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【引っ越し旅/イポー→カンパー】カンパーは人情の街
ちょっとお隣の街へ引っ越しただけなのに、今回の引っ越し旅は想定外の幸運続き。
優しい人達に囲まれて幸せだったのでnote。
恒例のお引越し旅
同じ県内 なので引っ越しはあっという間。
本当ならこの距離ならバス移動が最適なのに、前回の引っ越しがうまくいかなかったから夫が勢いでよく調べずに列車チケットを買ってしまった。
前回のうまくいかなかった引っ越しはここ↓で読めます。
いわざわざアクセスのよくないルートで移動をすることになったのだが、素敵な出会いで結果オーライ。
![](https://assets.st-note.com/img/1738032633-65GmpjnULrBlHXhyVMw04doZ.jpg?width=1200)
カンパーの街について
カンパーはマレーシアのペラ州に位置する小さな町。イポーもカンパーも同じペラ州なので、州内での引っ越しになる。
私の地元で例えると…
沖縄市→西原町 に引っ越す感じ。
あまりにも距離が近すぎるので、
早めにチェックインできないか質問してみたが、大家さんからの返事は
「努力します」だけだった。
とにかくゆーっくり時間をかけて移動することにして、引っ越し旅をスタートさせた。
![](https://assets.st-note.com/img/1738385063-L2mnDTuXSwd3a6cNyVsRzfg8.jpg?width=1200)
◆1番目の男
カンパー駅について改札を出た途端にちょっと強面の男性が「タクシー?」と声をかけてきた。駅や空港ではよくあるコトなので笑って手を振り駅にあった食堂でお昼を食べることにした。
すると、その人もお店に入ってきて少し離れた席に座りだした。え、ちょっと怖い…。
![](https://assets.st-note.com/img/1738388395-7GWv524NED1KwJFbn6ZHa9yY.jpg?width=1200)
とりあえず、チェックインのこともあるので時間をかけてゆっくりと食事した。
食事を終えたが、その男はまだ店内にいる。
気づかれないように、そーっと店を出ようとしたが、結局見つかってしまった。
恐る恐る「宿のチェックインまで時間がたっぷりあるから歩いていくよ。」と伝えたら、あっさりと「オッケー」という返事だけ。
あれ?思ったよりも怖くない。しつこい勧誘をすることもないや、安心した私たちは手を振って別れた。
じつは、この話には続きがあって、それはまた別のnoteで…。
◆2番目の男
駅を出て歩き始めたら思ったよりも暑い。日差しが強くてクラクラしてくる。
おまけに道がガタガタでスーツケースが転がりにくくて歩きづらい。
「5㎞って遠いなぁ、暑いなぁ・・・」と心の中でつぶやいたら後ろからやってきた車が背後で止まった。男性が降りて声をかけてきた。
「どうぞ乗ってください。どこに行くのかな?後ろのトランクを開けるからちょっとまっててね。」男はそう言って、トランクを開けると後部座席からチャイルドシートを外してトランクに入れ始めた。
宿の場所を告げると、乗せてもえるという。
お言葉に甘えて、我々のスーツケースもトランクに入れさせてもらい車内に入ると、助手席には奥様と3歳のお姫様がいた。
私たちを乗せるために助手席に移動してくれていたんだって。実は対向車線を走っていて我々に気づき、わざわざUターンして来てくれたらしい。
助手席に母子が乗るのは危ないだろうからと席を替わろうとしたが、宿はここから近いから大丈夫!と言い、安全運転でそのまま行くことに…。
姫はお母さんに抱っこされて嬉しかったのか、にこにこしていた。パパの安全運転で5㎞のドライブはすぐに終わってしまった。
結局お礼を渡そうとしたが受け取ってもらえず、大きな声でお礼を言いながら手をふるしかできなかった。
にっこり笑顔で去って行った爽やかなマレーシアご家族、灼熱地獄のあの道で助けてもらえて本当に助かりました。
いい人達だったなぁ…。
![](https://assets.st-note.com/img/1738388738-qVYrLkltKePd2BQOajR6oTMm.jpg?width=1200)
◆3番目の男
結局、予定時刻よりもだいぶ早く到着してしまい、早いけれど時間まで荷物だけでも預かってもらおうと宿に行ってみることにした。
奥から出てきたスタッフはマレー語のみ、英語が話せるスタッフはお昼の休憩に入ってしまったようだ。
翻訳アプリとカタコトの英語で、苦戦しながらやりとりしていた時、
我々の前に第3の男が現れた。
「どうしましたか?お手伝いしましょうか?」
流暢な日本語で話しかけてきた。
想像してみてほしい。
沖縄で例えるとしたら、カンパーは西原町みたいなところ。
大学がある学生の街だが、それ以外は特に何も無いとてものどかな所だ。
この場面を例えると、
沖縄旅行に来たマレーシア人が西原町のMR.KINJOみたいな感じの宿にチェックインしようとしたが、言葉がわからず困っていた所でマレー語を流暢に話す日本人青年がとつぜん現れて「どうしましたか?お手伝いしましょうか?」と聞いてきた感じ。
びっくりしたー、そして助かった。
彼に通訳してもらったお陰で、予定よりも早くチェックインすることができた。
ポケモントレーナーのようなお名前の彼は、
「困ったことがあったら連絡して下さい」と連絡先を伝えると去って行ってしまった。
その後、何かお礼をしたいなぁと思ってたらばったり再会したので、
それはまた別のnoteで…。
おわりに
部屋に入ると景色がいい。
![](https://assets.st-note.com/img/1738388899-KglvthTjYNCpL9ak3JAVm6wS.jpg?width=1200)
これがカンパー駅に着いてから宿までのわずか数時間の出来事。
すてきな出会いがあった楽しい引っ越し旅でした。
おしまい
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