見出し画像

伊豆大島0泊2日の旅をしてきた

7月に伊豆大島へ旅してきたので、そのことについて記録しておく。

伊豆大島訪問の経緯

伊豆七島全島訪問をやりたいと思っている。2016年にドルフィンスイムをしに御蔵島に行ったとき、伊豆七島の島巡りをしているという女子二人組に出会って、いいな!と思って以来、やりたいことリストに入っている。

それもあって、昨年の海の日の連休に式根島に行くと決めて、オンラインチケット争奪戦に臨み、朝2時頃まで粘って船のチケット確保した。

しかし、宿が取れず行き先を隣の新島泊に変更、新島-式根島間の連絡船で両島訪問すればいいかと思ったところ、ちょうど島間連絡船の故障で式根島へ渡ることが難しそうなことが判明。さらに連れ合いの仕事の予定が入り、泣く泣くキャンセル、と労多くして功少なしという結果となった。

もちろん、そんなことで挫けたりはしない。島旅手配の意外な難しさに気がつけたのは大変よかった。最初から遠い島を選んだのがミスだったか、ちょっとハードルあげちゃってたな、と思い、今年のやりたいことリストには、島の名前を明記せず、「伊豆七島のどこかの島にいく」とぼんやりと書いた。

島旅準備

「伊豆七島のどこかの島にいく」と決めた時点で、近い島・大きい島を選べばハードルが下がるだろうと考えていた。そこで、竹芝桟橋から最も近く、最も大きい島、伊豆大島に照準を合わせた。

往路は夜便にした。復路は、往復夜とか辛いかな?と思って翌日の昼便にした。0泊ということで、宿の心配はなくなった。あとは行くだけだ。とりあえず上陸すれば今回の旅は成功だ。

直前で、アクティビティ何も考えなさ過ぎでは?となって、レンタカー問い合わせるも空きゼロ。よさそうな1 dayツアーも満席。バスで磯に行って帰るにもちょっと時間的に厳しそう。まあ、元から上陸すれば成功というイベントだし、ということで、バスで移動&港周辺の徒歩圏を楽しむことに振り切った。

竹芝桟橋から大島へ

竹芝桟橋の待合室で待っているときに、島民控室なるものがあることに気がつく。観光目的の私と違って、島民にとって船は生活するための重要な移動手段だよねえ、などと思う。

船に乗り、御蔵島に行った時か帰ってきた時か、東京湾から見る東京とレインボーブリッジのライトアップがすてきだったな、と思って、部屋に荷物を下ろしたあとは夜景を見に甲板へあがった。夜景はキラキラですてきだった。

客室の中は我々ともう一名だけだった。思ったよりもすいていた。以前も乗ったことのある船室だったので、多少周りの物音が聞こえるものの、夜は消灯されるため、普通に気持ちよく寝られた。

大島にて

出発後に知ったのだけど、大島には岡田港と元町港の2つ港があって、どちらに到着するかは直前に決まるらしい。到着したのは岡田港。周辺にお店がないことを直前の検索で把握していたので、船に合わせて出発するバスでもう一つの港、元町港へ向かった。

早朝からやっているお店で朝ごはん。特別美味しいわけではないのだけど、早朝からやっているというだけでありがたい。

大島名物べっこう丼


朝ごはんを食べたあとは早朝からやっている愛らんどセンター御神火温泉へ向かう。途中虹が見える。虹を見ただけでラッキーと思うタチなので、これだけで島旅は大成功だったなと思った。

虹がきれい


愛らんどセンター御神火温泉は温泉だけではなくて、25mプールがあって、温泉料金だけでプールも入れてしまう。

お風呂で汗を流して温まってからプールへ。早朝から競技ガチ勢が練習している横で、ゆるゆる遊んだり泳いだりして過ごす。

ガチ勢とは別に泳ぎが上手いおじいさんがいた。おじいちゃん泳ぎ上手いなあと思って水中でみてたら(今思うと大変失礼なことである)それに気が付かれたのか、声をかけられた。

引退前はプールの先生だったらしい。次はトウシキ(遊泳場)でシュノーケリングしたいなんていう話をすると、ドロップオフ(島の言葉での表現を教えてもらったのだが、覚えておらず)までの距離が短くいい磯だと教えてもらう。次回は潜りたいと志新たにする。

お風呂から上がってアイスを食べてくつろぐ。ここまで楽しんでまだ10時。

私的風呂上がりアイスといえばジャイアントコーン

元町港に戻り、お土産もの屋さんをうろうろ。立ち寄ってテイクアウトしたGreen tights coffeeさんのアイスコーヒーがめちゃくちゃ美味しい。思わずおかわりを購入したうえに豆も購入。

バスがきたので本日の出港地、岡田港へ向かう。間違えないようにちゃんと案内が出ててありがたい限り。

本日の出港地は岡田港

港の近くのお店でランチを食べる。大島観光はこれでおしまい。

岡田港から竹芝桟橋へ

帰りの船は安い船室が取れずちょっとお高い一等室だったのだけど、これがとてもよかった。ドアが閉まるので静か。涼しい。窓から海が見える。おかげでかなりぐっすり眠ることができた。

快適な一等室
窓から外が見える

移動の途中、甲板に上がると、宴会をしてる人やアナログゲームをしてる人がたくさんいて、楽しそうだった。甲板の宴会、昼便の醍醐味かもしれない。

旅をおえて

ゆるっとした旅はとても楽しかったと同時に、船の確保、宿の確保、移動手段の確保など、伊豆七島の島旅の準備は思っていたよりも手間がかかるものだということに気がついた。

思い返してみると、前回の御蔵島では宿とアクティビティ、移動手段の確保が一体化していたので、あとは船をおさえるだけというらくな状況だったのだなと思う。次は宿と船セットのツアーを選んでもいいのかもしれない。

別の島にも行きたいけど、大島は楽しかったし、トウシキ海岸で潜りたいので、もう一度行きたい。残暑を楽しみに行くか、来年の春に行くか、悩んでいるところである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?