(11) 白丸調整池ダム - まさかの事態II
東京都のダムカード「小河内ダム」と「白丸調整池ダム」の2つを一気の制覇しようと奥多摩に来たものの、小河内ダムのダムカードが品切れになっていた。
失意の中奥多摩駅に戻り、JR青梅線白丸駅に移動した。絵にかいたような田舎の無人駅であった。
白丸駅からは国道411号線を東に進むことになる。歩道もなく、路肩も狭く、交通量も多いので少し危険な道のりとなる。
15分ほど歩くとトンネルの手前が少し直線区間になるので、そこで道を渡りダムを目指した。
少し歩くと、魚道入り口に到着する。これは白丸調整池ダム魚道で、地下深くらせん階段を降りたところのトンネルに人口の川を作っている。
実はこの魚道、実際見ることもできるのだが、私は「後で寄ろう」と思ったまま、この後寄り忘れて帰ることになる。
魚道付近の階段を下りるとダムが見えてくる。
白丸調整池ダムの特徴は東京都「交通局」の持ち物であるということだ。建設時期的に浅草線の開業に合わせて電力を確保しようとしたものと思われる。
ハイキングコースのような階段を降りるとダムの上部を歩くことができる。この日もハイキング感を漂わせた人たちが歩いていた。ダム自体はかなり小ぶりで、以前訪れた「道志ダム」と雰囲気はよく似ていた。
魚道のことを忘れ、なぜか「これでヨシ」とダムを後にしてダムカードを受け取りに向かった。
実はこの白丸調節池ダムのもう一つの特徴は、「ダムカードを温泉施設で受け取れる」ところにある。ダムカードを配布する温泉施設「はとのす荘」に向かった。
ダムカードを獲得して、ついでに温泉に入った。温泉は露天風呂も備えており、とても清潔でいいお風呂だった。
帰りは鳩ノ巣駅から帰宅した。
しかしなぜ魚道をスルーしてしまったのだろうか・・・
(次回へつづく)