【ポジウィル体験記】人生の転機は自分で決める

仕事辞めたいと思って始めたら、1ヶ月後には上司に退職宣言してました。

2022年2月7日~3月9日までの1ヶ月間、ポジウィルが提供するキャリアトレーニングを利用しました。

転職を悩んでいる方、転職相談サービスの利用を迷っている方にとって、私の経験が多少なりとも参考になれば幸いです。

キャリアトレーニング(キャリアコーチングとも言う)というサービスや、ポジウィルキャリアを知らない方もいらっしゃると思いますので、以下にリンクを載せておきます。

また、今回お世話になったトレーナーの酒井さん、鬼塚さんお二人のTwitterリンクも掲載させていただきます。

酒井さん↓


鬼塚さん↓



1.初めに

1-①.自己紹介

専門学校卒の24歳女です。
英語を使う仕事というキーワードから航空業界を知り、2年制の観光系の専門学校へ入学。在学中から現在に至るまで、ずっと空港で働いております。在学中はインターン生として、接客の仕事を。卒業後は正社員として新卒入社した現在の会社にて、航空貨物に関わる事務の仕事をしております。

キャリアコーチング・トレーニングというワードには、現職が嫌になり、転職・適職についてネットで色々調べていたら辿り着きました。

今回は自身のアウトプット練習も兼ねてnote執筆に至りました。キャリアトレーニングを経て得られた変化について語りたいと思います。

1-②.受講したコースについて

『キャリアデザインコース』といって、転職サポートを含まないコースを受講しました。
相談結果によっては、現職に残る、あるいは学校へ通うといった選択肢を考えていた為です。

トレーナーは酒井さんという方にお世話になりました。
話しやすい事はもちろん、こちらの希望に沿った寄り添い方を徹底してくださったり、有益な情報を多く提供いただいて、本当に助けられました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2.キャリアトレーニングを受けてどう変わったか

2-①.概要

まず初めに、私はポジウィルのキャリアトレーニングによって大きく変化が起きた人間です。精神的な成長はもちろん、実際にアクションを起こしています。

精神的な面としては、今までの経験をしっかり見つめ直したお陰で自分の弱点を理解する事が出来、以前よりもタフになれたと思っています。
そして実際のアクションとしては、以下のプロセスで現在に至っております。

仕事を辞めたいと思い、転職について調べる(2021年11月頃)

キャリアトレーニングの存在を知り、無料カウンセリングを受け、申し込み(2021年12月)

1ヶ月のトレーニングを経て未経験の業界へ飛び込む事を決意(2022年2月)

上司に今年の夏で退職したい意向を伝える(2022年3月)

明確に転職を決意してから4ヶ月で、しっかり根拠も伴った状態でここまで来れたのは、キャリアトレーニングを受けたから実現出来た事だと思います。

2-②.今後の進路、プラン

自分のやりたい事や適性が最も合致する、ITエンジニアを目指す事にしました。
しかしいきなり転職活動をするのではなく、プログラミングスクールで基礎知識を身に着ける事を第一ステップとしました。通うプログラミングスクールはDMM WEBCAMPさんで、夏から4ヶ月間、専門技術コースを受講予定です。

結局現職は辞める事になりました。理由は、不定休かつ早朝・深夜を含む厳しいシフト勤務である為、スクール通いとの両立が不可能と判断した為です。
今後のプランをまとめるとこんな感じです。

引っ越し準備、Progate(プログラミング学習アプリ)などを利用してプログラミングに触れておく

プログラミングスクール開始の1ヶ月前から事前課題

引っ越し、退職

スクール受講開始(夏から4ヶ月間)

2022年末頃から転職活動開始

2023年前半には次の会社で就業開始

次の会社が見つかるまではフリーターという事になります。収入が減るのは怖いですが、今はとにかく動く時だと判断しました。先々の良いキャリアを見据えた計画的なブランクタイムにしたいと考えています。

2-③.受講の前後で大きく変わった事

トレーニングを受け、今後のアクションプランも決まり、環境も大きく変わろうとしています。
しかし今回私に起きた一番の変化は、自分の過去の経験を見つめ、挫折の乗り越え方を知った事でした。
トレーニングは様々な観点から自身の掘り下げを行いますが、その中でも「過去の自己承認」という部分が、私が最も成長した部分となりました。

この体験があったのが2回目の面談。
「人生理解」というテーマで、過去のポジティブな経験やネガティブな経験はどんな内容だったか、それらに対し自分はどう感じたかといった部分を振り返る内容だったのですが、全5回の面談で間違いなく一番濃い時間でした。

私は過去、特に辛かった出来事が2つほどあります。子供の時の両親の離婚と、1年以上前に仕事で休職を考える程メンタルを崩した事です。
これらの出来事を私は自分なりに処理して乗り越えて来たつもりだったのですが、いざ面談中に話しているとつい言葉が詰まってしまったり、声が震えたりしていました。そこでようやく、実はまだこれらの経験を引き摺っていた事実に気付きました。

それでは何故それなりの時間が経っているのに引き摺っているのか、という部分を掘り下げていった際に、トレーナーの酒井さんから、
「結構な数の人が、ネガティブな出来事を経験した時には、自然と自身の感情と向き合って消化する」
という指摘を受け、大変驚きました。

何とも偏った考え方だと思いますが、私はネガティブな感情というものは引き摺るのが当たり前の事だと思って生きて来ました。消化し切れない感情はそのまま自分のベース部分に蓄積して、性格を形成するものだとすら思っていました。

これは面談で酒井さんから教えて貰ったのですが、哲学者カントが唱えた”人の精神の働き”として、知(=知性)・情(=感情)・意(=意思)の3つがあるそうです。

この考え方に当てはめると、私は概ね、意思≧知性>感情といった精神構造をしていました。
精神バランスにおいて感情の割合が小さい私は、何か辛い事があった時に割合が大きい意思や知性の力が自然と働いて、「どうにもならない、仕方がない事だ」と自分を納得させようとする傾向があったのです。
しかし抑え込みはしても感情は一応ある訳で、それが解消されないからネガティブな経験をいつまでも引き摺る、とまあそういう事だったみたいです。

他の人からしたら大した事では無いかもしれませんが、私にとってはかなり衝撃でした。そっか、皆そうやって辛い出来事を乗り越えて来ているんだなと素直に驚きました。

自分の感情に鈍いという最大の弱点が分かった私は、この面談以降に「自己受容ワーク」という特別ワークを設けて貰いました。1日の間で良かった事、良くなかった事を挙げて、それに対し自分が感じた事も併せて書くといった短文の日記スタイルのワークです。
私と同じように、ドライで機械的に物事を考えがちな人にとっては、新鮮な経験になるんじゃないかと思います。これやってみて分かったんですが、びっくりするくらい自分の感情を表す言葉が出てこなくて…。上手く言えないんですが、本当にびっくりしました、自分に対して。

自分ってこういう人間だったんだなと、これまでの人生で初めて自分の性格を捉えきれた瞬間でした。いつも自己分析をしていても、何だかしっくり来ない、全体を捉え切れていない感覚があったんですが、これでスッキリしました。

そしてこれから先、また辛い事があった時にはぜひ肝に銘じておきたいと思いました。つまり、自分は起こった出来事に対してシンプルにどう感じたのか?という部分を自問自答する癖を付けておきたいと考えました。意識的に感情を出させてやるイメージでしょうか。
苦しい時に、より早く乗り越えられるようになる方法を知った事で、お守りを持ったような気持ちになったと言いますか、精神的にタフになれた気がしています。これが、私が受講前から大きく成長出来た部分です。


3.キャリアトレーニングの内容

3-①.無料カウンセリング

キャリアトレーニングを利用するか迷っている方は、まず無料カウンセリングだけでも受けてみる事をお勧めします。
もう受講は決めているという人も、無料カウンセリングを受けて、本当に自分にとって必要なサービスか否かをしっかり考えた上で申し込んだ方が、納得感も増してより効果があると思います。

会社を辞めたいが自分が何をしたいか分からない、自分がどんな仕事に合っているか探りたい、転職に失敗する事を極度に恐れている人は、キャリアトレーニングで慎重に自分の適性や人生設計を考えてみると、安心して次へ進めるようになるかもしれませんから、ぜひ検討してみてください。

慎重派な私は無料カウンセリングを受ける際、トレーニングを受ける事はもう決定事項として、比較検討はしておきたいと考え、ポジウィルともう一社の無料カウンセリングの予約を取りました。

ネットで調べた各社の評判と、カウンセリングを受けた自分の感覚を頼りに、最終的にはより自分に合っていそうなポジウィルにお世話になる事を決めました。
決め手は、理論に基づいた自己分析と、カウンセラーの質が高いと評判である事。それから無料カウンセリングで相談した際に言ってもらえた、「●●さんは転職だけではなく学校という選択肢もあるとの事なので、自己分析のみのコースが良いと思います」という忖度無い言葉でした。
キャリアトレーニングは決して安いサービスではありませんから、必要な自己投資とは言え慎重に決めたいと考えていました。そんな中ではっきりとサービスを提供する側から提案してもらえたのは、決断の大きな後押しになりました。
またもこの場を借りまして…無料カウンセリングを担当してくださった鬼塚さん、本当にありがとうございました。

そしてこの無料カウンセリングですが、実際のトレーニングの雰囲気をしっかり味わえます。過去に熱中した事は何だった?どうしてそう思った?などなど、普段あまり考えないような事をカウンセラーがあらゆる方向から質問して掘り下げようとしてくれるので、最初はタジタジになりました。
ただ、自身の性格や強みはざっくりとした把握になるかと思います。
このカウンセリングは、今後の方向性を決めるという意味合いが大きいです。今のところ考えている職業は何かあるか、自分はキャリアトレーニングを利用した方が良さそうか、受講するならどんなコースが良いかといった部分を話す機会と考えて良いでしょう。

3-②.全5回の面談

冒頭でもさらっと説明しましたが、キャリアデザインコースは、転職サポートを含まない、自己分析と今後のプラン設計をするコースです。
面談は1回1時間で、約1カ月の間に5回、全てZoomを利用して実施されます。(※無料カウンセリングもZoomです)各回ごとに設けられた事前ワークをこなして面談日の数日前に提出→面談の繰り返しです。

事前ワークには2種類あって、コース受講者全員共通のワークと、受講者の特性や希望に合わせて追加で貰えるワークがあります。

全5回目の面談は、大体1週間に1回くらいのペースで進行します。参考までに、私のスケジュールも載せておきます。
内容も併せてまとめるとこんな感じ。

・初回(2022/02/07) オリエンテーション、ゴール設定など
トレーニングが終わる頃には自分はどうなっていたいのかゴールを決める。

・2回目(2022/02/12) 人生理解
過去のポジティブ体験、ネガティブ体験から自分の性格を探る。

・3回目(2022/02/19) キャリア理解
自分の現職に対する姿勢や取り組みから、職業適性を考える。

・4回目(2022/02/25) ライフキャリア設計
仕事だけでなく、ライフイベントや人間関係、趣味や余暇などプライベートも併せて、自分はどんな人生を歩みたいかを考える。

・最終回(2022/03/09) アクションプラン
これまでに分かって来た内容を統合し、今後の具体的な動き方を固める。

自己分析から始まり、最終的には今後の動き方まで方針を決めるイメージです。
私の場合は酒井さんの的確な助言もあり、3回目くらいにエンジニアやプログラミングスクールいう選択肢が見え、4回目で既に方向性が決まりました。酒井さんがくれた多くの情報を元に自分でも色々調べて、5回目の面談を迎える前には、アクションプランが完成していました。あまり無理なく、キャリアトレーニングの中で得た材料を一つずつ積み上げていったら自然と出来上がった感じだったように思います。


4.終わりに

タイトルの、人生の転機は自分で決める、という事について。

行動を起こせば自然と状況も変わる、という事を色濃く実感した1ヶ月になりました。
全く違う業界へ進もうと決意し、アクションプランを立ててそれ通りに行動を起こしていく事が、こんなにも楽しいとは思いませんでした。色々悩みながらも、今こそ動く時だと思い切って行動して本当に良かったです。

数ヶ月後、数年後の自分が、このポジキャリ体験が人生の転機だったと言えるように。
まずは自分が立てたプランを一つずつ、着実にクリアしていけるよう、努力したいと思います。
お世話になった酒井さん、鬼塚さん、ポジウィル事務局の皆様、本当にありがとうございました。


そしてここまで読んでくださった方、お時間を割いていただきましてありがとうございました。
私の体験が少しでもあなたの選択を手助けするものになったら幸いです。





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