(13) 八ッ場ダム - 湛水前の記録
依然として有給が余っていたので、八ッ場ダムの「ぷらっと見学会」に行くことにした。
八ッ場ダムへは、JR吾妻線の「川原湯温泉駅」から徒歩で向かうことになる。
駅から「ぷらっと見学会」の会場までゆるやかな上り坂を30分ほど登ると、会場が見えてくる。
会場にはテントが張られていて、国土交通省の職員の方が受付をされていた。会場で早速ダムカードとスタンプラリーのカードをもらい、国土交通省の方の説明を聞いた。
ダムが見えるところまで移動し、ダムの説明を受けた。訪問した日は、ちょうど上部にある余水口ゲートの取付が進められているところであった。
その関係で、この日からダム堤体を間近で見ることができなくなったそう。とても残念だった。
ダムと逆側に目を向けると、かつて道や線路だったと思われる地形がまだ残されていた。
元々の見学会では、ここからバスに乗り、ダムの真下まで行ける予定だったのだが、先の通り工事が進んでいけなかったため、スタンプラリーを埋めてもう一枚のダムカードをもらいに行くことにした。
もう一枚のダムカードは「道の駅八ッ場ふるさと館」でもらえるのだが、道中、八ッ場大橋などからダムの建設現場を少しずつ撮影しながら進める。
見学会は、上の写真で「なるほど!やんば資料館」より少しダム側にある。まずは八ッ場大橋を渡り、「やんば見放台」を目指した。
八ッ場大橋の上部からダム方向を見ると、ダムを正面から望むことができた。
ダムから上流側に目を向けると、ダムに沈む直前の道路や線路がそのまま残されていた。かつてはその間に建物が並んでいた。と思われる、なんともいえない気持ちになる。
橋を渡り、少し下流側に移動すると「やんば見放台」に到着する。ここは、ダムを見るための展望台施設となっている。
おそらく湛水後もここからダムを見下ろすことができる。
見放台を後にすると、ダムカードをもらいに道の駅を目指すことにした。再び上流に向かう。
八ッ場大橋よりも上流に行くと、「不動大橋」が見えてくる。そしてここにも過去の鉄道橋や道路がそのまま残されている。
事実として、これらの風景は半年もしない間に湛水試験で沈むことになる。。。
しばらくすると道の駅に到着し、ダムカードを入手することができた。
本当はダムより下流にも行ってみたかったが、エネルギーが持たず、そのまま帰宅することとした。
訪問日:2019年6月25日
※今回は訪問場所の地図がすでに載っているので割愛します。