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(6) 三保ダム - なんか幻想的なダム

今回は三保ダムに向かった。
三保ダムの最寄り駅はJR御殿場線の山北駅であるが、結局同じバスに乗ることになるため、小田急線の新松田駅から富士急湘南バスで富士急湘南バスで「丹沢湖」バス停に向かった。

新松田駅の駅舎


ちなみに訪問当時、このバスはGoogleの経路検索に出なかった。当初焦ったものの、調べれば時刻表などが出てきた。まだGoogleでもわからないことがあるようだ。
新松田駅から約45分、山道から視界が開けると、目的地の丹沢湖にたどり着く。丹沢湖は今回の目的地えある三保ダムのダム湖のことで、バス停はダムに隣接している。
バス停から近いため、まずはダムカードを入手しに「丹沢湖記念館」に向かった。

丹沢湖バス停、バスの本数が少ない
バス停近くの案内板、「丹沢湖」は三保ダムのダム湖の名前
ちらっとダムを覗き見してダムカードをもらいに行く

丹沢湖記念館は前回訪れた「津久井湖記念館」よりも少し新しい見た目をしている。こういう形でその当時の建築のトレンドを探ることができる。
受付でダムカードを入手した。

丹沢湖記念館
こういう蛍光灯で後ろから照らした看板、最近減りましたよね
三保ダムのダムカードをもらいました

丹沢湖記念館を後にして、三保ダムに向かった。

ミホダム入り口の石碑

記念館からバス停方面に戻ると、ダム上部への入り口がある。」
ダムの上部に入り、上流側を見ると、三保ダムのダム湖「丹沢湖」が見える。入り組んだ地形の間を島や橋がつらなり、独特の風景を作り出している。

三保ダムの上部、この日は薄曇りで幻想的な写真が撮れた
丹沢湖の風景、島や橋が見える

ダム上部を奥に進むと、コンクリートのゲートが見えてくる。
三保ダムは岩を積み上げて水をせきとめる「ロックフィルダム」であるが、右岸側はコンクリートで作られたゲートと大規模な吐水口が設けられていることが特徴となっている。

ゲート部分の全景
ゲートの上部

ゲートから引き返し、左岸側のロックフィルダムになっている部分に戻る。下流側を見下ろすと、草で覆われたロックフィルダム特有の光景に、道がジグザグに通っている。ここから下流側に降りた。

下流側を見下ろすと、道がジグザグに通っている
上部から下流側、ここからダムを「降りる」ことができる
草の中を葛折の道が続く

ダムを降りて行くと、ダムや道路などの人工物と、草や花などの自然が織りなす独特の無機質な風景が広がる。

カーブの内側に小さな休憩所があった
最下部からダム上部を見る、かなり高さがあることがわかる

坂を下り終えると公園のような広場に入り、下流側から右岸のゲートに向かって道は進む。

下流側から見たゲート
ゲート側にはこれ以上近づけない

歩道は途中で二分し、片方はゲート手前まで、片方は下流側にある橋までつながっている。
この橋はどうやら「田中賞」という賞を受賞した橋らしく、プレートが貼り付けてあった。

下流側の橋とゲート
田中賞のプレート

橋の上からゲート側を見上げると、ロックフィルダムらしからぬ、重力式ダムのようなゲートが見える。ゲートと、丘陵のようにみえる堤体の間にある通路もあいまって、存在感が凄まじい。

三保ダムのゲート、写真右側にゲートとロックフィルの接合部が見える。
作業用通路が横に長い

橋から下流に進み帰路に向かう。私がいたのは、どうやら「ダム広場」と呼ばれる場所のようだった。

ダム広場を後にすると、ここからは怪しいトンネルと狭い道、そして虫の気配にさらされながらバス停を目指した。

途中振り返ると、ダムの全景を確認することができた。右岸側のロックフィルダむ特有の草原と、左岸側のゲートを組み合わせた独特な形状を確認することができる。

遠くから撮ったダムの全景。

ここから直線でバス停にたどり着くことができます。

熊木ダム、玄倉ダムについて

今回行った丹沢湖記念館では、三保ダム以外に、同じ酒匂川水系の熊木ダムと玄倉ダムのダムカードを配布している。

しかし、ダムに行く県道が土砂崩れで使えなくなってしまったため、今回は入手することができなかった。

今回寄ったところ

訪問日:2019/6/1

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