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コネクティビティなくしてDXは進まない
こんにちは。デジテックfor YAMAGUCHI運営事務局のもんじゃです。
山口市一の坂川はホタルが全盛期です。
梅雨入りしてしまいましたが、ホタルにとってはとてもいい気候なようで、幻想的な世界を楽しめるいい時期です。
行ってみると、人出も結構多く、皆さん写真を撮ったり、ゆっくり散歩がてら楽しんでいます。
ただ、ここ意外と車がよく通るので、定期的に現実に戻されてしまいます。
山口県のデジタルコミュニティ「デジテック for YAMAGUCHI」には、現在多くの会員が集まり、勉強や交流を行っています。
そんな中、他の会員にご自身の取組や関心ごとを知ってもらうべく、会員がイベント等を企画・運営できる「デジテック・ミートアップ」という制度を設けています。
今回この制度で、様々なDX推進のサポートを行うINDUSTRIAL-X(インダストリアルエックス)さんがセミナーを開催しました。
テーマはデジタル環境Wi-Fi
今回のセミナーは、Wi-Fiなどデジタル環境整備のお話が中心と聞いていたので、少し専門的なのかな、と勝手に思っていました。
始まってみると、DX推進全般の多くの方に関係のあるお話 → デジタル化を進めていく上でのポイント → 機器のネットワークへの接続のしやすさである「コネクティビティ」はデジタル全般に影響する重要なもの、と流れるように説明いただきました。
ポイントが絞られていたため、環境整備に関わりが薄い私にも分かりやすい内容で助かりました。
DX推進
国はデジタル田園都市国家構想を掲げ、デジタルにより地方格差の解消を進めていこうとしています。ただし、都道府県は待っているだけでその恩恵を受けられるわけではなく、官民、住民みんながデジタルをしっかり活用していかないと、格差はいつまでも解消しません。
そんな中、一つの参考として示されたのが野村総研が毎年出す「地域ごとのデジタル度の状況」です。
4つの指標(項目)をスコア化し都道府県別に順位付けして表しています。
ネット利用
地域の方々がどの程度インターネットを利用しているか
デジタル公共サービス
デジタルに関する行政サービスがどの程度利用されているか
コネクティビティ
光ケーブル、無線Wi-Fi等通信環境、スマホタブレットの普及状況
人的資本
地域の方のICTのスキル
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そうなると気になるのは当然山口県の順位。さあ、何位?
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・・・33位
まぁこんなものでしょうか。
山口県の都道府県コードは「35」なのですが、なぜか様々なテーマの県別ランキングはこの近辺に収まることが多いような。。。
なので、順位を見たリアクションはこうなってしまいます。
ただ、このデジタル度で見ると、年々、国内のデジタル格差(首位と最下位の差)は徐々に縮小してきています。全体的に各地でデジタル化が進んでいることが考えられます。
そして4つの項目の中でも大事なもの、基本となるもの、それは「コネクティビティ」
つながらなかったらネットも利用できないし、サービス提供もできないため、コネクティビティのスコアが他の項目に影響を与えるということで。
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無線LAN(Wi-Fi)
今回のセミナーはインターネットとのコネクティビティの中でも、Wi-Fiに着目したお話です。
Wi-Fiを含む無線LANを 導入している企業の割合は約8割。
個人的には結構多いなと思ってしまいましたが、デジタル化まだまだ進めていきたい。
具体的に進めてほしい業種は
Wi-Fiの導入、さらには良質なWi-Fiが必要な業種、それは宿泊業だと強調されました。
なぜでしょうか。
それは単純に、泊まる側に立った場合、ホテルを選ぶとき、特にビジネス目的でホテルでも仕事をしようという場合「Wi-Fi環境」がないところ泊まりますか?ということにつきます。
確かに、出張先ではスマホもWi-Fi利用するし、自分でネット予約しようとするときに、口コミ欄に「Wi-Fiない」「Wi-Fiつながり悪い」”☆1つ”と書かれていたらどうでしょう。他のところにしてしまいそうです。
ましてオンライン会議をする方は、Wi-Fi無し→そのホテルは対象から外れてしまうでしょう。
コロナ禍で大変な苦境に立たされた宿泊業。
アフターコロナに向かって、外国人観光客の急回復やオンライン会議が定着し、ますますコネクティビティ需要が増える中、今のままで大丈夫か、という見直しが継続して求められそうです。
備えはいかがでしょうか
うちは導入しているから大丈夫!
いや、導入すればいいというものでもないそうです。
主な注意点として
・ちゃんと建物内の主要な場所をカバーできているか
・速度や同時接続アドレス数を考慮しているか
・パスワードなしで接続できるようになっていないか(セキュリティ)
他にも、お客さんが使用する回線とクレジットカード決済回線が一緒になっている事例や、古い機器が間にあることで十分な速度が出ない事例、セキュリティが脆弱なネットワーク機器を使い続けることのリスクなどが紹介されました。
どう備えたらいいでしょうか
まず、何をすればいいですか?
ネットワーク関係がどういう状況になっているかを把握することが重要です。
図面等をしっかり残しておきましょう。
そうすることで古い機器の特定や、より効率のいい配置の検討をしやすくなり、後々のコストも変わってきます。
費用面が不安なんですが?
全体のルーター数が多ければいいというものではありません。お願いする業者さんに、最小限のアクセスポイントで全てをカバーする方法や、優先順位なども検討しておくと費用を抑えられます。
知っておくといいキーワードはなんですか?
「Vlan」:1つの回線でお客様用と従業員用を分けることができる機能。
「Wi-Fi5」:Wi-Fi6、7等新しいものが出ているがまだ高価なので、今選ぶならWi-Fi5でOK。
「11ac」:今でも快適に使えるアクセスポイントだそうです。(詳しいことはわかりませんが。。。)
さいごに
冒頭、専門的な話ばかりじゃなかったと言いながら、この記事が後半、専門的な話になっていることお詫び申し上げます。
セミナーでは、終始あまり難しい言葉は使われずに、今後DXを進めていく上で気にしておいてほしいこと、その基本がコネクティビティであり詳しくはWi-Fiに関すること、ということを詳しく学ぶことができました。
詳しくはぜひ動画をご覧いただければ幸いです。
こうした様々な会員が所属し発信いただくことで、デジテックのすそ野も広がっていきます。コンタクトを取りたい場合は運営事務局まで。
次回のミートアップイベントもご期待ください。
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