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パターンオーダーシャツを作った

シャツをオーダーすることにした

どうにもイメージにピタリとくる白シャツに出会えない。自分的にシャツに求める要件はかなり明確になっているわけだし、もうオーダーも手なのでは?となり、シャツのパターンオーダーをした。

かっちりしたスーツ用ではないシャツも扱っていそうな店を探して(扱っているのかもしれないけど、オンラインでみただけでは判断できなかった店は除外した)、予約を入れた。

おしゃれ番長にシャツオーダー


お店に行くと、青地のスリーピーススーツ、多角形のカラーレンズの入った眼鏡にチェーンをつけているおしゃれ番長(=ファッショニスタの自分的最上級誉め言葉)がお出迎えしてくださった。おしゃれ番長がオーナーであることを知るのは退店時の話である(退店時に名刺をもらって気が付いた)。

パターンオーダーについての説明を受け、生地選定が始まる。メールで「ご相談だけでも」ということだったが、自分的にはもうオーダーすると決めているし、ネットで見て、たぶんこれだなって思っていたニット生地をおススメされたので、生地はあまり迷わずに決めた。

2階に上がって採寸。左の肩が1cm長いですね、と言われる。知らなかったので驚く。肩の長さに合わせて左の袖の長さを1cm長くすることに。肩は広く、ウエストは細いのでたしかに既製品合わないかもしれませんね、などと話をする。試着用シャツを着て、サイズ感を確認。「どういうお仕事をされているんですか?」と聞かれて答えると、「そういうお仕事をされている方だと○○の方とお仕事することもありそうですね」と返ってきて、なぜそれがわかるんですか?と驚かされる。接客のプロフェッショナルだなあと感嘆。

1階に戻って襟の形、袖の形、前立て、ボタンについて決める。刺繍も入れられるけど今回はなしで。支払いと受け取り日の予約を入れる。「(どういう仕上がりになるか)ドキドキします」「気に入っていただけるといいのですが」などと会話して終了。

シャツの受け取り

5週間後の受け取りの日のおしゃれ番長はジャケット、パンツに白ニット。眼鏡なし。しかし、やはりおしゃれ番長。

仕上がったシャツを実際に着てみる。当然のこととはいえサイズぴったり。伸縮性のある生地を選んだので、とても動きやすい。なぜかほっそりしてみえる。ひんやりして気持ちい素材。

胸が思ったより目立つかな、と呟いたら、次に作るときは調整可能ですよ、とのこと。お客様(私の話ではなく、お客様一般です)とは長い付き合いをして少しずつお客様の好みを聞いて調整していくんです、といった趣旨のことをおっしゃっていたように思う。

そして二枚目の注文をした

そして、このシャツを受け取ったその日に、先だってからずっと探していた紺色のリネンシャツも注文した。

なぜ発注しようと思ったのか。同じ質の布で普通にお店で買うと、オーダーより高いものはざらにあると思ったから。高くてサイズも合わない服より自分サイズで良質のシャツを着たいと思ったから。

そして、たぶん、行きつけの店を持ち、少しずつ調整して、そこにいけば安心して好みのものを作ってもらえるようになる、というのはいいなあと思ったから。接客の雰囲気も好きなんだと思う。

衣類のオーダーに求めることは人それぞれだと思うのだが、このお店はどうやら私の好みに合っていたようである。

今回受け取った白いシャツを着て、胸が目立たない中世中性的な雰囲気になるシャツが好きなんだと気が付いたし、リネンシャツは羽織用なので、すこしゆったりしたつくりでお願いした。リネンシャツの仕上がりを楽しみにしている。

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