しあわせは体から
今日のわたしはどーんと落ち込んでいた
全ては自分のせい
○○をまだやっていないのが悪い
終わらせさえすれば少しはマシになるはずだ
環境が悪い、自分が悪い、考え方が…
ヨガの授業が始まるまでの待ち時間
モヤモヤで頭の中身を支配されていた
ヨガなんてやってる場合じゃない
早く帰って○○をやらなければ!
今すぐ教室を出ようか!!
そんなことを考えていたら
やがて先生がやってきて
教室中の電気を一斉につけた
いや、まぶしっ!
目つぶれるわい!
もうちょっとじわじわ付けてくれよ……!
キティちゃんが中年女性になったかのような
甘ーい声で先生は言った
「それではリラックスヨガを始めます」
始まったか、仕方ない、最後まで受けるか…
最初は渋々体を伸ばし始める
しかし言われるがままに伸びているうちに悩んでいたことがだんだんとどうでもよくなり
気持ちいい〜どうでもええわ〜ほわーん
という気持ちに完全にシフトしていく
驚くべきことにヨガをするとほぼ百発百中でこうなれるのだ、クスリやタバコよりもよほど便利ではないか?
ほわーんは授業後も継続し
私はそのまま帰宅する
もはや○○をやらなければという強迫観念は消え
いつかやればいいやー
死ぬわけじゃないしぃー♪ピース
それより帰ったらあの本読もう〜
となっている
雪国に住む神経質で厳しい女性が急に南国のてきとうでごきげんハッピーな人に変わったくらいの変わりようである
幸せになるのに
外の条件は全く関係ない
体が気持ちよく動いて心がほわんとなれば
どこでも何でも幸せになれる
ヨガを始めてからそう思うようになった
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