【け】携帯電話が無かった頃
タイトル50音縛り。
かるたみたいに、【あ】【い】【う】……で【ん】まで書くという遊びをしています。
第9回【け】は、
携帯電話が無かった頃
僕が初めて携帯電話を持ったのは、たしか高校3年生。2000年。
急速に普及してる真っ只中だったけど、まだクラスの半分は持っていないくらいの時期でした。
なので携帯電話が無かった頃のことをよく覚えてるし、ポケットベルだって何回かだけ打ったことあります。
ずいぶん昔ですが、ある小説家がこんなことを言っていました。
「僕は自分の作品に携帯電話を出さない。
出すからには、携帯電話の出現によって人の心がどう変わったのか、ちゃんと理解しなければならない。
たとえば、僕らは待ち合わせが本当に下手になった」
なるほどなぁと思い、とても印象に残っています。
この小説家に影響を受けた僕は、
・携帯電話が無かった頃
・インターネット環境の普及
・SNSの登場
・SNSの活用
・初めてソシャゲに課金した時
こういう、僕の心に影響しそうな社会変化のビフォーアフターを、ちゃんと覚えておこうと思うようになりました。
みなさんはどうですか?
スマホ無かった頃のこと、覚えてますか?
さて。
ものすごくつまらない答えなんですけど、
僕、変わってません。
全部、覚えてますけど、社会的な変化。
僕、変わってません。
スマホが出ようが、SNSが出ようが。
変わらぬ心。
そんな僕に一番大きな影響を与えたのは、
インターネットでも、
携帯でも、
スマホやSNSでもなく、
ただ一人の女性でした。
やっぱり、人を変えるのは出会いなのです。
そういう意味では、小説に携帯が出ようが出まいが、あまり関係ないですね。
「人」を描いてさえいれば、小説は成立する。
そういうことだと思います。