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COMME des GARÇONS COMME des GARÇONSのセーターを買った(中)

COMME des GARÇONS COMME des GARÇONSのセーターを買った話について書き始めたら長くなったので、買う前の話(上)と買った時の話(中)、後日談(下)として3回に分けて投稿している。(上)はこちら。

買った時の話

2021年の年の瀬に買い物に出られるチャンスを得たのでコムデギャルソン 丸の内店を訪問した。青山店に行く予定だったが、他に買いたいものがあったため、まずは有楽町に行き、そこから青山に行こうとしたところ丸の内に店舗があることがわかったので、まずはそこに行くことにした。有楽町ならドーバーストリートマーケットに行ってもいいのでは?とも思ったが、ギャルソンの服だけを見たかったので丸の内店にした。

黒パンツとバックパックいいのあるかな、くらいの気持ちで行ったのだが、そこでにすごく好きな色味のニットを見つけてしまった。

青にさりげなく赤い糸が混じっていて、ニットと言っても上品なハイゲージではなく、かと言ってざっくりとしたローゲージでもない、ふんわりとしたフェルトのような素材。

色の不均質さとか、素材の風合い、オリジナリティの高いテキスタイルとかが大好きなので、見た瞬間にかなりツボに入り、当然のことながら、試着させてもらうことにした。

先日新宿の伊勢丹のコムデギャルソンに寄った時は一見普通だけど手に取ると奇抜、でも着るとしっくりくるというアイテムだったので、今回も手に取ったら驚くような形状をしてるのかなと思ったらそんなことはなかった。ごくごくふつうのかたち。でもすごく特別なつくりをしている。ふくらみのないストレートで少し長めの袖、脇もくびれがなくストレート、袖にも裾にもゴム編みがなく、襟もフラット。

着てみるとサイズもぴったりで、定番で毎年出ているというものではなさそうだったし(確認しなかったので自分の思い込みかもしれない)、これを買わなかったらたいそう後悔するであろうと確信したのでので、早々に購入を決めた。

買ってからこれはCOMME des GARÇONS COMME des GARÇONSというラインであり、川久保玲さんが変わらず好きなものの基本エッセンスの表現だと知り、なるほどベーシックだけどオリジナリティのあるものが好きな私が好きそうなアイテムだと思った。

このセーターのすごいところは勝負服にも野良着にもなるところである(勝負服と野良着の定義に関するツイートはこちら)。勝負服の黒いパンツにも、野良着のベージュのパンツにもたいそうよく合う。しかし、野良着を着て遊ぶときにこのセーターをダメにしたくないという気持ちが勝つので、もう少しよれてから野良着として活用したい。

これを日々着ながら、小学生の頃みたいだなと思ったり、こういう勝負服から野良着までカバーできる服を求めていたんだなと思ったり、今後も広いTPOをカバーできるかどうかは買い物の際に着目したい、などと考えている。

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