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水の形態
担当:田村
今年も蒸し暑い梅雨が続いておりますが、なぜ梅雨になると蒸し暑いか?
なんて当たり前のこと考えてみると、6月を過ぎると気温が上がり雨が多く降るからなんですが、雨が降ったり雪が降っても12月は蒸し暑ならないで逆に寒いですよね。
なぜか?
「そんなの気温の違いやろ!」って声が聞こえてきそうですが
その気温を暑いとか寒いとかを伝えてるのが「水」なんです。
「水」は地球上において「液体・固体・気体」の3つの形態になれる唯一の物質です。
この水の形態を利用して現代では様々な技術に応用されているのですが、
先日、名古屋へ出張に行った際たまたま時間が出来たので、どうしようかと考え、偶然に携帯で検索して出てきたのが「トヨタ産業技術記念館」でした。
トヨタ往年の名車でも見てこようかなという感じで行ってみましたが、繊維機械館と自動車館に分かれており、繊維機械館では古代からの紡織技術の歩みが分かりやすく展示されていました。
綿花栽培から摘み取りをし、木綿の糸を作り出し1枚の生地に織って行く工程を、ガイドの方が実演しながら説明をしてくれるので、
思わず「へ~~~!」と声を漏らしておりました。
そして今のトヨタの礎を築いた豊田佐吉が1980年(明治23年)24歳の時に、最初の発明となる「豊田(とよだ)式木製人力織機」が展示されていました。
まさにここから、今のトヨタは始まったんだなと思いながら様々な織機を見ていると、ふと目に止まったのが「豊田ウォータージェット織機」
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水
![](https://assets.st-note.com/img/1721194975299-OGW4otuLlU.jpg?width=1200)
水を噴射して横糸を飛ばす?!(なんですと?)
高速で噴出する水流でよこ糸を挿入する織機で、水に高圧をかけて糸を飛ばし布を織る。
しかも1,000回/分のスピードで織って行くそうです。
ちなみに1回の水の量はわずか4.5ccというから驚きです。
「水は圧力を情報として受けて、形態を変化させ糸すらも飛ばす事が出来る」
やはり水って凄い!
ウォータージェットの技術は他にも様々な分野で活用されていますが、特に多いのが加工技術の分野です。
加圧された水を小さい穴などを通して得られる細い水流で、これを用いて切断などを行うのがウォータージェット加工、もしくはウォータージェット切断またはウォーターカッターとも言います。
0.1mm-1mmほどのノズルから300MPa(3t/㎠)ほどに加圧した水を噴射し、切断加工を行います。水流の速度は多くの場合500m-800m/sほどだそうですが、マッハ3に達する高速なものもあるそうです。(いったい何に使用するのでしょうか?)
本当に「水」って面白いですよね。
色々な情報を瞬時に受け取り形態を変化させて行く地球上唯一の物質それが
「水」
皆さんも是非「水」の形態について考察してみては如何でしょうか?
これから梅雨が明けて夏本番の暑い日が続きますが
皆様お体ご自愛ください。
<おまけ>
往年の名車達
世代がわかりますね~(笑)
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