目指せ検索順位０位、「Googleの強調スニペット」の重要性
ひげ自社サイトへのトラフィック獲得のため、もっとも有効なのが「Googleの検索結果・1〜3位」での表示です。それよりも上位に表示される（いわゆる検索結果0位、ポジションゼロとも呼ばれています）のが、Googleの「強調スニペット」です。
● Googleの「強調スニペット」とは？
「強調スニペット」とは、Google検索結果の最上位に表示される特別枠のコンテンツのことです。ユーザーが検索クエリに対する回答を素早く得られるよう、Googleが関連性の高い情報を抜粋して表示します。
検索結果1位のクリック率が39.8%（参照：米国・First Page Sage社によるレポート）で、「強調スニペット」はそれよりも上位に表示されることから、場合によっては1位以上のクリック率になる場合もあると言われています。
●「リッチリザルト」とは別モノ？
Googleの検索結果に表示される「リッチリザルト」。通常はテキストのみ（タイトルや説明文、URL）ですが、それに視覚的要素を追加したものが「リッチリザルト」で、強調スニペットのように「ポジションゼロ」に限定されず検索結果ページ内に表示されます。
ざっくり言うと、パッと見ただけで分かる検索結果ということです。ユーザーがどんな情報を欲しているか、入力したクエリによって「レビュー（星評価）」「商品（価格や在庫）」「レシピ（画像や調理時間）」「イベント情報（日時や概要）」「パンくず（カテゴリ層）」など、それぞれのレイアウトで表示されます。ほとんどの人が目にしたことがあるはずです。
・アイテム（価格や在庫状況）
・レビュー（星評価）
・レシピ（画像や調理時間）
・イベント情報（日時や場所）
●「強調スニペット」を獲得するには？
Googleによると、「強調スニペット」が表示される仕組みは、「ユーザーの検索リクエストに対する回答としてどれだけ適切なのかや、どれほどユーザーの役に立つかといった基準に基づき、Googleの自動システムによって選択」としています。
自社サイトへの流入を考えたら、このポジションゼロの「強調スニペット」は是が非でも獲得したいところ。そのためにはまず、通常のSEO対策（高品質なコンテンツ、検索キーワードの最適化、モバイルファースト仕様、ページ速度の向上）のほか、「明確かつ簡潔な回答」「コンテンツの構造化」といった、「強調スニペット」用の追加対策が求められます。
・明確かつ簡潔な回答
「強調スニペット」は、短いテキスト（通常40～50語）で直接回答するコンテンツが優先されます。たとえば、「○○とは何ですか？」に対して、一文で答えるパラグラフを記載すると効果的です。
・コンテンツの構造化
見出し（H1～H3）を適切に使い、論理的なコンテンツ構成を作成します。リスト型やテーブル型のフォーマットを活用することで、Googleが情報を抽出しやすくなります。
・質問形式のキーワード
「強調スニペット」は、「How to」「What」「Why」のような質問形式に対応するケースが多々見られます。よく検索される質問を抽出し、その解決コンテンツの作成が有効です。
・FAQセクションの設置
上記と同じ理由で、FAQ（Frequently Asked Questions＝よくある質問）を設置すると、「強調スニペット」として表示されやすくなります。簡潔、かつ具体的な回答がベスト。
・スキーママークアップ
スキーママークアップ（構造化データ）を活用し、Googleにコンテンツの詳細を明確に伝えましょう。繰り返しますが、「FAQ」や「How to」のスキーマは非常に重要です。
・検索意図の深掘り
ユーザーが検索している意図に対して、適切な回答が記載されているかが大切です。要は、ワードの抽出ではなく、解決やアクションにつながる情報が提供できるか、どうかです。
● 時代は「ユーザーの検索意図」の深度へ。
このように、「強調スニペット」で表示させるには、ユーザーの検索意図をより深く理解した上での利便性の高いコンテンツが要求されます。ユーザーがなにを求め、そして、どんな回答を求めているのか。これは、Googleのアルゴリズムを研究するのと同じくらい、いや、それ以上に重要です。
この流れは、これから主流となってくるであろうGeminiやPerplexity、Gensparkといった「AI駆動型検索エンジン」への対策、つまり「GEO（ジェネレーティブエンジン最適化）対策」にも通じます。キーワードや被リンクだけではなく、AIとヒト、その両方に対応した対策が必要となります。
「SEO対策」はマーケター主導でおこなわれてきましたが、「GEO対策」では編集者、コンテンツ制作者の関与が不可欠です。これまで以上に、ユーザーの深層心理に寄り添った真摯かつ丁寧なコンテンツ作りが大前提となり、サイト運営者はそこでも方向転換を迫られそうです。
我々、ディハイプ合同会社では、10年以上にわたってWebメディアを運営してきた実績をベースに、サイト運営のサポートに取り組んでいます。お困り事がございましたら以下フォームにご記入いただき、ご相談ください。まずは課題解決に向けた施策案を無料でご提示させていただきます。