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netuii スギサキさんのカラー診断がとてもよかった話

自問自答ガールズの間で話題になっていたnetuii スギサキさんのカラー診断を受けてきた。パーソナルカラーという視点での色の見方・使い方が学べるとてもよいサービスだったし、診断を受けることの良さも体感できたので、ここにまとめる。

スギサキさんのカラー診断とは
テキスタイルブランド「netuii」のテキスタイルデザイナーであり、アパレルブランド「yee」のテキスタイル製作、ディレクションをされているスギサキさんによるカラー診断。「自分を知って、活かす」事に重きを置いたトレーニングメインのカラー診断を実施されている。基本的にスギサキさんと直接面識のある方か、既にレッスンを受けた人と会ったことのある人のみを受け付け可。また同業者の受講は不可。

noteには診断を受けた方のレポートがたくさん上がっているので、さらなる情報がほしい方は「ネツイイ」「カラー診断」でnote内検索してみてください。Googleで検索すると「ネイル」「カラー診断」に変換されるので注意。

受講の経緯

着るものが選べず迷走してた2014年にパーソナルカラー診断を受けた。その時は各色をシーズン毎に点数化してもらえて、診断結果はブルベでサマーだった。

診断結果に疑問はなく、好きな青系の色が似合うこと、辛子色が苦手なのは間違ってなかったことがわかったので、そこからどんどん手元の服は白、青に集約されていった。トップスは、2年前まではピンクやグレーもあったのだが、自問自答ファッションにはまるにつれ、ピンクもグレーも着なくなり、いよいよ白、水色、紺、黒のみとなっていた。紺や黒さえも最近はいらない気分になっていた。

そんな状況だったし、色数を増やすにしても好きな色を着ればいいのではと思っていたので、カラー診断自体にはほとんど気持ちが動かなかった。

ただ、スギサキさんのカラー診断を受けた人がすごくよかったと呟き、情報交換のために集うのをながめながら、情報交換したくなる診断とはいったいどんなものだろう、会合楽しそうだな、と興味津々でツイートラインを眺めていた。

そんな中、ベージュ選びか苦手だから選べるようになるために受講してもいいのでは、と受講理由を思いついた。そして、それがこじつけの理由だとすぐさま気がついた。そんな理由いらないんだよ、good feelingだと思うなら受ければいいじゃん、とすぐさまむっちゃん先生に紹介をお願いして申し込みを済ませた。

複数人で受講した方が面白いかなと思ったので、Twitter で一緒に行きたい人がいないか聞いてみたところ、すでに受講済みのユキノコさんが手を挙げてくださったので、一緒に行くことにした。もう一名、受講済みの方が手を挙げてくださったのだが、都合が合わず。お2人に限らず、誰かに同行したいと呟く人多数。受講済みの人が同席したくなる講座ってどんな感じなんだろう?と興味はますばかりだった。

診断とトレーニングの流れ

診断はまず過去の診断とその結果に対する本人の見解、今日は何について知りたいかなどのヒアリングを受ける。そしてカラー分類の基本の話、各分類のイメージについて頭に叩き込む。

調和する色がパーソナルカラー。自分自身がぼんやりしたり、自分と色が調和せずチカチカするような色は調和していないということになるらしい。

そこから肌質を見て、そのあと確認と学習のために手にドレープをあて、顔の下にドレープを当てていく。さらにトレーニングで、さまざまな色のフェルトに手を当てながら似合う色か似合わない色かを識別していく。最後にメイク、アクセサリー、ネイルを選び、合わせていき、併せて似合わせのコツを教えてもらった。

診断結果

私は、最初の肌質確認の時点からほぼサマー確定で、転生ということもなく、どサマーだった。

ちなみに以前の診断では冬っぽい色もいけるという話になったのだが、「近づかないで、話しかけないでっていう気分のときに黒を着るといいですね」とアドバイスをもらっており、サマーだけど、近寄りがたい感じを出したいとき推奨だったので、アナリストさんが診断を外していたわけではなく、出したい雰囲気で色を選ぶといいですよという話だったと理解

フェルトを使ったトレーニングは、手を当てたときに調和しているか否かで判断する練習だったのだが、迷ったり間違ったりしたらスギサキさんが助け舟をだしてくれる。調和とぼんやりの識別が難しい。何度か間違えつつも、手元に集まった調和アイテムは明らかにサマーだった。

そこからメイク用品選びで、サマーの色をつけるとやたらと透明感がアップすることを知る。ファンデなしでも顔の色ムラが気にならず半端なく透明感が出ていて驚いた。

最初に手持ちの「透明感は出るがシミが目立つチーク兼リップ」を見てもらって「どのシーズンにも難しい色」と言われたのだけど、その理由もよくわかった。自分に合った色はファンデなしでもちゃんと肌をきれいに見せてくれるのだ。肌をファンデで丁寧に整えたあとでしかきれいに発色しないチークなんて最適ではないということは疑いようもなかった。

アクセサリーも同じで、300円でも調和していればオシャレ度がアップして高級品に見え、調和していなければ300円なりのものに見える。

ネイルやリングは調和していれば、私の場合、指が白くほっそり長く見え、調和していなければ、黄色く固く短く見え、さらに赤い部分が目立って指が紅白になる。

私は、なぜか、パーソナルカラーは顔だけの話だと思い込んでいた。でもそうじゃない、顔以外も含め全身のお肌の話なんだ、と指の色が変わるのを眺めながら考えていた。

また、2色の色に両手を置きながら、手が手前に見えたり奥に見えたり、両手の見え方が違ったりして、錯視だ!と思った。カラー診断って錯視のお話なのか、と気がついた(あくまで私見です)。

質疑応答

診断とレクチャーが終わったところで質疑応答タイムに入ったので、いくつか質問させてもらった。

正装は何色がおすすめ?

紺かグレーで、とのこと。紺は真面目になりすぎて、グレーは事務員になりがちでほかにないかなと思っていたのだけど、診断後、改めて考えてみて、形とか織り・柄で自分の好きな感じに寄せられるのではないかと思ったので、この方向で探してみたい。

眼鏡の選び方?

普段遣いの眼鏡はチャレンジせず王道なきちんとしたものを選び、チャレンジアイテムは安いものを選ぶのがおすすめとのこと。

そして、最近買ったちょっとソワソワする眼鏡や最近の眼鏡試着写真を見てもらい、診断後なので3人で「あー(これは似合わないよね)」となる。

結局、昔から愛用していた白山眼鏡のオーバルを使っちゃうんですよ、という話から白山眼鏡の話題で盛り上がり(白山眼鏡は診断も調整もすばらしいです)、白山再訪&オーバル試着を心に決めたのであった。

この時に何色が似合うと言われたのかはっきり思い出せなくて、書いたnoteの内容確認と併せて教えてくださいとお願いしたら、丁寧に写真付きでご教示いただけて感激😭教えてもらった情報を参考に眼鏡探しに出かけようと思います!

食べ物にたとえると?

ネツイイさんのカラー診断といえば川口すやりさんのレポの「水まんじゅう」が印象的なのだが(詳しくは以下のnote)、同行したユキノコさんが「我々はなんでしょう?」という超ナイス質問をしてくれた。

ちょっとためらうスギサキさんに、「率直に!ぜひ!」とお願いしたところ、率直に回答してくださった。

私自身はなにかというと、「豆腐」だった。すやりさんも私もブルベサマーなのだが、すやりさんの「水まんじゅう」に対して、私は「豆腐」。同じブルベ夏でも全然違う食べ物!と驚いたのもつかの間、すごくうまく表現しているな、と思った。

白くて柔らかい豆腐。豆腐自身は個性は強くないけど、薬味をいろいろ変えても豆腐は豆腐。中庸・バランス・最適みたいなところを目指している、コンセプト「最適化スタイリスト」の私にぴったりなのではないか。

コンセプトと「似合う」が一致ってすごいな?もしかして、そもそも私は「似合う」が好きなのでは?「似合う」とベストパフォーマンスが出せるわけだから「最適」だよね?つまり私にとって「似合う」ってかなり重要な要素なのでは?とそこから自問自答が進む。スギサキさん、カラー以上のものが見えてるのでは?となった。

所感

雑談(色やファッションにまつわるあれこれがメイン)も含め、6時間お話していたのだが、とっても楽しい時間だった。

スギサキさんは絶対音感のように絶対評価で色が見えているんじゃないかと思った。スギサキさんの30歳を過ぎるまで色の違いが見えすぎていて、視力検査の網をくぐり抜け、視力がわるいと判定されなかった(色が薄いところを認識して答えていたらしい)というエピソードやお着物業界でデザイナーさんとしてご活躍だったお話が私にそんな想像をさせた。

一方、私は比較すれば色の違いがわかるという相対評価レベルの色覚の人なので、識別の際は相対評価がいいかもしれないと思った。単体だと似合うかどうか判断できなくても、2つを比べればどちらがよいか、識別ができるのではないだろうか(楽観的憶測)。

さて、診断を終えて、私は人と語り合いたくなったのかというと、ご多分にもれず語り合いたくなったのであったし、誰かのトレーニングについて行きたくなった。トレーニングを受けた方に会ったら、きっとカラー診断のお話を聞いてしまうだろう。

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