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イギリス北東部 ダラム

ヨークから
ダラムへ。
電車で50分程で到着した。

ダラムは
イギリス北東部に位置し
ダラム大聖堂と
ダラムキャッスルが
世界遺産に登録されている。

私が訪れたあとに
ハリー・ポッターのロケ地にも
なっており
ファンには聖地の様である。

それと
私が大好きな
ミスタービーンの
ローワン·アトキンソンも
ここダラム出身だ。

天気も良く
駅から
すぐに広場があり
コンパクトながらも
解放感があった。

大道芸も
真っ昼間から
行われており
中々の盛り上がりだった。

ツーリストインフォメーションに寄り
無料地図と宿の情報をゲット。

宿を探し
安い所を見つける事が出来た。

フロントで
受付のおじいちゃんに
部屋を
見せてもらうと
上の階だったが
一番遠くの部屋を案内された。

ここが一番安い部屋だ。

と言われた。

窓からの景色も良く
何で安いのかわからなかったが
ここに決めた。

荷物を置き
ダラム城と大聖堂へ。

中は勿論
圧巻だったが
個人的には
外観が好きだ。

とても落ち着きがあり
安心感が得られる。

ダラム城も
歴史を感じられ
威厳があり
素晴らしかった。

天気も良く
鐘の音も心地よい。

小さいながらも
まとまっていて
とても良い街だ。

少し離れたアーケードで
夕食を済ませ
パブでお酒を飲み
宿に戻る。

フロントに
さっきの
おじいちゃんの
姿はなく、
鍵を持っていたので
そのまま部屋へ。

夜ということもあると思うが
宿の雰囲気が
全然違う。

誰もいないし
部屋まで遠く
電気もほとんど
ひかっておらず
ほぼ真っ暗だ。

何故?

と思いながら部屋へ。

安い部屋なので
テレビも無いし
無音状態なので
薄気味悪い。

窓の下を見ても
誰も歩いていないし
この街から
人が消えたのかと
思ってしまうほどだ。

日本の知り合いへ
絵葉書を書いて
過ごしていると

夜の11時
大きな鐘の音が鳴る。

本読んで
過ごしていると

夜の12時
大きな鐘の音が鳴る。

寝ようとすると

夜中の1時
大きな鐘の音が鳴る。

中々寝付けないでいると

夜中の2時
大きな鐘の音が鳴る。

何故か
分からないが
1時間毎に
大きな鐘の音が鳴り

ここの部屋は
鐘の目の前にあり、
うるさくて
寝れないから
安い部屋の様だ。

文句を言おうと
フロントに
行こうと思ったが
通路は暗く
雰囲気が
お化け屋敷そのもので
フロントまでが
遠くて怖すぎる。

地獄の夜だった。

朝、
フロントのおじいさんに
お礼を言うと、

よく眠れたかい?
と聞かれたので。

勿論ぐっすり眠れましたよ
ありがとう!

と言うと、

お前は嘘つきだな!
と笑われた。

私は
あそこの部屋は
客室として
売らないで
倉庫か
何か別の用途で使ったらいいと
思うよ
と伝えたら

その通りだな
ボスに伝えとくよと言われた。

私のダラムの思い出は
大聖堂でもお城でもなく
怖すぎる宿と睡眠不足になった。

おじいさんありがとう。

同じ思いをする
バッグパッカーが
いないことを祈る。

今日は更に北上して
スコットランドを目指す。

[ではまた明日!]

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