【Grasshopper × Python】正n角形作図プログラム
目的
Grasshopperを用いて、正n角形(nは小数も可能)を作成する方法を解説します。GHPython(PythonのGrasshopperバージョン)というプログラミング言語を用いて作成しています。
Process
GHPythonを用いて、以下のように繋いでください。
また、GHPythonについては、
start:point3D
vec:vector3D
ax:vector3D
上記の型に変更しておいてください。
*右クリックで変更できます。
今回、正n角形の定義を、
「内角が360/nで、全ての辺・角の長さ・大きさが等しいこと」
とします。
rsを宣言します。
開始点を現在の点と定義します。
出力用のリストを作成します。
forループで100手先まで、
ベクトルを回転 → 点を配置
を繰り返します。
元の位置(次の開始点)に戻す定義をし、現在の点とベクトルをappendします。
*appendとは、リストに格納するモジュール。
ここで、ひと工夫!
nがどの値であっても100手先まで計算させる必要はありません。
移動した点が原点に帰ったら終了と定義します。
こうすることで計算量を減らすことができます。
*例えば、3角形を100手先まで計算するのではなく、3手で完結させることができます。
完成です!
今回の正n角形の定義は小数点にも対応しています。
下の図は、正2.3角形です。
パラメトリックに変化させることで、意匠的なデザインを描くことができます。
下の図は正5.1角形ですが、よく目を凝らせば何か見たことある形かもしれません。(想像は無限大)
おわりに
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