目先の勝敗よりも大事なこと(投資初心者の為の投資家心理学 14:大数の法則)
ちょっと考えてみて下さい。
高校の時に学習する確率の問題です。
Q1:サイコロを1回振って、「1」が出る確率は?
当然、答えは「1/6」ですね。
では、次の問題です。
Q2:1,000回、サイコロを振るとします。
最初の100回、なぜか、偶然にも、
「1」が100回連続出たとします。
残り900回振って、合計1,000回、
サイコロを振り終えた時、
最終的に「1」が出た回数は?
実は、「1000×(1/6)」回です。
つまり、
最初の100回、たまたま「1」が続いても、
ふたを開けてみたら、
最終的には、確率が「1/6」に収まっていることになります。
これを、「大数の法則」と言います。
なぜ、上記のQ2の場合でも、
「1/6」に収まるのか、
その理由は、諸説ありますし、
決定的なものはないようです。
ですが、
統計として、「大数の法則」というものが成り立っていて、
特に、生命保険の分野などでは、
普通に利用されている考え方です。
今回、ご紹介する投資家心理学は、
この「大数の法則」を基にしているものです。
例えば、あなたが、何かの指標を基に、
投資計画を立てるとします。
仮に、初月、その指標に基づき投資をしたら、
結果的に、うまく行かなかったとします。
その時に、どのように考える投資が
成功するでしょうか?
たったの1回、しかも最初の1回が、
うまくいかなかっただけで、
その指標に基づいた投資計画そのものが間違いと判断するのは、
ちょっと早すぎます。
「大数の法則」を基に、
中期的に計画をたてて、
最終的に勝ててればよい、
と考えるのが、望ましいです。
あなたが採用する指標や考え方は
吟味する必要があります。
あとは、それを基に投資計画を立てて、
実行する段階では、
目先の勝敗に一喜一憂するのではなく、
あなたには「大数の法則」がついていることを忘れず、
最後に笑うことを信じて、
淡々と計画遂行をすることをオススメします。
あなたの投資家としての成功を
応援しております。
今日も最後まで読んでくれて、
ありがとうございました。