「最近面白いと思ったプロモーション」

就活時代、良いの書けたかも!と思ったものを載せます。これを提出した企業は書類は受かり、面接は落ちました。

以下がそれです。
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ユニリーバの履歴書の試みです。
3月6日、ユニリーバは履歴書に性別と顔写真の記載を無くし、名前も苗字のみという徹底ぶりを見せました。
ジェンダーやルッキズム問題を解消するための措置かもしれませんが、わたしには他にも意図があると思いました。
結論から言うと、ブランドイメージの向上と新卒採用の宣伝に使用したと思うのです。インターネットの発達による情報交換の高速化により、情報の非対称性が緩和され、企業が開発した商品だけでなく、企業の在り方が問われる時代となりました。商品がどのような過程で生み出され、その際に環境に配慮されたか等、それらが商品の価値となるため、商品の定義が広がったように思えます。これは作品の製作過程にもメッセージ性を含ませる現代美術の様です。
ユニリーバは採用活動という、商品には直接関与しない分野からブランド・商品価値を高めました。この様な、大陸横断的な企業戦略は、時代の流れに遅れを取らず、使用できる資源を全て考慮に入れる、柔軟な思考を必要とし、これからの時代の象徴の様に思えたので、「最近面白いと思ったプロモーション」という問いの答えとさせていてただきました。

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