カオサンロードの夜
ドミトリーではなく
ちゃんとした?一泊400円程の宿に
リュックを置き
通りに駆け出した。
20時位だっただろうか
通りには
人が溢れ
活気と希望に満ちている。
とにかく
空腹だったので
夕食を取ろうと
タイ料理の店を探した。
当時、
バイト先で
エスニック料理の調理補助を
していたので
タイ料理は
とても楽しみだった。
沢山の店が並んでいるが
やはり本場のものを
たべたかったので
小さな屋台に
入ることにした。
対面式の屋台に座ると
女性が水を出してくれたが
お世辞でも
綺麗とは言えない水だった。
ボクが
少し気にしている素振りを
見せると、
紫色の目薬の様なもの
入れてきて
水が紫色に変わった。
"GOOD SMELL"
と言ってきた
恐らく
匂い消しと
消毒を兼ねているのだろう。
感謝の言葉を
伝えたが
口にすることは
出来なかった。
料理は
トムヤムクンというスープと
パッタイという
焼きそばの様なものを
頼んだ。
どちらも日本円で70円位だった。
日本のバイト先では
同じものを1,500円で出していた。
本場のものが
20分の1の、値段で
食べれるというのは
驚きと同時に感動した。
白いTシャツをきた
真っ黒に日焼けしている
お父さんの様なひとが
鍋をふり
料理を作ってくれた。
とてもいい笑顔をしていた。
見た目は
良くなかったが
とても
美味しかった。
タイに住んでも
大丈夫だなと思った。
[ではまた明日!]
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