資料はUSBメモリーに入れて 【こちら覆面DI室 #006】
「最近は本当に楽になりました」
少し前からある注射薬を売り込みに来ているMRのEさん。
いろいろありましたが、ようやく薬事委員会の採用申請書と資料一式の提出に至りました。
薬事委員会の申請時って、いろんな資料を要求されますよね。
筆者の施設でも同様です。
そういえば、提出するものは、以前と比べて変わってきていませんか?
例えば最近は、資料はできるだけUSBメモリーに入れて提出ということをお願いしています。
ひと昔前は、添付文書、製品情報概要、インタビューフォームをはじめ、
その製品の関連文献を冊子のフィルにひとまとめにして、
どばっと提出してもらっていました。
だいたい、紙の手提げ袋一杯です。
資料を集めるほうも大変だと思いますが、
受け取る側のDI室も大変です。
毎月、薬事委員会前は提出資料で足の踏み場もありません。
この状況を脱却しようと、
数年前より提出資料の電子化をお願いするようになってきました。
こんな病院多くなってきていませんか?
会社にある文献類の多くが電子化されてきているわけですから、
MRさんの資料収集も簡単なんですね。
Eさんのように「最近は本当に楽になりました」、
と言ってくれるMRさんもいます。
今までアナログで動いたことを、
だんだんとデジタルの方向にシフトしていく。
そんな心がけが大切ですよね。
こちらも5年ほど前に書いたコラムなのですが、
このあとUSBメモリを規制する製薬企業が出てきました。
USBメモリを落としてなくしてしまうMRが出てきたら、
それを対策したのでしょう。
で、どうなったかというと、、、
資料をCDに焼いてくるメーカー(USBメモリはダメだけど、CDはいいらしい)
資料をこっそりUSBに入れて持ってくるメーカー(涙ぐましいですね)
結局、紙で提出してくるメーカー(退化しちゃった)
面白いですねー
「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。
そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。
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