【映画】ワイルドスピード最新作の挿入歌!!Ty Dolla $ign, Jack Harlow & 24kGoldn - I Won (2021)
これまでに数々のアーティストとコラボレーションすることで、ジャンルの壁を超えた活躍を魅せてきたTy Dolla $ign。
そんな彼が全米中の注目を集める若手ラッパーJack Harlow、24kGoldnと新曲「I Won」をドロップ。
今作はシリーズ全体の興行収入が58億ドルを超える人気映画「ワイルドスピード」最新作「F9: The Fast Saga (邦題:ジェットブレイク)」のサウンドトラックに収録されています。
日本では2021年8月に映画が公開予定とのこと。
今からそのカムアウトを楽しみに待っているファンも多いことかと思います。
今回は、そんな話題を集めるTy Dolla $ignのこれまでのキャリアと新作映画を解説していきます。
レーベル : Atlantic Records
リリース日 : 2021年6月4日
名前 : Ty Dolla $ign, Jack Harlow & 24kGoldn
年齢 : Ty Dolla $ign 39歳 Jack Harlow 23歳 24kGoldn 20歳
出身地 : Ty Dolla $ign カリフォルニア州ロサンゼルス
Jack Harlow ケンタッキー州ルイビル
24kGoldn カリフォルニア州サンフランシスコ
Ty Dolla $ign, Jack Harlow & 24kGoldn - I Won (2021)
経歴
父親がFunkバンド “Lakeside” のメンバーだったことでEarth, Wind & FireやPrinceといったアーティストと近しく、幼い頃からソウルミュージックに惹かれていったTy Dolla $ign。
これまでにシンガーとして数々のヒット作をリリースしてきたTy Dolla $ignですが、意外にもベーシストとして音楽のキャリアをスタートさせました。
その後ドラムやギター、MPCを使うことでビートメイクをマスターしていきます。
2009年に同郷のロサンゼルスを拠点として活動するラッパーYGのシングル「Toot It and Boot It」をプロデュース。この曲ではシンガーとしても楽曲参加し、クラブを中心にバイラルヒット。YGとともに西海岸Hip Hopの新たなニュースターが誕生した瞬間でした。
YG feat. Ty Dolla $ign – Toot It and Boot It (2009)
その後DJ Mustardがホストを務めたミックステープ「House on the Hill」(2011)を含め、4本のミックステープをリリース。DJ Mustardは2010年代に数々のクラブヒットを手掛けたプロデューサーで "New West" サウンドを確立した1人でもあります。
この辺りからTy Dolla $ignの実力が広く認められ、2012年に現在所属している "Atlantic Records" とサイン。
彼の人気プロジェクトの第1弾となるミックステープ「Beach House」(2012)がリリースされました。
2年後、デビューEP「Beach House EP」(2014)収録曲「Or Nah」はYouTubeで5億回を再生を超えるヒット曲となりました。
Ty Dolla $ign feat. The Weeknd, Wiz Khalifa & DJ Mustard - Or Nah (2014)
翌年に満を持してデビューアルバム「Free TC」(2015)をドロップし、R&B/Hip Hopチャート4位にランクイン。
デラックスエディションもリリースし、「Wavy」など記憶に残るヒットナンバーを収録しています。
Ty Dolla $ign feat. Joe Moses - Wavy (2015)
また同年にガールズグループFifth Harmonyのシングル「Work from Home」(2015)の客演で抜擢。全米チャート4位、UKチャート2位、さらに世界各国のチャートにランクインし、メインストリームでのTy Dolla $ignの知名度を押し上げたナンバーとなりました。
Fifth Harmony feat. Ty Dolla $ign - Work from Home (2015)
2017年に「Beach House」シリーズからアルバム「Beach House 3」をリリース。
リードシングルの人気ラッパーLil Wayneとの「Love U Better」(2017)やDamian MarleyとSkrillexをフィーチャーした「So Am I」など幅広いジャンルのアーティストが参加した作品となりました。
Ty Dolla $ign feat. Lil Wayne & The-Dream - Love U Better (2017)
2018年にPost Maloneのシングル「Psycho」ではゲスト参加し、全米チャート、カナダチャートで1位を獲得。さらに全米年間シングルチャートでは6位に入り、現在までにYouTubeで8億回を超える再生数を記録しています。
Post Malone feat. Ty Dolla $ign - Psycho (2018)
またプロデューサーとしても実績を重ねており、Chris Brownの「Loyal」(2013)、Omarionの「Post to Be」(2014)、Rihanna、Kanye West、Paul McCartneyによる「FourFiveSeconds」(2015)など数々のヒットソングを生み出してマルチな才能を発揮しています。
映画 F9: The Fast Saga (邦題:ジェットブレイク)
今作は前述したアメリカ映画「ワイルド・スピード」シリーズの最新作で、9作目となります。
3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』では東京が舞台となったことをきっかけにで、日本人ファンを多く獲得しました。
立体駐車場でのドリフトレース、渋谷のスクランブル交差点や首都高、ドライビングテクニックの見せ場である峠を舞台にチューニングカーが疾走するシーンが印象的です。
北川景子や妻夫木聡ら豪華俳優陣が出演していたのも驚き。
洋画にして日本独特の雰囲気が絶妙に表現された傑作といえるでしょうか。
挿入歌としてTeriyaki Boyzの「Tokyo Drift (Fast And Furious) 」(2006)が使われたことも記憶に新しいですね。
さて、最新作「ジェットブレイク」では、主人公ドミニクと新キャラの実弟ジェイコブとの闘いが繰り広げられるそうで、すでに大ヒット間違いなしの展開を想像できます。
フィメールラッパーのCardi・Bも出演するとのことで、彼女の演技も楽しみです。
注目のサントラですが、昨年にミックステープ「Road To Fast 9 Mixtape」(2020)が発表されました。
この作品ではTyga、Wiz Khalifa、NLE Choppa、Don Toliverといったラッパーたちが名を連ね、MVも映画にインスパイアされた作品になっています。
しかしオフィシャルサウンドトラックとなったわけではなく、今作のサントラに付随したミックステープといった媒体でのリリースになりました。
YoungBoy Never Broke Again feat. Lil Baby - One Shot (2020)
I Won
映画のワンシーンが作中に盛り込まれることでインパクトあるMVに仕上がっていますが、曲中でも車に纏わるリリックが多いのが印象的です。
Medals 'round my neck because I won, I won (Won, I won)
Now my momma set 'cause I won, I won (Won, I won)
Out here makin' bands, do what I want (What I want)
Greedy with the phone, I get what I want (What I want)
Skrrt the Hidden Hills up to 101 (101)
She just wanna chill on some one-on-one (One-on-one)
I just hit the gas, bitch, I'm gone, I'm gone (Gone)
I might do the dash on 'em, just because (Woo, yeah)
Medals 'round my neck because I w-w-won
俺の首のメダルは、勝利の証だ
俺が勝ったから、ママがくれた
大金を稼いで、やりたいことをやる
貪欲にスマホを使って 欲しいものを手に入れる
ヒドゥン・ヒルズ(カリフォルニアの地名)から101号線まで車で飛ばす
彼女は一対一でチルしたいだけだ
俺はただアクセルを踏んだだけ、ビッチ、俺はもう行くよ
せっかくだからダッシュしてみよう
首のメダルは勝利の証
終わりに
映画は新型コロナウイルスの影響で公開が1年延期となりましたが、シリーズの3作目「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」から6作目「ワイルド・スピード EURO MISSION」を担当したJustin Linが監督に復帰したところも見どころの一つとなっています。
またサントラはこれからリリースされるものの、Apple Musicなどでトラックリストを公開中。
(国内盤の発売日は2021年7月21日予定。)
故Pop Smokeやアジア人として唯一選ばれた日本人ラッパーのJP THE WAVYが参加したことで、映画に引けを取らないほど話題沸騰の作品に仕上がっています。
流行に敏感なDJ諸兄はマストチェックですよ!
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