HAND1:そのエモーションは誰のために。
どうもです。
note移行してメイン記事は初になります。
使いにくいし閲覧数よくわからないし、正直niconicoのブロマガの方がよかったのですが、なくなってしまう以上はこちらに慣れていかないとという次第です。
後、通し番号を「HANDx」にしました。そのうちブロマガ記事とかも移行しますが、新規記事のみこちらの通し番号とします。
今回は以前Twitterで話題にしたエモーションの話でもしようかと思います。感じ方に個人差がある話題なので、あまり深く捉えてもらわなくても大丈夫です。
先に宣言しておきますが、私は別にエモーションを「使うこと」自体は特に否定するつもりはありません。ただし人によっては「不快」に思うケースもある、と言うだけの話です。
・導入:口三味線が許されたゲーム
ポーカーにおいては口三味線、つまりは「ウソの発言」をすること自体は認められています。例えば、実際自分がワンペアしかないのにフラッシュができていると言い張るような状況です。
ただし、ハウスルールやトーナメントルールによっては「非公開情報の開示」が禁止とされていることを理由に、口三味線も含めて禁止にしていることもあります。この非公開情報の開示には、自分のフォールドしたカードを宣言する、相手のカードの予測を発言する、他のプレイヤーや観覧者に自分のハンドを見せるなどが該当します。つまりは、「真偽問わずハンド情報の開示によって他者のアクションに影響を出してはいけない」ということです。
世間一般におけるポーカーのイメージでは、「嘘」「ハッタリ」をもってして相手を騙すイメージが強いと思われます。あくまで個人的な考察ですが、対人型のポーカーは所謂ギャンブルにおいて特殊な部類であると考えています。それは、「最終的な結果」ではなく、「相対的な強弱」が賭けの対象となっている点です。
例えば、ルーレットであれば「どこに落ちるか」を予想してベットし当たれば配当が発生します。スロットマシンであればベットして回転させて「盤面の並び方」によって配当が発生します。よくポーカーと比較される麻雀では、「1番先に完成した手役」によって完成させた人に配当が発生します。
一方で対人型ポーカーの場合、「相手の役との強弱」により配当(勝利)が発生します。そこに加えて、「勝負を途中で降りる」要素が付いてくるため、「強く見せることで相手を途中で降ろす」という部分が複合要素として他のゲームより強調されます。ここがポーカー=ハッタリの印象に繋がっている理由と考えています。
実際のポーカーにおける嘘、つまり「ブラフ」というのは、アクションやベット額、表情やアクションにかける時間など多くの要素を含みます。しかし、ポーカーや類するゲームを題材にした作品などではこうした要素が受け手に伝わりにくいため、どうしても言葉で揺さぶる演出に流れがちなのです。
・エモーションブラフの是非
ポーカースタジアムには「エモーション」が実装されています。各キャラごとにセリフは異なり、簡単な挨拶から相手を挑発するもの、使いどころがよく分からないもの等々、各キャラそれぞれ25個ずつ用意されています。
1ページ目は全キャラ共通で、「挨拶」「ナイスハンド」「励まし」「お礼」「おめでとう」にあたる5つが実装されています。統一されたのは2020年6月アップデートのため、一部キャラはエモーションと一致するボイスが実装されていない状態です。実装はよ。
2ページ目以降は各キャラによりセリフの系統が異なります。おおよその部類はそのページのアイコン(GOOD、駆け引き、BAD、その他)に準拠しています。
さて、このエモーションの中には、「全部賭けてみれば?(マリカ)」や「もしかして疑ってる?(ノエル)」のような、セリフそのものがプレイ中に相手を煽ることを想定したものも含まれています。これらは存在している時点で使用される前提で考えるべきものであり、今回深くは考えません。
ブラフの観点で考えると、「本物を見せてあげよう(ブライアン)」や、「きっつー…(マリカ)」、「当然、勝つよ(レイ)」のように、自分のハンドの強弱を示すようなセリフがいくつか存在します。これらの使用に関しては、「具体的にハンドを言及するもの」ではないので、本当でも嘘でも使っていくのは特段問題視することではないかな、と考えています。
「私はロケットよ♡」
とかアルバあたりが言い出したら色々とまずいと思いますが、エモーションによるブラフは表情が見えない部分の代替として考えれば良いのではないでしょうか。
ということで個人的には、挙げた以外のエモーションも含め、自ハンドをカモフラージュするために使用することは問題ないと思います。
・ポーカースタジアム特有の「ありがとう」
ブラフとしてエモーションを使用すること自体は問題ないと思いますが、個人的にサービス開始当初から気になっていることがあります。それが、ポットを獲得した際の「ありがとう」系のエモーションです。ポーカースタジアムでは割とよく見かける光景なので、別に気にするほどのことでもないですが、ちょっとポーカースタジアムを知らない人の視点で考えてみます。
例えば、自分がフルハウスを作ってスリーカードの相手に勝利した場合、周りが「ナイスハンド」を投げたのに対して「ありがとう」を返した場合、
「(ナイスハンドと言ってくれて)ありがとう」
の意で捉えてもらえるも思います。しかし、ポットを取った時点で周囲からのエモーションがない状態で「ありがとう」と言った場合、どのような意味となるでしょうか。一般的に「ありがとう」は直前の相手の行動に対するものになるので、この場合だと
「(ポットを取らせてくれて)ありがとう」
と捉えられると思います。
ここで大前提として、目の前にいるプレイヤーは全員が敵であり、全員がポットを獲得することを狙っている状態であることを忘れてはいけません。
実際問題、相手に取らせたくてフォールド、ないしショーダウン負けしたわけじゃないのに、「ありがとう」と言われたら皮肉に聞こえると思います。
「負けハンドで参加してくれてありがとう(笑)」
「実はこっちが負けてるのにフォールドしてくれてありがとう(笑)」
くらいには聞こえている可能性があります。
少なくとも、ゲーム開始数ヶ月は私もそう聞こえていました。そこに悪気はなく勝った時のルーティンでしかない人がいるのを理解したので気にしなくはなりましたが。
別にゲーム内なのでそこまで気にする必要はないと言えばないのですが、ライブポーカーでやろうものなら後でお呼出しされても文句は言えないと思います。
もう一度言いますが、基本的に同卓しているプレイヤーは全員が敵です。そして負けたいと思ってプレイしているわけないのです。
・チキチキ!煽りエモーション選手権!
いつだったかの記事でやると書いて以降ほったらかしていましたが、せっかくなので今回箸休め程度にやろうと思います。
なお、個人的な主観によるランキング形式とさせていただきますので予めご了承ください。
また、口が悪くなりますが限定的なキャラですので、記事を見終わったら忘れてください。
第5位:全キャラクター
ポケットハンドのオールインにコールして勝ち目Aのみ状態からリバーにAが出て勝ったところで
「make sense」
センスでも何でもなくただA引けただけだろうが!世界のヨコサワの真似してカッコつけてんじゃねぇよ!
というかこのエモーションそろそろ各キャラ固有のやつに戻ってくれませんかねホントに……
第4位:マリカ
ポケットハンドでプリフロオールインからA持ちにコールされてAペア成立で飛ばされた後、コンティニューして戻ってきたところに飛ばした奴からの
「ご機嫌いかがかしら」
良いわけねぇだろぼけが!数分前の記憶もないのかアンタは!ジュース我慢してコンテに200円入れてるんだぞ!
第3位:アルバ
1つ前のゲームで大きくチップを減らしてしまい、ブラインドオールインになったプレイヤーをヘッズで飛ばしてからの
「もっともっと欲しいわ」
悪かったなチップ持ってなくてよぉ!というか、さっきオールインでこっちのチッブがっつり持ってったのもアンタじゃねぇかチクショウが!
第2位:全キャラクター
オールインコール前に
「ナイスハンド」
を言いながらトップセットになったポケットオープン
渋々コールするようなハンドじゃねぇんだよそれは!こっちがどんな思いでセミブラフしてると思ってんだ!
お、フラッシュ完成したやん!逆転したわ!
と思ったらボードペアでフルハウス作られてるじゃねぇか無慈悲だ!!
第1位:ミオ
どんな状況からでも使える最高の煽り
もうこれに関しては運営を擁護できない!なんでこんな悪気に満ちたセリフを用意したんだ!
ポーカーなんて悪意の塊でしかプレイできないだろ!!!
お疲れ様でした。
5位のmake senseについては実際は「お、頑張ったな」くらいにしか考えていません。特にヨコサワ氏から入ってきた人だと思うので。
4位のやつは昔よくやられましたが、最近はあまり見ないですね。この影響で私は同卓で自分か相手が出戻りの場合は特に挨拶をしなくなりました。 なお、アルバは1ページ目通常挨拶がこれなのでマリカのみとしました。
3位はレアです。バトルロイヤル実装後くらいに数回やられました。
2位はストレートやツーペアなどもあり、今でも割とよくやられます。あとはAAで「きっつー…」とかも同じ部類ですね。
1位はホントに運営の悪気しか感じません。この手の弁解エモーションがあるのはミオだけなんですよね、なぜ実装したのか。
あのエモーションのせいで、「おめでとうございます」「ありがとうございます」すら煽りに聞こえるようになって、後ろに(笑)が見えるようになってしまったので割と私は重症です。
なお、画像はCPU相手にやりました。
・エモーションは諸刃の剣である
さて、先の「ありがとう」の件もそうですが、エモーションを使うことはオンラインゲームにおける諸刃の剣であると考えています。エモーションは文字に全ての情報を委ねることになるので、その文字羅列の捉え方が違う相手とは正しいコミュニケーションを取る事ができなくなります。特にポーカースタジアムの場合、同じ内容でも使用キャラクターによって表現に差があるので、単純に同じセリフ系統だからと思っても認識ズレが生じやすいのです。
特に、新規プレイヤー相手にこれが起きてしまった場合、ゲームを辞めてしまう理由にもなりかねません。正直、人口が数万人とかいるようなゲームであれば、エモーションの件で数人離れてしまってもダメージはないと思っています。ですが、まだ発展途上のゲームである以上、ゲームの本質以外の部分で嫌われてしまうのは正直痛すぎるのです。
一応、ゲームの機能としてエモーションのON/OFF設定は存在しますが、初めから
「嫌なエモーション飛んでくるからオフにしておこう」
なんて初心者は基本的に存在しません。また、この機能自体が同卓しているプレイヤー個々に対する一時的な設定しかできず、自分か相手ががテーブルを離れるとリセットされてしまうため、着席時に煽ってくるようなタイプは避けられないのです。
改めて書きますが、「エモーションを使うな」という話ではありません。ゲームセンターでお金を入れて遊んでいるのだからそこは自由であるべきですし、極端な話、煽りたければ好きに煽ればいいのでは?と個人的には思います。
しかしあまりに度が過ぎると、ゲームそのものの民度が低いと思われてしまうことも考えられます。毒舌キャラと同じで、煽ることにもTPOなりスキルなりは必要なのです。相手をティルトさせるためにエモーションを使うというケースもあるかもしれませんが、ゲームそのものの印象が下がらない程度にしていただければなとは思います。煽りでティルトするような人は普通に負けてもティルトしますから。私然り。
ちなみに、ポーカースタジアムのエモーションは、ライブポーカーにおいては挨拶以外は全て非推奨です。いやホントに。ケンカになるから。マジで。
ということでエモーションに関してでした。
私はエモーションをかなり少なめにしています。正直、たまたま刺さっだけのハンドをナイスハンドと言うと周りがどう思うか分からないし、自分がナイスハンドと言われても負けてる人がいるわけだからありがとうも言い難いし、そもそもエモーション打ってる余裕あったら過去のプレイ検討に当てたほうが利益的だと思ってしまうのです。
さすがにフォーカードとかになると驚き系は投げたりしてますが、コミュ障と言われても差し支えないとは思います。同店舗のプレイヤーにも話しかけられないですし( ´•ω•` )
では今回はこのあたりで。
noteでしっかりとした記事は初めてなので、読みにくいとかあれば適当につついていただければ幸いです。
余談:投げ銭の話
前回ブロマガ記事の方で、「投げ銭はKKPOKERで」と冗談で書いたら、なんきち氏に本当に投げられてしまいました。持ってる人こわい。
その時頂いた額は上振れで一時期5倍くらいまで増えましたが、結局がっつり下振れしてチケットが1枚残っただけになりました。センスFランです。orz
noteは投げ銭機能が各記事に付く+有料記事を作れるようですが、基本的に今後も無料でつらつらと書いていきますので。よっぽど気に入った話があれば、100円くらいなら喜んで受け取ります。額が上がるとキョドってしまうというか不安になってしまうので。10億くらい持ってるから1万入れましたとかだとしても震えが止まらなくなると思いますし。キョドった私が見たければどうぞ。(無い)
そう考えるとVtuberのスパチャ文化怖い。当たり前のように万単位が飛んでる。
KKで投げてもいいよ!ってやるとまた本当にやられそうだからポーカー界隈はやっぱりこわい。 言わなくてもやる人はやるだろうからどちらにせよこわい。
ではでは。