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新米PdMがユーザーテストについて学んでみた!
今回は、UXの知識で必要とされるユーザーテストについて記事にしました。
外部セミナーや自身で勉強した内容について記事にさせて頂いております。
なぜユーザーテストなのか
自社プロダクトでユーザーテストを実施する機会があったのですが、ユーザーテストを実施した経験がなかったため、事前に勉強しておこうという背景から取り組みを行いました。
他にも理由はありますが、自身でまだ経験したことがない内容については、片っ端から勉強や外部セミナーを受けるようにしているので、タイミングよくセミナー時期と被ったというのが大きいです。
今後、他にも勉強した内容については随時共有させて頂きます。
今回勉強した内容については5点です!
ユーザーテストの進め方
テスト設計方法
モニター募集について
テスト実施
集計、分析
ユーザーテストの進め方
「とりあえずユーザーテストをやろう」、「どのコンテンツを上位に表示させるかを決めたい」ではなく、どのようにビジネス課題を解決するのか、目的を明確にすることが大切です。また、ユーザーテストありきではなく、手段として適切かを都度判断することも大切になってきます。
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調査目的
デザインを改善をすることで、どのような成果を得たいのかを事前にまとめておく必要があります。一段上のビジネスレイヤーに目的を捉えること、ステークホルダーの合意を得ることがポイントです。
調査課題
洗い出しを行うために、改善のインパクトは大きいところを対象にするといいとの事。ポイントとしては、「重要なタスク」「コンテンツ・機能」「画面」などを絞り、すでに見えている課題も考慮に入れる必要があります。見当がつかない場合は、①重要なタスク、②多くの人が使っているボリュームゾーン、③ボトルネックを中心に検討するのが良いです。
調査方法
量的な判断が求められる場合は定量調査との組み合わせを、判断材料として高い精度が求められる場合は、ブレ調査の実態や他の手法との併用を検討する。
いつまでに改善の方向性を決めたいのか(スケジュール)
プロジェクト全体のスケジュールから逆算して、テストの大まかなスケジュールを立てます。通常、モニター募集に最も時間がかかるため、他の準備と並行して進めるといいです。
テスト設計
誰に調査をするのか
対象者条件を決める
ターゲットユーザーを対象にし、①サービスへの興味や知識、②技術リテラシー、③基本属性の順に優先度を付けます。
人数を決める
5人の実施で問題点の85%、3人で60%を発見することが出来るといわれている。リニューアルなどの大きな方針を決めたいなら5人、日々の運用改善なら3人で十分といえる。
募集方法を決める
求められる精度によって適切に選ぶことが重要です。リニューアルなどであれば、専門会社に依頼。日々の運用改善であれば既存顧客にするのが良いでしょう。
謝礼額を決める
一般的な人を対象とする場合は設けることが多いです。ラインは「4000円/時」くらいが目安とされています。
何を聞くのか
タスクを設計する
粒が大きければ2~3つなどに絞り、小さくても4~5つに絞る。粒の大きいタスクから先にやるか、実際の利用に近い順序からやるのが良いとされています。
1人当たりの時間を決める
短い場合は30分~40分。長い場合でも1時間にするのが良い。
時間割を作成する
候補日を決め、インターバルなども設けながら作成する。
会場を決める
オンラインなのかオフラインなのかでツールや会場を決める。
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モニター募集
既存顧客・専門会社・自社の3観点で調査を行い、内容は下記5観点
実査までのスピード
手軽さ・作業負担
1人あたりのコスト
マッチングの精度
テストの精度
上記でチェックしていくのがいい
テスト実施
必ずリハーサルを行います。そのうえで重要な2観点を下記に記載。
タスクの分かりやすさ
時間(約束してその時間内で終わらせる)
そのうえで何を観察するのが良いか
事前の行動予測から外れた部分のメモを取るのがいい
そうすることでメモをピンポイントでとることができ、体験者に疑問点をぶつけるのが的確になる。
集計・分析
テスト当日中に、同席していた関係者を集めて、改善方針を決めます。そうすることで「ここやばかったよね」「あそこは〇〇だったよね」という意見が一気に集まります。ポイントしては、翌日から改善計画作業に入るために、その日のうちにやってしまうのが良いです。また、最重要課題を3つまでに絞って議論します。
出来れば1日かけてやっていくのが望ましいが、集めるのが難しいなどがあれば2日に分け、なるべく1回あたりの時間を多くするのが望ましいです。
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まとめ
ユーザーテストを学んだ上で、個人的に大事だと思う点を下記にまとめました。
重要なタスク、多くの人が使っているボリュームゾーン、ボトルネックを中心に検討する
ターゲットのサービスへの興味や知識、技術リテラシー、基本属性の順に優先順位を決める
何を聞くのか、またそれに対しての予測を立てる
テストの大まかなスケジュール、時間割の作成
分析・集計
上記5点が特に自分の中で重要だと感じました。その理由としては、ユーザーテストを弊社では、社内でも行うケースがあるという事です。
その場合、弊社社員を新規ユーザーとして検証を行っていくため、実際のエンドユーザーデータから当てはめつつ検討する必要があります。
その場合、上記5点というのは勉強した内容の中でも重要だと感じました。
今回の勉強を通して、今後の弊社のユーザーテストにも活かせる内容を学べたと実感しております。今後もこのような内容のnoteを皆さんに共有できればと思いますので、よろしくお願いいたします。
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最後までご覧いただき誠にありがとうございました!