田舎街が舞台の映画のあらすじ

田舎町、瓶のコーラが入っている、小さい冷蔵庫がレジ横にあるようなお店があるような田舎町が舞台。

その町は平和で、特に銭湯が村人の集いの場となっていた。
そこの番頭は明るい女の子であり、皆んなから愛されていた。
元気に挨拶して、世間話片手で仕事片手で、男達だけでなく、女達からも看板娘として扱われていた。

そんな平和な村はある日壊される。
どこかから聞きつけたテレビ局は看板娘をインタビューした。田舎街を紹介するバラエティ番組で看板娘は取り上げられて、インタビュー映像がお茶の間に流れた。

定型的なやり取りの中で、「この街のおすすめスポットは?」と質問を受けた。看板娘はよく何処何処のお店に行く、と答えた。

すると次のカットでは看板娘お墨付きのお店が紹介されていた。タレントはそこでご飯を食べ、「美味い!」とコメントを残していた。

テレビクルーが引き上げると茜色の空になっていた。
看板娘は高揚感と緊張と、幾多のポジティブな感情が渦巻きながら、田んぼ横を歩いていた。きっと看板娘は今日の夜はインタビューの話で、皆んなで騒ぐんだろうなと、ワクワクしていたのだろう。

目の前に軽トラが止まる。
村人が降りてきた。
看板娘は挨拶をしようとするが出来なかった。
いつもと様子が違う。表情が違う。

男は「どうして俺の店を紹介しなかった」と問うた。
看板娘は特にその店に嫌悪感もなかったので、「次紹介しますね!」と答えた。
しかし男は「次なんかあるかわからないだろ!」と激昂し、荷台にある鉄板で看板娘の肩を断ち切るかの如く、打ちつけた。何度も何度も打ちつけ、肩から血が飛び散るのにお構いなく、打ちつけてた。

看板娘の顔には自身の血が飛び散り、その腕はだらりと垂れていた。きっと肩や腕の骨が砕けたのだろう。肩から上腕は本来シームレスであるが、明らかに区切りがあった。肩、伸びた皮膚、上腕、と破壊され血を流す腕は、膝ほどまでに伸びていた。

これは田舎の日常が侵された罰なのだろうか。
たった1度のインタビューですら市民権を取り上げられる、田舎の平穏を乱したのだから。

夢で見た映画のあらすじ
目覚めは最悪、めっちゃ怖かった。

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