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1ページ6スライドに注意 【こちら覆面DI室 #012】

「この資料、ぜんぜん見えねーな」

新薬ヒアリングのときの薬剤部長のひと言です。

新薬が発売され、その病院で「採用」されるまでには
数々の関門を通過しないといけないのはご存じの通りです。

筆者の施設では「新薬ヒアリング」が、
その関門のうちのひとつとなります。

ヒアリングに出席するのは、薬剤部長や副部長、
DI室担当者とその薬に関連した病棟担当薬剤師です。
最近は実習生達がヒアリングに参加することもあります。

MRさんがその薬の説明をするときに、
スライドのハンドアウトを用意することがあります。
一時期ハンドアウトを禁止したような時代もありましたが、
最近はまた復活してきていますね。
製品情報概要を読み上げるだけのヒアリングなんて、やる意味もないです。
会社が配布用するため用のコンテンツを作るようになってきましたね。
(プレゼンテーション用コンテンツ、なんて呼ばれますね)

ここで気をつけて頂きたいことがあります。
スライドを印刷する時に1ページ6スライドにすると、
細かい文字がほとんど読めません。
丁寧にカラーで印刷してきても、そんなに変わらず、
やっぱり読めない文字は読めません。

「俺は読めるからいいかな・・・」というその資料、
40過ぎた人は強がり言ってても細かい文字が読みにくくなっています。
若いMRさんほど気付いていないのでは。

紙いっぱいの1ページ1スライドだったら問題なく読めるんですけど、
資料が分厚くなってしまいますし、
欄外にメモを書き入れにくくなります。

ここは、白黒でもいいので1ページに2スライドで印刷するのが
良いのではないでしょうか。

こうすれば、資料も適度な厚さになりますし、
欄外にメモを書き入れることもできます。


「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。
そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。

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