福島県浜通り 3 請戸小学校
大津波の爪痕。
この遺構に佇むことで、その凄まじい破壊力が今もリアルに伝わってくる。
涙が止まらない教室がひとつありました。
黒板に原稿用紙が張り巡らされている教室。
当時の請戸小に通っていた子供達が、
震災後10年経ち、
故郷請戸の町への思いを語った作文。
高校生、大学生、就職して社会人になっている子供たち。
みんな明るい文章を書いています。
実際、自分の命は助かっても、肉親を失った人が少なくなく、
街を失い、平穏な日常生活まで奪われてしまった子供たち。
想像を絶する喪失感の中、生きていくことへの不安を抱き続けながら、
故郷を離れて生きてきた10年間。
今からでも遅くないと思います。
ぜひ、一度訪れてみてください。