イメージを変えると感情思考が変わるホログラムの仕掛け
ホログラム
イメージが沸き上がる仕組みを知っていますか?イメージとは、まず最初に、あなたが潜在意識下に抱いている感情と思考という情報を、脳は信号として受け取ります。
その次に脳は、「そうですね~。あなたの感じたことをだいたいイメージ化すると、今こんな感じですね。」という風に、判断して、要約されたものがホログラム化されているのです。それが、私たちのヴィジョンやイメージと呼ばれるものの正体なのです。
ホログラムというのは、よくSF映画などで、主人公の男性が、イメージを映し出す装置のボタンをポチっと押したら、目の前に映像が映し出されて、映像に映された人物が話しかけてくるような、近未来的な映画のワンシーンでよく見られる、あの映像のことをホログラムと言います。
映し出された人物はホログラム映像なので、そこに実在してるワケではありませんよね?鉄砲で撃っても殴り掛かってもスカっ!です。実在しているわけではありませんね。私たちの頭の中で思い描かれるイメージも、頭の中の様々な情報からつくられたホログラムと同じなのです。
ヴィジョンやイメージとは私たちの潜在意識下で感じているコト、そのものの現れです。潜在意識下の持つ情報量は膨大すぎるので、私たちの思考回路では到底把握しきれません。これまでの体験からの記憶、遺伝から受け継いだ記憶、周囲から得た情報、思考パターン、様々な感情たちが蓄えられています。
脳は利口で私たちにとても親切なので、こうやって視覚的に理解出来るように情報をイメージで分かりやすく認識出来るようにホログラム化してくれるのです。これが目をつぶると出てくるヴィジョン、イメージの仕組みです。
観測されて生まれる情報たち
私たちが保持している記憶・思い込み(情報)は、私たちのこれまでの視点の角度から、観測されてきて認識されたものばかりで構築されています。
トラウマや傷は、過去に衝撃的なインパクトを受けたことで、私たちの神経回路に深く刻み込まれた記憶になっています。もちろん、これまでの成功体験や幸せな過去の記憶も同じことです。それらの刻まれてきた記憶の全てを、DIOでは情報と呼んでいます。
どうして情報と呼ぶかと言うと、例えば、トラウマには最近受けたものではない10年~20年以上前のものだってありますよね。それなのに、思い出すだけで鮮明に気持ちはフラッシュバックすることがあります。
記憶はその人にとっての自分らしさや個性を左右するパーソナル情報となっています。刻まれた記憶(情報)たちは、未来を決める選択の全てに大きく影響しているのです。思い浮かべた時、沸き上がるイメージのすべては皆さんが認識してる範囲内の情報なんだと言えます。
DNAに刻み込まれている情報
記憶や感情は私たちの細胞や、DNAにも情報として刻み込まれていることはご存知ですか?細胞にまで情報が刻み込まれていることが明らかとなった例の1つとして、臓器を前の持ち主から移植してもらった人がその後、味の好みが変わり気性が穏やかになってしまったなど、移植後、趣向や性格が変わったというニュースが各地でありました。これは人の細胞にも、その人の情報(記憶・感情)が宿るものであるという例で、科学的にも研究され続けています。
アメリカの著名な細胞生物学者は、「信念は細胞を変える」と言っており、私たちの思考が変わると細胞やDNAの構造を変化させていくことをいくつもの実験結果から立証されています。私たちの思考パターンが変化すると、自動的にDNAまで影響が起こり変化するということです。そしてさらに、思考パターンを変える方法こそが視点の角度を変えることなのだとわかっておいて下さい。今まで映し出していた視点が変化すると脳の神経伝達回路が反応し始めます。脳の前頭葉にあるニューロンと呼ばれるたくさんの回路のつなぎ合わせで、私たちの思考回路は生み出されています。
私たちの経験や体験の記憶はこのように肉体に情報化され保持されて、コンピューターのように私たちに信号を送り続けています。私たちは脳からの指示を受けて動かされています。そんな私たちの受け取っている信号の全ては、持ち合わせている自分たちの情報から来ているものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?