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宿が高すぎるニューヨーク、金網張りの部屋から1日で退散【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】
第11回
携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。
第1、3、5金曜日更新
<著者:山根康宏>
宿代の高いニューヨーク。安めの宿を予約するも、1泊したらギブアップして翌日を放棄してしまったというお話。もうマンハッタンに泊まるのはやめよう...
旅先の宿の予約は、事前にホテル予約サイトでじっくりと調べてから宿を選定している。普段自宅で執筆のお仕事をしていて、アイディアに行き詰ったときなどは仕事から逃げるためにBooking.comで部屋を探して息抜きする、なんてことも多い。その息抜きが気が付けば半日、なんてこともあるのだが、なるべく安くて快適な部屋を探そうと思うと、宿選びもついつい長い時間をかけてしまうのだ。
スマートフォンやPCなどの持ち物が多く、夜は部屋に籠って仕事をしたいことから必ず個室を取るのだが、宿代が元から高い都市ほど一人部屋の値段も割高だ。ニューヨークもそんな都市で、マンハッタンの宿はどこも高い。ニューヨーク行きが決まるたびに、Booking.comを開いては頭を悩ます毎日が続くのだ。
そんなことから2016年8月頭のニューヨークの宿も悩みに悩んだ結果、今回はチャイナタウンエリアにある格安宿を取ってみることにした。格安と言っても1泊80ドル。しかしこの時期の相場としては安い方だ。だがこの宿が行ってみたらかなり辛いところで、2泊予約したものの1泊だけでギブアップ。2泊目は放棄して別の宿を取ってしまった。Booking.comの評価にはいろいろ書かれていたものの、そもそも自分のような人間が泊まる場所ではなかったのである。
↑チェルシーマーケットでロブスター。食事は楽しいものの、宿代がつらいニューヨーク
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