さあ、ユーロビジョンの話をしようか
ことしもユーロビジョンの季節が近づいてまいりましたね。わたしは国内選考まではチェックしないのでよく分からないんですが、そろそろ各国で代表争いが繰り広げられるころじゃないですか？
本格的なシーズンに入る前に、個人的に好きな／気になった／ツッコミたい歴代（といっても2014年以降ですけど）出場曲を挙げてみたいと思います。網羅はしないけど国別で。
リトアニア
正直ユーロビジョンではあまり目ぼしい活躍してないけど、国として贔屓なんでね……。まあなんといってもTHE ROOPですよね。On Fire (2020) は衝撃だった。リトアニアってちょいちょいとんでもないセンス発揮するよね。バズるとリトアニアは喜ぶので、翌年も彼ら引っ張ってきましたね（On Fireはコロナで流れちゃったからね）。ああいうのも悪くないとは思うけど、わたしの好きなリトアニアらしさが出てたのはIeva ZasimauskaitėちゃんのKol myliu (2018) かな。MVの舞台がカウナスだったのもポイントたかしくんです。あとThis Time (2015) も好きです。世相写し歌合戦にはああいう頭お花畑な曲（褒めてます）も必要なんだよ。そんなリトアニアにお願い。ぜひリトアニア語の歌詞で参戦してくれ！英語至上主義に屈するな！
スウェーデン
もうユーロビジョンの王様ですから。毎年絶対外さない。ユーロビジョンの音を分かってらっしゃる。ていうかスウェーデン、あんたがルールや。その弊害なのか、どの曲も似たり寄ったりなので、あの年なんだったっけ？ってなりがち。だけどもUndo (2014) だけはいつ何時でも思い出せる。これカラオケで歌いたいんですけど。ジョイサウンドさん、なにとぞ。
イタリア
毎年まあまあわたし好みの曲出してくるから好きだわ～。けっこうジャンルばらばらですけどね。わたしも雑食だから。やっぱりZITTI E BUONI (2021) よねえ。でもマネスキン、ユーロビジョンきっかけに世界中で売れるようになって、おもに英語で歌うようになってしまった。皮肉なもんだぜ。Canta in italiano, per favore（イタリア語で歌ってくれ）ですわ。Grande Amore (2015) もだいぶ好きでしたねえ～～。これよこれこれ、ザ・イタリアって感じ。これたしか当時リトアニアでも流れてましたよ、イタリアンの店で。Occidentali's Karma (2017) も地味に好きです。ちょっとバカにしてるよね？とは思うけど。南無～～～じゃあないんだよ。好き。
ウクライナ
情勢とかは置いといて、曲づくりのセンスはピカイチなんだよな。というかわたしの好みどストライク。Tick-Tock (2014) のときはまだ純粋に音楽を楽しめてたよね……。うーんでもなあ、Stefania (2022) 、Teresa & Maria (2024) あたりも曲としては本当に好きなんだよ。深く考えずにウクライナいいね！って言いたいのに、意味ありげになっちゃうのがしんどい。
スペイン
基本的にちゃんと流行に乗ってるし、スタイリングとかステージングもかっこいいんだけど、どこかスペインなのがニクい。個人的にLa Venda (2019) めちゃめちゃ好きです。湘南乃風やんあんなの。SloMo (2022) もいいですね、あのラテンのノリはモノホンのスペインにしかできないよ。
キプロス
毎度安定したクオリティの曲を出してくるけど、なぜか一生勝てない国。なんで～～。本当にセンスあるのよ。なんならここ10年出してきた曲、全部好きよ。Fuego (2018) はあとちょっとだった、けどレジェンドだよね。Liar (2024) はSilia Kapsisちゃんかわいいしダンスも歌も上手いし、曲もかっこよくて好きなんだけど、いやMV、カジノの広告やないかーい。最初見たとき（そこまで露骨に映してたわけじゃなくて、匂わせ程度だったので）心がざわ…ざわ…ってなって、後で答え合わせしてめちゃくちゃ笑いました。べつに笑うことでもないんですけど、新しいなあと思って。さすがだわキプロス。大好き。しかし最近のキプロス代表、生粋のキプロスっ子ってほとんどいないんですね（FuegoのEleni Foureiraもキプロス人じゃない）。雑に言うと、ギリシャ人かキプロス系オーストラリア人のどちらか。外交上手なキプロスらしいっちゃらしい。
以下、とりとめのないこと
毎年疑問に思うんですけど、サンマリノのどこにスタジオとかホールがあるの？ほぼ平地ないイメージなんだけど。イタリアで録ってるのかな。
フィンランドはおもしれー国だよなほんとに。あの顔（とは）でヘビメタってだけでも目立つのに、あの蛍光黄緑のおにいさんはなんですか？翌年、親友のエストニアがそれにつられておかしくなっちゃったのもおもろい。
ルーマニアのYodel it! (2017) 、当時とてつもなくハマってました。なんでルーマニアがヨーデル？という感じではあるが。そんなの気にならなくなるくらいヨーデル上手いからもうええでしょう。
コーカサス（ってまとめると怒られそう）の国々もいい曲出してきますよねえ。なんだろうね、独特のかっこよさがあるよね。いかつさ？
ポーランドも好きですよ。あんま目立たないけど。奇をてらうとか絶対しないよね。ちゃんと歌唱力で勝負してくる。古いけどAle Jestem (1997) がとても好きです。Solo (2023) はちょっとどうした？と思ったけど、かわいいからヨシ！
去年のスイスはすごかったね。いつもアルプス～みたいな曲だったからびっくりしちゃった。スキズにカバーしてほしい（小声）。
イスラエルけっこう推してたんだけどなあ。Golden BoyとかTOYあたり、よかった。絶対イスラエルの音入ってるのがツボ。
ロシア、あんたもよ。セルゲイ・ラザレフ出てたのいつだっけ。あのころはよかったよね……よくなかったのかもしれないけど……すくなくともいまよりはよかったよ……。
政治の話したくないけど、ユーロビジョンは世相写し歌合戦なので、そういう理由で不参加の国が出てしまうから悲しいよ。
なにはともあれ、ことしもユーロビジョン楽しみですね。MVがぽつぽつ出始めたら、またなんか言おうと思います～。