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6年制薬剤師がやって来た! 【こちら覆面DI室 #008】

またまた2012年に執筆したコラムになりますので、
よろしくお願いします。

2012年4月は、薬剤師にとって大きなターニングポイントとなったと言われています。
2006年に薬学部が6年制になり、1期生が入学し、
5年生となった2010年に病院や薬局で実務実習を行い、
そして2012年3月3・4日に第97回薬剤師国家試験を受験しました。
合格発表は3月30日。

筆者の施設にも、晴れて合格した新人薬剤師が入職してきました。

ちなみに筆者はもちろん4年制。
国家試験は4月に入ってから行われました。
合格発表は4月末だったんですよ。
新聞に合格者名が載っていた時代、懐かしい思い出です。

当時の試験問題数は200問。
その後、240問になり、6年制の2012年から345問になりました。

200問から比べると約1.5倍!
大変ですよね。

4年制と6年制の大きな差は、5ヵ月間の実務実習です。
医療現場で即戦力となるための訓練をしてきているわけですから、
楽しみな人材です。

様々な薬剤師向け雑誌の2012年4月号、5月号では
「6年制薬剤師の実力は?」などの特集が組まれていました。

現職の薬剤師達はみんな6年制薬剤師に興味を持っています。
いや、持っているのはむしろ危機感かもしれない。

筆者の施設の新人達は、それぞれ最初は調剤室に配置されました。
まだまだ業務を覚えるのに必死です。

なにしろ、仕事を1ヶ月間で覚えないと格好悪いですから。
なぜ、1ヶ月で覚えないと格好悪いのか?
それはまた次回。


「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。
そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。

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