【Excel VBA】1.繰り返し処理・平均計算
目的
本資料では、Excel VBA(マクロ)で繰り返し処理と平均計算の方法を説明します。
* Excelは2022年度版を使用しています。
* 開発タブがない場合は、「ファイル>その他>オプション>リボンのユーザー設定」から開発タブにチェックを入れてください。
多くのヤング係数を求めたい!
大学の研究において、膨大な量のデータを扱うことはよくあります。以下の写真のように、降伏応力と降伏ひずみから多くのヤング係数を求めたい…これに似た場面が多々あります。そこで、マクロにより計算を行います。
繰り返し処理のマクロを作成します
開発タブからマクロを選択します。選択するとマクロが開かれるため、マクロ名を入力し、作成をクリックします。今回は、マクロ名をyoung_modulusとします。
作成後、マクロのウィンドウがアクティブにされます。
そしたら、変数を定義します。今回は、変数をiとするため、Dim iと入力します。
Dim i入力後、改行してForで2~12まで繰り返します。
そしたら、以下の写真のように降伏応力/降伏歪みとなる式を入力します。ここで、3はC、4はDを表します。
入力後、実行ボタンもしくは、F5キーをクリックすると、値が出力されます。
応用1 小数点以下の桁数を揃えよう!
分かりやすくするよう、アポストロフィを打ち小数点1桁を指定と入力します。そして、以下の写真にある通り、ヤング率のセルをSelectし、実行したいコードを入力します。
応用2 平均値を計算してみよう!!
応用1と同様に、平均値計算と入力します。今回の変数jは3~5(C~E)となります。以下の写真にある通り、コードを入力すると平均値を出力します。
ここまでできれば本日は終了です。お疲れ様でした!!
おわりに
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