旅とスナップシューター、そしてサスケになった俺
数ヶ月前にカメラを買った。
リコーのGR3Xという。素人の僕が持つには大それた高級コンデジ。
終わらない確定申告で頭がおかしくなっていた僕は古くからの友人yuma yamashitaのプレゼンに見事そそのかされ、即購入した。
DioramaとPanoramaのカメラも後輩のyuta itoに全て選んでもらった過去を持つ甘ったれ機械音痴の僕だが、ようやくカメラの魅力に気づいたような気がする。
僕が買ったこのカメラはスナップシューターと呼ばれるカメラ。
細かいことはわからないけど、なんかコンパクトでパッとその瞬間の写真を撮ろうぜ!みたいなカメラだったと思う。
旅の途中に設定やら画角やらをいちいち考える暇は本当にないので、今回の旅はもはや "限りなく適当に近い" 純粋な状態でシャッターを切ってきた。
本来であれば切り取ったり加工をしたりするのだけれど、そんな時間も無いので今回は編集0の生の姿をここに貼っていこうと思う。
こんな感じ。
ああ〜加工がしたい!とカメラ通みたいな事を言ってみる。
しかしながらこれはこれで良いのではないかとも思う。
気に入った写真はお化粧をしてインスタにアップします。
そんなこんなでカメラを始めた話でした。酒専門学校のyuma yamashitaくん、ありがとう。
もう一つ昨日起こった出来事もここに書き残しておきたい。
昨晩、僕は大量の買い付け商品をどうしてもパッキングしたくてモーテルを探していた。
チェーンのモーテルは一階の部屋が取れない事も多く、こういう時はできれば一階しかないモーテルに泊まりたい。
しかしながら一階のみのモーテルはローカル経営の所が多く、かなりの可能性で不衛生だったり害虫問題がつきまとってくる。
そんな中1つ、興味深いモーテルを見つけた。
写真を見る限り一階のみ。何故か写真にはバーカウンターがあり、プールがあり、みんながパーティーしている写真が映っている。
そして評価がとても高い。
モーテルでパーティーってなんなんだ?と思いながらも他に良い所がないので予約をした。
ついてみるとあら不思議。パーティーモーテルではないか。
なんだかみんな楽しそうにしているし、超満員。
こんな所もあるんだ〜と思いながら荷物を下ろし、せっせとパッキングを済ませた。
ホッと一息をついてタバコを吸いに喫煙所に行った時の事だった。
パーティーへの招待だ。
写真の一番右のお兄さんに「ヘイ!君はどこから来たんだい?」みたいな事を聞かれた事から始まり、僕が日本人だと言うとみんな大興奮。ちなみに全員ベロベロ。
軽い世間話をしているとだんだん盛り上がってきてNYのキャップのお兄さんに 「酒飲める?奢ってあげるよ」と言われビールをご馳走になった。
迷彩水着のお姉さんは日本のアニメが好きらしく「あなたはとってもスウィートね♡ハグしてちょうだい!」と言われ、プール上がりのビショビショの状態でハグを交わした。
あれやこれや話をしていると、一番左の水着のおばさんに「あたしはハグがとても好きなの♡ハグしてちょうだい♡」と言われ、またしてもプール上がりのビショビショの状態でハグを交わした。
その時である
ブチュ〜
ベロベロのおばさんの唇は僕の首筋に確かに吸い付いていた。たぶん5秒くらい。
アメリカに通って7年。初めての出来事であった。
アメリカでは地方や世代によって少しスキンシップの違いがあるらしいが、これは普通なのだろうか。
はたまたおばさんがベロベロだったからなのか。僕にはわからない。
チュッならわかる。ブチュ〜5秒はわからない。
しかしながら僕の古着屋人生で "初めてのアメリカでの熱いキス" という経験を奪ったのは間違いなくこの50歳くらいのおばさんだった。
僕は2022年一番の愛想笑いをかました。
そしてまた少し談笑した後「そろそろ部屋にもどるね」と言うと、迷彩水着のお姉さんが
「最後に一個だけ質問させて!私はバカっていう単語をナルトで覚えたの!!!」
と興味深い事を言ってきた。
「俺もナルト好きだよ!何が知りたいの?」と聞くと
「ナルトが言う "だってばよ" ってどういう意味なの?」
そんな事、英語で説明できるわけねぇ。
このnoteを作るのに1時間も費やしてしまった。俺は一体何をやっているんだ。
明日もこのパワーアップした写輪眼で古着を探してきます。
全部実話だってばよ。