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リコール署名偽造事件part2

 リコール不正署名事件とは、芸術祭の一部作品の批判に端を発した知事リコール運動において、集めた43万署名のうち約8割が偽造署名であった事件である。偽造署名は広告関連会社を介し、のべ1000人を超えるアルバイトによって不法な代筆がされ、事務局によって指印されて作成された。ナンバリング忘れという事務ミスから発覚、内部告発を経て刑事事件に発展した。しかし告訴から2ケ月経った今でも逮捕に至っておらず、多くの謎を残している。
 推理すると、偽造署名の目的は本物署名と合わせて必要署名数86万の半数43万を超すための水増しとして偽造署名は作成されたのであり、リコール成立は狙わず「一定の恰好つけ」でリコール大失敗回避や民意を捏造して知事への政治的攻撃を企図したものであった。また、大金と労力を要する複数犯の犯行であり、「法定有効数に達しなければ審査が行われない」と基本的に不正の発覚がないことを知っていた。よって犯行計画者である首謀者は、①大失敗は回避したい社会的名声のある会の中心人物②大村知事へ政治的攻撃したい政敵や確執者③大金や労力より名誉や権勢を重んじる権力者や資産家④複数犯であるため犯行を唆せる人心掌握に長けた能力者⑤リコールの知識がある経験者や選管関係者、と推察される。
A.事務局長は①裏方事務責任者なので署名数増では恰好つかない×②愛知の会に過去所属しており敵対意識はない×③事業に失敗し金銭的困窮してるため金をドブに捨てたりしない×④ボランティアの悪評から人心掌握術はない×⑤リコールの知識があったらナンバリング忘れという大失態はなかった×、とまったく当てはまらない。広告関連会社への受注書への署名捺印、署名簿への指印といった証拠があるが、自発的とはとても考えられず、首謀者に指示されて犯行に及んだだけの実行者と推理する。
B.高須院長は①代表者で有名人◎②個人的私怨はなく義憤△③篤志家で◎④人気と財力あるものの正義を標榜してるので犯行使嗾は微妙△⑤リコール知りませんでしたもの×、でそこそこ当てはまる。リコール活動中ツイッターなどで発信しており、署名簿を提出日まで隠す、内部告発を罵倒し告訴、突然の運動停止指令、署名簿を溶解させる予定、と不正の証拠隠蔽に加担している。しかし動機が弱く、リコール知識不足や犯行使嗾の指示力と能力に疑問があり、首謀者でなく協力者に過ぎないと推理する。
C.維新代表の松井市長は①表向き維新は応援せず×②大村知事と政治的友好関係、悶着あり△③野心あれど候補の金銭援助は冷淡△④維新の個人的不祥事の多さから掌握能力微妙△⑤リコール経験はないが知識取得可〇、と実行犯と思しき事務局は維新で構成されるが、犯行計画者としてはほとんど当てはまらない。維新との名から尊王攘夷、嫌韓や天皇侮辱への憎悪の不自由展反対のリコール署名者と親和性は高い。コロナ禍でも積極的に署名する維新支持者となりやすい質の高い名簿は欲っするところ、情報の不正入手等は大いにありうる。しかし不正して署名数を水増しする理由はない。よって主体的には別の不正を働いてたかもしれないが、不正署名には従属的である、首謀者と共犯者ではないかと推理する。
D.河村市長は①リコールの会の2枚看板◎②大村知事とは政敵関係で確執あり◎◎◎③議員報酬減額改革を打ち出し脚光を浴びる前国会議員で現市長◎④大過ない知事に不当なリコール運動を扇動できる程の異才◎⑤10年前の大規模リコール日本で唯一の成功者で第一人者◎◎◎、と見事に当てはまる。応援していただけ、と中心人物であることを否定しているが、高須院長と田中事務局長等の証言からリコールの会の発案者であり、二人に強い影響力もあったことから会の実質的な主導者と目される。またアルバイトの犯行の期間、度々実行者である事務局長と飲みに出かけているところを目撃され、「指導や意見交換・報告の場面はたくさん」あり、「2011年の名古屋市議会のリコールでも多数の不正、無効署名があった」と聞いたとされ、不正な指示をも示唆していた強い疑惑がある。議会や記者会見などでの追及に対し、曖昧な返答、論点のはぐらかし、時には言論封殺と説明責任も果たしてない。事件解明の努力も警察捜査入ってからと始動が遅く、第三者を介在させず自身で行うヒアリングで信憑性がない。動機や能力も十分であり、推理をすれば首(…ここで文章は途切れている)


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