担当者レポート①
あくまでも担当者視点のレポートなのでご留意ください。
こんにちは。小川です。
事務局のいち担当者として取り組んだG7富山・金沢教育大臣会合 が、石川県でのプログラムを持って全プログラムが終了し、幕を閉じました。
自分たちは、富山でのプログラムを担当し、後半のプログラムは石川県に託す形で進めておりました。
富山県委員会側で行うこと・考えないといけないこと一つ一つを練り上げていくにあたり、足し算引き算掛け算割り算、頭をフル回転した数ヶ月。
開けっ放しにした引き出しを今から整理整頓しないといけません。
振り返ると、たまたま繋がっていった方々が、これまで仕事でもお世話になった方々だったり、学生時代からの繋がりもあったり、助けてくれた県庁・市役所の皆さんの力なしでは決して成立しないものばかりでした。
社会人になって培った経験が自分の中での自信と信念を最後まで貫けたことは間違いなく、鍛えてくれた先輩には特に感謝してます。
「教育をテーマにした国際会議は、直近の議論がメインではない。何年も先にある未来に向けて議論するんだ。G7では貿易、経済、国際問題…色んな会合があって、大企業が慣性的に動き出す企業でてきたりと色んな動きが目に見えるものも多いけど、この会合は子どもたちの未来のためにする会議。この子たちの明るい未来のために教育会合のメンバーに入ったんだ。」
通訳の方を介して聞いたある代表団の方の言葉です。
自分たちの視点と国を代表しての視点だとここまで違うんだ。世界すげー。と純粋に感じました。
確かにその言葉に裏付けられるように学校訪問、夕食会アトラクションで子どもたちと関わられる楽しそうな姿を思い返し、その言葉が参加者みんなの声を代弁してるかのようでした。
一応、今回の会合について、自分なりに三者の視点で目標とミッションを整理してみました。
※あくまでも
G7各国代表:
コロナ禍などの国際課題によって社会が変化したことによる教育構造の見直す方針を話し合う(って言ってた)
あとはいろんなメディアで報じられている宣言の通り
国(文部科学省):
大きな事件・事故なく会合を終えること
2県連動型開催の成功
地元(富山):
なるべく多くの子どもたち(若い世代)に会合に関わった実感を少しでも持って欲しい
地元の魅力発信
ってところですかね。
(以下は、自分の勝手な認識です。)
これで言うと、
G7のミッション
→宣言を見る限りうまくいった?
国のミッション
→大きな事件・事故なしのため成功。
ひとつの会合で2つの県の文化の発信することが出来たけど、2県で行う上で移動や人件費などの課題もあった。
地元(富山)のミッション
→子どもサミットに参加した25名の富山市内の中学生、
芝園小学校、
八尾中学校、
中央農業高校、
小矢部園芸高校、
石動高校新聞部、
国際大学附属高校新聞部、
富山大学芸術文化楽部4名、
学生ボランティア(富山大学、富山国際大学、外国語専門学校)、
青池学園富山調理製菓専門学校、
南砺平高校(※撮影できず😭)、
富山県洋舞協会(可西舞踊研究所、和田朝子舞踊研究所)、
桐朋学園、
ガラス造形研究所、
このほか関連事業に参画した子どもたち、G7給食を通じて海外の食文化の理解を深めた富山市内の小学生などを中心に、中々たくさんの人が参画。
【地域の魅力発信については次の記事で書こうと思います🫡】
今回の富山県側として絶対にブレたくない大コンセプトとして、
①少しでも多くの子ども・学生たちに関わってもらうこと。
②この機会を子ども・学生たちのための機会とすること。
をあげていました。
結果として、「いつか一緒にご飯を食べた大臣の国に行くんだ」「世界は広いと思った」「もっともっと勉強して海外留学したい」「改めて自分たちの地域にはいいものがたくさんあるんだなと思った」…などなど
自分たちのこの先の可能性に明るい未来を感じれるようなコメントを聞くことができました。
直接自分に届いた声はこんな感じでしたが、もっと色々な声があったんではと思います。
一方で、県内の子どもたち全員が参加するってやっぱり難しい課題でした。
中々全員が満足のいく関わり方ってやっぱり難しい。
今回、関わった子どもたちの活躍が県内の子どもたちにとって刺激になればということで、子ども広報を発行してみました。
県内の小学生4〜6年生、全中学生に配布しています。
新聞でも報じられましたが、来県したアメリカの代表から「可能であればロゴマークを使った子たちに会いたい」とおっしゃられたことがきっかけで、対談が実現しました。
短い時間の中で頑張ってくれた皆さんには、最後の最後でアメリカ代表団と対談というスペシャルな機会が与えられました。
普段から「デザインの世界は結果でナンボ。いいものをつくれば、それが一人歩きしていく。」とおっしゃっていると富山大学の岡本先生。
この一件で、学生たちから「言ってる意味がわかった。」と言っていたと聞きました。
今回、この会合に関わった子どもたちがこの機会をきっかけに、視野が広がり、新しい世界が見えたんじゃないでしょうか。
子どもたちの財産になったのなら幸いです。
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