Save the Water
担当：事務びと
長い長い暑い暑い夏が終わりやっと涼しくなりました。
東北は一気に季節が進みます
この夏、話題の映画「君たちはどう生きるか」を観ました。
一回見ただけではその内容を理解するのは難しく
何度も鑑賞された方の
登場人物を掘り下げたり宮崎駿監督の意図するところを読み解く
様々な考察を
なるほど～
とか
そんなシーンあったっけ？
などと感心して読んでいます。
私はドラマや映画の考察を読むのが好きです。
ネタバレもむしろ好んで読んでます。
この映画にはこれまでの宮崎駿監督の作品の匂いがちりばめられていて
家族と観てきたジブリの世界に引き込まれました。
今回もディレカ冊子総合カタログよりご紹介します。
「Save the Water」
私はそんなに読書家ではないし映画マニアでもありません。
映画は最近になって劇場で観るようになりましたが
以前はもっぱらDVDでしかも子供と見た映画がほとんどです。
ジブリ映画は子供も大人も楽しめる素晴らしい映画で
何回も見ると見るたび感じ方は変化していきます。
娘は子供のころに見て怖かった「ハウルの動く城」を大人になって見返し、恋愛ストーリーだったことに驚いていました。
2001年に公開された「千と千尋の神隠し」
この物語は神様が出てきたり、不思議な力を持つ老婆が出てきたり
日本昔話のような世界に現代の女の子が紛れ込むお話です。
そういえば昔話にはよく川が登場しますよね？
ストーリーは壮大です。
少女が引っ越しの途中で両親と不思議な世界に紛れ込み、自分で考え行動するということを学び成長してく物語です。
主人公の少女千尋は、その世界の中で様々な人（おそらく神様）と出会い、気持ちを伝える、相手を思うということを知っていきます。
私が好きなシーンは
千尋が、紛れ込んだ世界で出会った少年ハクとのシーンです。
千尋もハクも本当の名前を奪われ、ハクは思い出すことができません。
ですが千尋はハクを危機から救いだしたときに
自分とハクとの関係と、ハクの本当の名前を思い出します。
千尋が幼いころ川に落ちた時に
浅瀬へ運び守ってくれた川がハクだったのです。
ハクは自分の名前を思い出します。
千尋のおかげでハクは自分が川（の神）であったことと
自分の名前が「ニギヤハミコハクヌシ」であることを思い出します。
故郷の原風景に何か水のある風景が含まれていませんか？
海や川や湖、池、水を張った田園
出身が都会とか田舎とか関係なく、
子供のころを思い出時に浮かぶ風景や
旅先で景色を見たときのふと懐かしく思える風景には
そんな風景が含まれていることが多いと思います。
水のある場所は心がどこか心静まるところで
見るたびに今日は穏やかだな、今日はきれいだな、
今日は濁っているなと無意識に思いませんか？
時に荒々しく生活を脅かす存在でありながら
どこか地域を守ってくれる神が宿る場所とも感じます。
私たちにとって、水のある場所は
これからもよりそって生きていかなければならない場所であり
守られているところでもあり
守っていかなかればならないところでもあります。
どんな水が生命に求められるか
どんな水で地球を守るのか
それを課題にTAMURAはディレカとともに活動をしています。
ぜひ当社のカタログを手にしご覧いただけたらと思います。
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