「逃げ道の先は行き止まり」とは限らない
本田望結さんが座右の銘として紹介した「逃げ道の先は行き止まり」という言葉が話題です。
うーん。
本田さんがこの言葉を好きなのは良いことだと思うんですけど、僕は「あんまり良い言葉じゃないなぁ」と思いました。
まず言いたいのは、逃げ道の先から思わぬ人生が開けることはよくあるということ。
それこそが人生のダイナミズムであって、「人間万事塞翁が馬」なのですよ。
逃げた先が行き止まりなんて、人生はそんなに単純なものじゃない。
あと、逃げた方がいいことってありますよね。
ベタな例ですけど、ブラック企業からはさっさと逃げるべきです。
行き止まりに行きたくない!ともがくのは、大変危険です。事例はたくさんあります。
ここまで書いてて思ったんですけど、
そもそも「逃げ」か「逃げじゃない」かで選択を考えるべきではないと僕は考えます。
「どうしたいか?」です。判断材料は。
そこに「逃げない方がいい」というバイアスがかかっちゃうのは、良くないことです。
繰り返しますが、逃げた先から人生が開けることはよくあります。ダイナミズムです。
ちなみに僕の座右の銘は「雲外蒼天」です。
こちらもストイックな感じがしますが、似て非なる言葉だと思います。