッシュギャルズ、長崎長与出身の長与千種役の唐田えりかは見惚れる程だった。
長崎県民の僕が言うのもなんだが長崎弁、上手かった。
最初は学芸会に毛の生えたような格闘シーンが回を重ねる毎に迫力が増して来て驚く。
剛力彩芽も頑張っていたが僕は唐田えりかを推す。
伊達に修羅場を乗り越えては来てない。
頑張れ!唐田えりかちゃん。
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さぁ、最後に主役のゆりあんを褒めようか!
エピソード1を見た時は「ああ、ゆりあん、やっぱ大根じゃん!」と思った。
演技力も格闘センスも無いし、大丈夫か?と。
だが、エピソード2のラスト、家族を食い物にするクズ親父に怒り、タックルをかましてアパートの壁をぶち破って心優しい松本かおるからダンプ松本に変わるシーンはその顔から芸人ゆりあんレトリィバァは消えていた。
コレは面白くなる!その時、そう確信した。
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そこからのゆりあんはダンプ松本そのものだった。
性根は優しい女の子だった松本かおるという女の子がダンプ松本にならなければ輝けなかった理由が素晴らしい格闘シーンと共に語られる。
この辺は道を外れたはぐれ者を描くのが上手い白石和彌監督だ。
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プロレスは八百長だとか、シナリオの有るショーだとバカにする人々は今も多い。
女子プロレスとなるとその差別たるや男子プロレスの比では無かった。プロレスをやれずにアイドルまがいの事をやらされた。
金儲けになると判ると群がって来る悪い男たち。
そんなヤバい胡散臭い世界で女子プロレスが市民権を得たのはビューティ・ペアやクラッシュギャルズ、そしてダンプ松本、ブル中野、神取忍、ジャガー横田、彼女らの流した血と涙があったからだと思った。
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これは戦う少女たちの物語だ。
女子プロレスに憧れた少女たちが自分が輝く場所を見つける物語だ。
それ以上でも
それ以下でも無い。
良い映画か、大した事無い映画か、それは自分で決めてください。