難しい話をわかりやすく……の話
「本当に賢い人は難しい話をわかりやすく伝えられる人だ」
こんなツイートが話題になっていました。
うーん🤔これは……
間違っていると思います。
(ちょっとキツイ言い方をしますが)
有害な考え方だとさえ、思います。
ネットで批判されてるのを読んで、
「おお。いつの間にかこっちが常識になりつつあるのか😳」
と嬉しくなりました。とてもいい傾向だと思います。
では、僕なりに解説します。
まず、
難しい話の一部を取りあげてわかりやすく伝え、聞いてる人をわかったつもりにさせることは至極、簡単なのです。
でもこれ、ダメですよね🤣
聞いてる人、実際は理解できていないのですから。
↑僕はこれ、「単純化」と呼んでいます。詐欺の手法に近い。
単純化を悪用する人間のことを「本当に賢い人」などと呼んではいけません。
有害です。
だって……
どれだけわかりやすく伝えても、考えるのが難しい問題というのはあるのです。
というか、ほとんどがそうです。
わかりやすく伝えられる程度の問題は、とっくに解決されているはずだから。
たとえば、今起こっている戦争の話。
これを余りにもわかりやすく伝える人がいたら、ちょっとあやしいですよね。
「そんなに分かりやすい問題なら、なんでこんなに人が死ぬことになってるんだ」と思っていいんです。
僕はこの、「ちょっとあやしい」がとても大事だと思っています。
わかりやすく語る人を「賢い」と思って信用してしまってはいけない。
あやしいと思って自分で調べて、自分なりに難しく考えてみることが必要なのです。
僕なりに言葉を作るならば……🤔
「本当に賢い人は、難しい話を正しく考えるきっかけを与えられる人」です。
これだけじゃないですけどね。「賢さ」は☺️
そもそも、そんなに単純化して語れることではないのです(笑)
この記事が、正しく考えるきっかけになれば幸いです☺️