エアロフォンで出演した、ぽらぽら。ワンマンライブ Heavenly Moon を終えて
先日、大盛況のうちに幕を閉じた、ぽらぽら。さんのワンマンライブ。余韻に浸っているうちに一ヶ月も経ってしまいました。
バンド・うきあしスタンダップのメンバー、エアロフォンでのサポート出演という立場から少々語ります。
ライブ概要
うきあしスタンダップ
▶︎メンバー
Vocal/Bass:ぽらぽら。
Keyboard:宮武愛理(ときめきエキスプレス)
Drums:えりつぃん
Aerophone:ディン
▶︎セットリスト
1. 奇跡の集合体
2. MY HERO
3. GO TO…
4. In this Universe
5. FUTURE HIGHWAY
ぽらぽら。ワールド×エアロフォン
うきあしスタンダップにはもともとソプラノサックスで参加していました。
エアロフォンを使うようになったのは、2021年5月に開催されたぽらさん主催のライブ「あおぱんだ/あかぱんだ」への出演がきっかけです。
買ったもののなかなか出番がなく眠っていたエアロフォンの出番が来たー!と浮き立ちました。
▼エアロフォンについてはこちらのnoteに詳しく書いています
この「あおぱんだ/あかぱんだ」にて、これまでのレパートリーに加えて演奏した、ぽらさんの楽曲『奇跡の集合体』。
それが今回の「Heavenly Moon」への出演につながり、第三部バンドステージの幕開けを飾ることとなったのです。
ぽらさんといえば「ふわふわ+ピコピコ」なエレクトロ。
エレクトロってあまり聴いてこなかったので、どうやったらぽらさんの世界観に溶け込めるのかすぐには答えが出なくて。
しかもまだあまり手慣れていないエアロフォンでどうアプローチするか、一曲一曲じっくり悩みながらアレンジを練りました。
1. 奇跡の集合体
うきあしスタンダップが初めて演奏したぽら曲。
歌詞に繰り返し出てくる「僕ら」というワードが印象深かったし、普段は一人でステージに立っているぽらさんとの違いを演出したくて、エコー(いわゆる追っかけ)を多めに。
ぽらさんのオリジナルバージョンが大好きな方にも受け入れてもらいやすいように、そして、曲にこめられたシンプルでまっすぐなメッセージを損なわないように、捻りのない素直なフレーズを心掛けました。
音色はスクウェア・リード。芯は強いけど丸みのある音です。
2. MY HERO
思わず飛び跳ねたくなるアップテンポ・ナンバー。
生ドラムが加わることで更にリズムの愉しさが際立ったので、原曲のフレーズをなぞりつつもウラ拍のリズムを足したり強調したり装飾したり。
音色はハード・リード。空高く抜けていくような高音域の伸びで選びました。
3. GO TO…
現実を埒外から俯瞰しているような、不思議な雰囲気の曲。
新しいメロディを忍ばせながら、気持ちの揺れ動き・浮き沈みをトーンの上下で。
アウトロはピアノがあまりにも切なく美しいので、そっと寄り添うようなフレーズになりました。
音色はサイン・リード。浮遊感出ていましたか?
4. In this Universe
ちょっとダークな世界観に気持ちの強さが試されそうな曲。
全英語詞で単語数の多いボーカルに置いていかれないよう、速いフレーズで真っ向から切り込むことにしました。
肉眼では見えない遠い遠い星に思いを馳せながら、聞こえにくいのは承知で低音域を多用。
音色はシンセ・ブラス。ひとたび鳴れば光が生まれ影が動く、そんな存在感のある音です。
5. FUTURE HIGHWAY
自分にとって一番慣れた音色であるアルトサックスで自由に。
「もっとアクセル踏んじゃえば?」と唆すように動き回ってみました。
ちょっと異色かな? 攻めすぎかな? と心配もあったのですが、メンバーがスタジオリハでめちゃくちゃ褒めてくれたのでそのまま徹底することに。
オリジナルバージョンでは、どこか清浄な場所へ導くかのごとく幕を引いていくアウトロが印象的ですが、ライブでは最後の曲ということもあって昂りをそのまま昇華させています。
…と決まったのがライブ3日前! 急遽伸びたソロをどうしたものか、その節は焦りました。
バンドのCD版では、オリジナルと同様に静かなエンディングを迎えています。ライブの高揚感はその日限りのお楽しみ。
夢の跡にはまた別の夢を
思い返せば「わたし、ちょっと夢というか…野望があるんだけど……」と、ぽらさんに初めて相談を受けた日からおよそ半年。
さして力にはなれなかった気がするけど、一緒にワクワクしながら準備して、楽しいステージを共にできて、満ち足りた気持ちでいっぱいです。
そして、ライブに来てくださった皆さま、配信を観てくださった皆さま、CDを購入してくださった皆さまも、改めて本当にありがとうございました!
会場で話しかけてくださったり、Twitterで写真や感想リプライを送ってくださったり、温かいお客さまばかりで嬉しかったです。
手探りのアレンジでしたが、多くの方にエアロフォンを褒めていただいて感無量でした。サポート出演なのにこんなにいい思いしていいんだろうか!
うきあしスタンダップとしても、わたし個人としても、現時点で告知できるライブ等はありませんが、新たなワクワクを計画中ですのでまたお目にかかれれば幸いです。
なお、今回のために制作したCDは、おかげさまで追加販売中です。ご注文お待ちしております!
Heavenly Moon -Band Sound CD- ぽらぽら。w/うきあしスタンダップ
▼ご購入はこちらから
Band Sound CD - ぽらぽら。WEB SHOP - BOOTH
▼サブスクはこちらから(2021/12/17追記)
本文は以上になりますが、ぽらさんのnote及びWEBメディアに掲載されたライブレポートのリンクを付しますので、未読の方はどうぞご覧ください。既に読まれた方もぜひもう一度!